2024.05.14更新

インビザライン矯正中に口内炎ができたらどうしたらいい?対処法を解説

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン治療中に口内炎ができた人

インビザラインは、装置が透明で目立たないという点が人気の矯正方法です。歯に目立つ装置をつけないので、従来の矯正方法と比較して違和感や痛みが少ないという特徴もあります。

とはいえ、歯に異物を装着するので、お口のトラブルが起きる可能性はあります。

今回は、インビザライン矯正中に口内炎ができた場合の対処法や、口内炎を予防する方法について詳しく解説します。

口内炎とは?

口内炎ができた人

口内炎とは、口の中の粘膜に起こる炎症全てを指します。いくつか種類がありますので、ご紹介します。

アフタ性口内炎

最も多く見られる口内炎です。境界がはっきりとした表面が白色、もしくは黄白色の小さい潰瘍で、周りが赤色になった状態です。

頬の内側・舌・唇の裏・歯ぐきにできやすく、痛みがあり食べ物がしみます。放っておいても1〜2週間程度で自然に治ります。

ストレス・寝不足・栄養不足などによる免疫力の低下が主な原因で、口の中にできた傷に細菌やウイルスなどが感染すると悪化します。女性の場合、生理前や妊娠中など、ホルモンバランスが乱れる時期にもアフタ性口内炎ができやすいです。

カタル性口内炎

物理的な刺激によって起こる口内炎です。口の中の粘膜が赤くなったり、水疱やひび割れなどの症状が見られます。アフタ性口内炎のようにはっきりと目立つわけではなく、全体的に赤く腫れるので口内炎だと気がつかない場合もあります。

刺激の強い食べ物がしみたり、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。

入れ歯や矯正装置、食べ物などの物理的な刺激によって傷ができ、そこで細菌が繁殖することが原因です。疲れている時や風邪をひいている時など、免疫力が低下した際に発症しやすくなります。

ウイルス性口内炎

ウイルスが原因で起こる口内炎です。子供に多いのが特徴で、免疫力が低下している際に発症しやすいです。

激しい痛みや発熱・倦怠感などが現れるため、小児科を受診しましょう。

カンジダ性口内炎

カンジダというカビの一種が口腔内で増殖して起こる炎症です。頬の内側や唇の裏側に、白い薄皮ができるのが特徴です。剥がれた部分は赤くなり、周囲も赤く腫れることがあります。

免疫力の低下や薬の服用により、常在菌のバランスが崩れることで発症しやすくなります。

インビザライン矯正中に口内炎ができる原因とは?

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正中にできる口内炎は、カタル性口内炎が多いでしょう。一般的に発症頻度の高い、アフタ性口内炎ができることもあります。

インビザラインは従来からあるワイヤー矯正と比較して、粘膜部分に装置が触れにくいため、矯正中に口内炎になる頻度は低いでしょう。インビザラインの他にもマウスピース矯正のブランドはありますが、インビザラインのマウスピースは特に粘膜に触れる部分が少ないです。

とはいえ、口内炎に全くならないわけではありません。インビザライン矯正中に口内炎ができてしまう原因は、以下の通りです。

・マウスピースの縁が粘膜に当たる
・アタッチメントが粘膜に当たる
・口腔内やマウスピースが汚れている
・免疫力が低下している

それぞれ解説します。

マウスピースの縁が粘膜に当たる

インビザラインのマウスピースは、一人一人のお口の状態に合わせて作られています。

しかし、マウスピースの形態などにより、縁の部分が粘膜に当たってしまうことがあります。唇の裏側や頬など、マウスピースがよく当たる部位に口内炎ができる傾向があります。

アタッチメントが粘膜に当たる

インビザライン矯正をする際に、歯にアタッチメントというプラスチックの突起を取り付ける場合があります。矯正力を調整したり強めたりする目的で取り付けられます。

インビザライン矯正中は1日のほとんどの時間マウスピースを装着して過ごすため、マウスピースがアタッチメント覆って刺激になることはありません。

しかし、マウスピースを外しているときにアタッチメントが粘膜に当たると、口内炎ができることがあります。

口腔内やマウスピースが汚れている

歯みがきの際はマウスピースを外すことができるため、従来の矯正方法と比較するとお口の中を清潔に保ちやすいです。口腔ケアやマウスピースの洗浄を丁寧に行っていれば、口内炎になることは少ないでしょう。

しかし、ケアを怠ったりマウスピースが汚れている場合には、口内炎ができやすくなるので注意が必要です。

免疫力が低下している

栄養・睡眠不足、ストレスなどにより免疫力が低下していると、口内炎ができやすくなります。免疫力が低下している状態で粘膜に刺激が加わると、口内炎ができるリスクが高くなります。

インビザライン矯正中に口内炎ができるのを予防する方法

インビザラインのマウスピースを清潔にしているイメージ

物理的な刺激に加えて、口腔内で細菌が増殖したり免疫力が低下したりすると、口内炎ができやすい状態になります。口内炎ができるのを予防するためには、以下の内容に注意しましょう。

装置が粘膜に触れる時は歯科医師に伝える

インビザライン矯正を始めて、マウスピースやアタッチメントが粘膜に当たる場合は歯科医師に相談してみましょう。矯正治療に影響のない場所であれば、研磨して調整するなど、粘膜に当たらないようにできる場合があります。

口腔内やマウスピースを清潔に保つ

毎日の歯みがきを丁寧に行い、マウスピースの洗浄も必ず行うようにしましょう。アタッチメントがついている場合は、汚れが溜まりやすいので注意して磨いてください。

睡眠や休息、栄養をしっかりとる

免疫力が低下していると、口内炎ができやすくなります。睡眠や休息、栄養をしっかりとって免疫力を高めましょう。

ストレスも免疫力を低下させるので、趣味の時間を設けたり適度に運動したり、ストレスを溜めない生活を心がけてください。

インビザライン矯正中に口内炎ができたら

口内炎ができて歯科医院を受信している人

インビザライン矯正中に口内炎ができた場合の対処法は、以下のとおりです。

歯科医院を受診する

通常、口内炎の多くは時間の経過と共に自然に治ります。

しかし、矯正装置が粘膜に当たっていることが原因の場合、時間の経過では治りません。歯科医師に状況を診てもらい、必要に応じてマウスピースを研磨するなど調整してもらいましょう。

口内炎ができるとマウスピースの装着をやめたくなるかもしれませんが、外している時間が長くなると矯正治療に悪影響を及ぼします。マウスピースの装着は続けて、早めに受診しましょう。

刺激を避ける

口内炎ができているときに、熱いもの・辛いものなど刺激になるものを食べると痛みがでやすいです。口内炎が悪化してしまうこともあるので、刺激になる飲食物は避けてください。

指や舌で頻繁に触るのも、口内炎が悪化する原因になるのでやめましょう。

口内炎の薬を塗る

1〜2週間で治ることが多いですが、口内炎が辛い場合には口内炎用の薬を塗ることで炎症を抑えましょう。痛みを和らげたり、治癒を早めたりできる場合があります。

歯科医院で処方してもらえる薬の他、市販の薬でも問題ありません。

ただし、物理的刺激が原因の場合は、刺激を取り除かなければいくら薬を塗っても治らないでしょう。歯科医院を受診して、物理的に刺激となっている部分を調整してもらってください。

まとめ

口内炎が治って笑顔でインビザライン治療を再開している人

インビザライン矯正中は、装置が粘膜に当たることなどが原因となり、口内炎ができる場合があります。従来のワイヤー矯正よりは口内炎ができにくい矯正方法ですが、口内炎ができないわけではありません。

口内炎ができた場合は、早く治すためにもまずは受診しましょう。粘膜に触れる部分を研磨するなど、調整を行うことで改善できる場合があります。

矯正治療中は口の中に異物が入っているため、ストレスを感じることが多くなります。免疫力が低下していると口内炎ができやすくなるので、睡眠や休息、栄養をしっかり取って、ストレスを解消することを心がけましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.04.23更新

インビザラインのゴムかけのやり方と注意点を解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン矯正をする女性

インビザラインではゴムかけという処置を行うことがあります。「ゴムかけをする理由は?」「ゴムかけの期間はどれくらい?」など、ゴムかけに関する疑問をおもちの方もいるでしょう。

今回は、インビザラインで行うゴムかけとはどのようなものなのか解説します。ゴムかけのやり方や期間、注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

インビザラインのゴムかけとは?

インビザラインのゴムかけとは何か疑問のイメージ

ゴムかけとは、矯正治療中に歯科医師の指示があった場合に行うものです。自分の歯にボタンをつけてゴムをかける方法と、マウスピースにフックを作ってゴムをかける方法があります。専門用語では顎間ゴムと呼ばれ、上の歯と下の歯をつなぐようにゴムをかけます。

ゴムかけはインビザライン矯正のみに限らず、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などすべての歯列矯正で行われることがあります。

ゴムかけをすると、ゴムの伸び縮みする作用によって歯にさらに強い力をかけられます。歯を動かしやすくなり、マウスピースだけを使用するよりも、歯の移動がスムーズに進む効果が期待できます。

また、歯の水平移動だけでなく垂直移動ができるようになるため、噛み合わせの調整の目的のために使用されることもあります。

インビザラインのゴムかけのやり方

インビザラインのマウスピースを持つ女性

症状によってゴムかけのやり方は異なります。

インビザラインのゴムかけには、おもに以下の4つの種類があります。

・垂直ゴム
・交叉ゴム
・II級ゴム
・Ⅲ級ゴム

それぞれ詳しく解説します。

垂直ゴム

垂直ゴムは、開咬(かいこう)を改善する際に使用されます。開咬とは、奥歯を噛み合わせたときに上下の歯の間に隙間ができて歯が接していない状態のことです。上下の歯に対して垂直にゴムをかけ、ゴムの力を利用して歯を縦方向に引っ張ります。

前歯が噛み合っていないときは前歯、奥歯が噛み合っていないときは奥歯に使用します。前歯同士にゴムをかけるときは目で確認できるため、比較的簡単にかけられますが、奥歯などの見えにくい部分にゴムをかけるときは慣れるまで少々難しく感じるかもしれません。

交叉ゴム

交叉ゴムは、交叉咬合(こうさこうごう)や鋏状咬合(はさみじょうこうごう)を改善する際に使用されます。

交叉咬合とは、下の歯が上の歯よりも外側に出ている状態のことです。鋏状咬合とは、下の歯と上の歯がすれ違って生えている状態のことです。

上の歯の表側と下の歯の裏側というように噛み合わせを跨ぐようにゴムをかけて噛み合わせの改善をはかります。

Ⅱ級ゴム

Ⅱ級ゴムは、上顎前突を改善する際に使用されます。上顎前突とは、いわゆる出っ歯のことで、下の前歯よりも上の前歯が前に出ている状態のことです。

上の歯の犬歯(前から数えて3番目の歯)と下の第一大臼歯(前から数えて6番目の歯)にゴムをかけます。すると上の前歯を後ろに引き下げ、下の歯を前方に出せるため、出っ歯の症状を改善する効果が期待できます。

Ⅲ級ゴム

Ⅲ級ゴムは、反対咬合を改善する際に使用されます。反対咬合とは、受け口とも呼ばれ、上の歯よりも下の歯が前に出ている状態のことです。

ゴムをかける部分は上の第一大臼歯(前から数えて6番目の歯)と下の歯の犬歯(前から数えて3番目の歯)であることが多いです。Ⅱ級ゴムとは逆の位置にゴムをかけることで、逆になっている噛み合わせの改善をはかります。

インビザラインのゴムかけを行う期間

インビザラインのゴムかけを行う期間のイメージ

ゴムかけを始める時期は症状によって異なります。

インビザライン矯正の治療開始から早い段階でゴムかけをスタートする場合もあれば、ある程度歯並びが改善される治療中盤から終半にかけてゴムかけをすることもあります。治療中盤から終半にかけて行うケースが比較的おおいとされています。

ゴムかけを行う期間も症状によって異なります。1ヶ月程度で終わるケースもあれば、半年以上必要になるケースもあるでしょう。ゴムかけを怠ったり、やり方を間違えたりすると、期間が延びることもあります。

ゴムかけを行う期間が気になる方は、担当の歯科医師に確認しましょう。

インビザラインのゴムかけを行うときの注意点

インビザラインのゴムかけを行うときの注意点イメージ

インビザラインのゴムかけを行う時の注意点をまとめました。

ゴムかけを行う際は、以下の点に注意しましょう。

・ゴムかけの時間を守る
・正しい部分にゴムをかける
・毎日新しいゴムに交換する
・ボタンが外れたら歯科医院に連絡する
・予備のゴムを持ち歩く
・ゴムかけが難しい時はエラスティックホルダーを使う

それぞれ詳しく解説します。

ゴムかけの時間を守る

マウスピースと同様に、ゴムかけも1日20時間以上行うように推奨されています。時間を守らなければ、歯がスムーズに動かないことがあり、ゴムかけの期間も当初より延びてしまうこともあるでしょう。

ゴムかけが始まったら、マウスピースの装着とセットで行うように習慣づけ、忘れないようにしましょう。

正しい部分にゴムをかける

どの位置にどの方向でゴムをかけるか決められています。ゴムかけをすることが決まったら、担当の歯科医師からくわしい説明がありますので、必ずその指示に従って正しくゴムをかけるようにしてください。

間違った方法で行うと、本来動かしたい方向とは逆の方向に歯が動いてしまい、治療計画が崩れる恐れがあります。

また、ゴムかけは必ず左右セットで行い、どちらか片方だけつけたり、1日ごとに交互につけたりすることは避けましょう。

毎日新しいゴムに交換する

ゴムは毎日新しいものに交換してください。1日使い終わったゴムは伸びているため、使い続けても歯に適切な力をかけることができません。また、左右の歯に均等に力をかけることも困難になります。

同じゴムを使い回すのは不衛生でもありますので、毎日新しいものに交換しましょう。

ボタンが外れたら歯科医院に連絡する

ゴムかけを行う際、歯の表面にボタンを接着することがあります。このボタンは外れることがあり、外れたときは速やかに歯科医院に連絡し、指示を仰いでください。

予備のゴムを持ち歩く

口を大きく開けたり、あくびをしたりした瞬間にゴムが切れることがあります。外出先で切れても、すぐに付け替えられるように予備のゴムを持ち歩くようにしましょう。

先ほども述べたように、治療の効果をしっかり得るためにはしっかりと装着時間を守ってゴムかけをすることが重要です。ゴムをつけないで過ごす時間が長くなると、それだけ歯も動きにくくなります。

また、どちらか一方のゴムが切れた時は切れたほうだけを交換するのではなく、両方のゴムを新しいものに交換するようにしてください。これは左右のゴムの力を均等にするためです。

ゴムかけが難しい時はエラスティックホルダーを使う

ゴムかけが始まってすぐは、ゴムが適切な部分にうまくかけられなかったり、装着に時間がかかったりすることがあるかもしれません。そのようなときは、エラスティックホルダーを使用するのがいいでしょう。

エラスティックホルダーとは、先端部分にフックが付いたプラスチック製のアイテムです。何度もゴムかけをしていれば徐々に慣れてくるでしょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正では、歯の移動をサポートするためにゴムかけという処置を行うことがあります。症状ごとにゴムのかけ方は異なり、開始時期や期間も患者様によってさまざまです。

ゴムかけを怠ると、計画どおりに歯を動かすことができません。マウスピースの装着時間を守ることはもちろん、ゴムかけの時間も守るようにしましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.04.09更新

インビザラインのマウスピースの正しい洗い方と注意点を解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン矯正をする人

インビザライン矯正では、透明のマウスピースを装着して少しずつ歯に力を加えて、歯並びを整えます。マウスピースは取り外せますが、毎日20~22時間装着することを前提としているため、マウスピースの管理は大切です。

今回は、インビザライン矯正のマウスピースの正しい洗い方や、洗う際の注意点、洗う頻度について解説します。

インビザラインのマウスピースを洗わないと

インビザラインのマウスピースを洗わないとどうなるか疑問の女性

そもそもインビザライン矯正のマウスピースを洗う必要があるのか、疑問に思う方もいるでしょう。「食事や歯磨きのとき以外はほぼ1日中装着するのだから、洗う必要はない」と思う方もかもしれません。

マウスピースを洗わないでおくと、徐々に汚れがたまっていき細菌の温床となります。汚れたマウスピースを装着することで、虫歯や歯周病になってしまうこともあるでしょう。

虫歯や歯周病の治療を優先するため、矯正治療を中断せざるを得ないこともあります。そうなると、動いた歯が後戻りして、初めから矯正治療をやり直す必要があるでしょう。

マウスピースに汚れがついたまま装着していると、口臭の原因になったり着色することもあります。マウスピースは透明であるため、目立ちにくいことがメリットです。

しかし、汚れがついて着色すると白く濁ったようになり、口を開けた際に目立つようになるかもしれません。

マウスピースを洗浄すれば元のように使えるようになればよいのですが、最悪の場合使用できなくなることもあります。不衛生なままマウスピースを放置するとカビが生えることがあります。カビが生えたマウスピースは使い続けられません。

また、歯垢がマウスピースに付着したまま放置し、ある程度の時間が経過すると歯石に変化します。マウスピースに歯石が付着すると、歯石が邪魔してマウスピースが歯にフィットしなくなります。

適切な矯正力がかからなくなるので、治療が計画どおりに進まなくなるでしょう。

インビザラインのマウスピースの正しい洗い方

インビザラインのマウスピースを洗う人

インビザライン矯正を滞りなく進めるためにも、マウスピースを清潔に保つことは非常に大切です。取り外した時がお手入れのタイミングなので、正しい方法でしっかり洗浄しましょう。

マウスピースをゆっくりと取り外す

マウスピースを傷つけると傷に細菌が付着しやすくなります。破損して歯にぴったりと密着しなくなることもあるでしょう。

そのため、力を入れずにマウスピースの先端を持ち上げて、片方ずつ奥歯からゆっくりと外してください。

また、外したマウスピースを保管する際は、専用のケースなどに入れておきましょう。ティッシュに包んだりして放置すると、紛失したり破損したりすることがあります。

指や柔らかい歯ブラシで擦り洗いする

マウスピースを取り外したら、流水を使って指で擦り洗いしましょう。指だけでは取り除けない汚れがある時は、毛先が柔らかい歯ブラシを使ってやさしく洗ってください。

洗浄剤を使用する

マウスピースの黄ばみや汚れが気になる場合は、マウスピース専用の洗浄剤を使用しましょう。洗浄剤は、成分や洗浄タイプによって使い分けましょう。

漂白活性化剤が配合された洗浄剤は黄ばみ汚れに効果があり、酵素が配合された洗浄剤は食べかす由来のタンパク質汚れを分解します。

つけ置きタイプは、製品や汚れ具合に応じて5〜30分程度つけておく必要があります。泡タイプやスプレータイプは、1~5分ほどで洗浄可能です。外出する際に使いたい場合は、泡タイプやスプレータイプがよいでしょう。

マウスピースを乾燥させる

洗浄後、マウスピースをすぐに装着しない場合はマウスピースを自然乾燥させてください。乾燥機などに入れるとマウスピースが変形する可能性があるので避けてください。

また、マウスピースは透明なので紛失しやすいです。マウスピースを保管する場所は決めておきましょう。

インビザラインのマウスピースを洗うときに注意すること

インビザラインのマウスピースを洗うときに注意することイメージ

マウスピースは薄く柔らかいので、破損しやすいです。洗浄する際は以下の点に注意してください。

60度以上のお湯は使用しない

マウスピースを洗浄する際は、必ず水かぬるま湯を使ってください。マウスピースはプラスチックでできているため、60度以上のお湯で洗うと変形する可能性があります。煮沸消毒も厳禁です。

マウスピースは、治療計画に沿って患者さまの歯並びにぴったり合うように一つひとつ作製されています。少しでも変形すると歯が動かなくなることもあるので、洗浄する前に温度を確認してください。

高温にさらされるとマウスピースの変形につながるため、ドライヤーの温風で乾かしたり乾燥機に入れたりすることも避けましょう。

アルコール消毒はしない

マウスピースを除菌したい場合は、マウスピース専用の洗浄剤を使用してください。アルコールを使用すると、マウスピースの変形・変色につながることがあります。

マウスピースを傷つけない

マウスピースは柔らかく薄いため、表面が傷ついてしまうこともあります。歯ブラシを使って磨く時は、毛先が柔らかいもので優しく擦りましょう。

指でこすり洗いする際も力をいれすぎないように注意してください。傷がつくだけではなく、割れてしまうこともあります。

洗浄剤はマウスピース用のものを使用する

洗浄剤には入れ歯用もありますが、マウスピース用とは成分が異なります。必ずマウスピース用を選択してください。

入れ歯用の洗浄剤を使用すると、透明のマウスピースが白濁する可能性があります。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、マウスピースの表面に傷がつく可能性があります。インビザラインのマウスピースは1〜2週間で交換するため、歯磨き粉を使用しなければならないほど汚れることは基本的にありません。

汚れが気になるときは洗浄剤を使用するなど、歯磨き粉の使用は避けたほうがよいでしょう。

インビザラインのマウスピースを洗う頻度

インビザラインのマウスピースを洗う頻度のイメージ

インビザライン矯正のマウスピースは、毎食後に洗浄することが推奨されています。食事の際には必ず外すので、その際に洗浄すると清潔な状態を維持できるでしょう。

外出の際に綺麗に洗浄できないことがあったとしても、少なくとも1日1回はしっかりとお手入れしてください。十分に洗浄できていない状態でマウスピースを装着した時は、洗浄できる環境になった時点で歯磨きとマウスピースの洗浄を行いましょう。

しかし、毎食後しっかりと洗浄するのは難しい方が多いのではないでしょうか。その場合は、就寝前のお手入れを徹底するよう意識してください。

就寝中は唾液の分泌量が減って虫歯や歯周病のリスクが高まります。丁寧に洗浄して、これらのリスクを避けましょう。

また、通常の水洗いや歯ブラシによる洗浄に加えて、定期的に洗浄剤を使用するとより清潔に保てます。洗浄剤の使用頻度は製品によって異なりますが、1週間に1〜2回程度のものが多いでしょう。使用方法も製品によって異なるので、説明書に従って使ってください。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正を滞りなく進めて理想の歯並びを得るためには、マウスピースを正しく管理することが非常に重要です。面倒に感じることもあるかもしれませんが、虫歯や歯周病のリスク、治療期間の延長などを避けるために正しい洗い方を理解して実践しましょう。

インビザライン矯正中に、マウスピースが傷ついたり破損したり、紛失したりなど、不測の事態が起きた場合はできる限り早めに歯科医院に相談してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.03.26更新

出っ歯はインビザラインで治せる?メリットや期間、費用も解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン矯正をする出っ歯の女性

出っ歯の治療を目立たずおこなう方法として、インビザラインを検討している方もいるのではないでしょうか。インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯を移動させる方法です。

治療中であることが目立たない、痛みが少ないなどの理由から、選択されることが多い治療法です。

この記事では、インビザラインでの出っ歯の治療について解説します。出っ歯にお悩みの方や、矯正治療を検討している方、インビザラインで出っ歯を治せるのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

出っ歯とは?

出っ歯のイメージ

出っ歯は、上の前歯が大きく前に突き出た状態を指します。出っ歯は口元の印象だけでなく、横顔にも影響を及ぼします。

出っ歯によってもたらされるデメリットは、以下の通りです。

・一部の発音が難しくなる
・食べ物を噛み切りにくくなる
・虫歯や歯周病のリスクが高まる

出っ歯で発音が悪くなる理由は、歯を噛み合わせたときにできる隙間から息が漏れやすいからです。とくにサ行やタ行、ラ行の発音に影響を与えるといわれています。

通常の状態では、下の前歯を上の前歯が軽く覆っており、上下の歯には1〜2mmほどのすき間があります。出っ歯の状態ではこのすき間が大きくなるので、食べ物を噛み切ることが難しくなるのです。

また、歯が正しく噛み合っていない場合、噛む力が均等に分散されないので噛む力が弱まることもあるでしょう。つまり、出っ歯の人は噛む力を最大限に発揮できない可能性があるのです。

虫歯や歯周病のリスクが高くなる理由は、口の中が乾燥しやすいからです。出っ歯の状態では口を閉じにくいため、空気が口へ入り乾燥につながります。

乾燥すると唾液の自浄作用や殺菌作用がうまく働かず、虫歯や歯周病の原因となる菌が繁殖しやすくなります。そのため、出っ歯の場合は虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。

出っ歯はインビザラインで治せる?

出っ歯はインビザラインで治せるか疑問の女性

インビザラインでは、出っ歯の治療症例が多くあります。

しかし、個々の症状や原因によって治療の適否は異なります。歯科医師と相談し、適切な治療方法を選択することが大切です。

インビザラインで治療可能な出っ歯と、できない出っ歯について解説します。

インビザラインで治せる出っ歯

歯の傾斜による出っ歯は、インビザラインで治せるでしょう。歯が斜めに傾いていることが原因の出っ歯の場合は、歯の傾きを改善すれば出っ歯も改善されるので治療可能な場合が多いです。

インビザラインで治せない出っ歯

上顎の位置などが原因で出っ歯に見えている場合は、インビザラインだけでの改善は難しいでしょう。顎の骨の発達に問題があることや、上下の顎の骨の位置関係に問題があることが原因の出っ歯は、歯を移動させるだけでは改善できません。

インビザラインをはじめ、矯正治療では顎の骨の位置は調整できないためです。骨格にアプローチする外科手術が必要になるでしょう。

出っ歯をインビザラインで治すメリット

出っ歯をインビザラインで治すメリットイメージ

出っ歯をインビザラインで治すメリットは、以下のとおりです。

・治療中であることが目立たない
・食事や歯磨きがしやすい
・痛みが少ない
・シミュレーションで治療結果を予測できる

インビザライン矯正では透明なマウスピースを使用するため、目立ちにくいです。金属のブラケットやワイヤーを使用する矯正方法と比較すると、人目を気にする必要がなく自然な笑顔を保てるでしょう。

インビザラインは食事のときは取り外し可能で、歯磨きも通常通りおこなえます。マウスピースの汚れ原因の虫歯や歯周病も予防しやすいのです。

ワイヤー矯正と比べるとインビザラインは口内への違和感や痛みが少ないことも特徴です。インビザラインでは徐々に歯を動かすので、ワイヤー矯正よりも強い力がかかりにくいためです。

また、インビザラインでは事前にシミュレーションをおこない、治療結果を予測します。治療の進捗を把握しやすく、モチベーションを保ちやすいのです。

出っ歯をインビザラインで治すデメリット

出っ歯をインビザラインで治すデメリットイメージ

出っ歯をインビザラインで治すデメリットは、以下のとおりです。

・費用がかかるケースがある
・マウスピースを管理しなければならない
・効果が出るまで時間がかかる

インビザラインだけで治療できない場合は、相場よりも費用がかかるかもしれません。重度の出っ歯の場合、顎の骨格を調整する外科手術や抜歯が必要となり、インビザラインだけでは治療できないことがあるのです。

インビザラインのマウスピースは外せるため、自己管理が必要です。詳しくは後述しますが、装着時間や交換時期を守らなければ十分な効果を得られません。また、マウスピースを洗浄せずに使用し続けると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

ワイヤー矯正と比較すると、インビザラインはゆっくりと歯を動かす治療法です。そのため、口元の突出感を改善できるまでに時間がかかる可能性もあるでしょう。

出っ歯をインビザラインで治す方法

インビザライン矯正

インビザラインでは、少しずつ形状が異なるマウスピースを何枚も使用して歯並びを改善します。最も大切なのは、1日20〜22時間マウスピースを装着することでしょう。

1枚のマウスピースで歯を動かせる距離は最大0.25mmほどなので、1〜2週間に一度マウスピースを交換して歯を移動させていきます。装着時間と交換時期を守ることが、治療をスムーズに進めるために重要です。

出っ歯を治療する場合は、抜歯が必要なこともあるでしょう。その場合は、抜歯してからインビザラインの治療計画を立てることが多いです。歯の側面をわずかに削って歯を並べるスペースを作るIPRを行うこともあります。

どのような場合でも、歯科医師としっかり相談しながらご自身が納得できる計画を立てて治療を進めましょう。

出っ歯をインビザラインで治すためにかかる期間

出っ歯をインビザラインで治すためにかかる期間イメージ

出っ歯をインビザラインで治療するためにかかる期間には個人差がありますが、一般的には6か月から2年程度です。治療範囲が広ければ治療期間は延びるでしょう。

歯の動きやすさや装着時間にも個人差があります。子どもであれば顎の骨が柔らかく代謝が活発なため歯が動きやすいですが、大人になるにつれ歯の移動が遅くなる傾向があるのです。

また、マウスピースの装着時間や交換時期を守らなければ、治療期間が延びる原因になります。インビザライン中に虫歯や歯周病になった場合も、治療を優先するケースが多いので矯正期間が延びるでしょう。

出っ歯をインビザラインで治すためにかかる費用

出っ歯をインビザラインで治すためにかかる費用イメージ

出っ歯の治療にかかる費用にも個人差があります。部分矯正の場合は約30万円〜50万円、全体矯正の場合は60万円〜120万円ほどかかるでしょう。

インビザラインの費用は、使用するマウスピースの枚数の影響を大きく受けます。歯の移動本数・距離が多ければ多いほどマウスピースが多く必要になるので、費用も増加するでしょう。

歯の移動状況や口内の問題の有無を確認するために1ヶ月に一度受診する必要がありますが、その際も調整料がかかるケースが多いです。そのため、治療期間が長くなれば調整料を支払う回数が増えます。

費用の負担を抑えるためには、マウスピースの装着時間や交換時期を守り、治療を長引かせないことが非常に重要です。口内を清潔に保って虫歯や歯周病も予防しながら、治療を進めてください。

まとめ

インビザライン治療をする女性

出っ歯は、基本的にはインビザラインで治療できます。インビザラインは他の矯正方法と比べると目立たず、痛みや違和感が少ないことから選択したいと考える方が多いでしょう。

しかし、インビザラインだけでは治療できない出っ歯もあります。歯を並べる十分なスペースがない症例や、顎の骨格に問題がある症例は、インビザラインだけでは改善できないでしょう。

ワイヤー矯正を併用したり、顎のバランスを整える外科手術が必要になったりすることもあります。この場合、インビザラインの一般的な治療期間よりも時間がかかり、費用も高額になるでしょう。

治療にかかる費用は症例によって異なりますが、歯科医師と相談しながら適切な治療プランを立てましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.03.12更新

インビザライン矯正で行うIPRとは?目的やデメリットを詳しく解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン治療をする女性

インビザライン矯正でガタガタした歯並びや出っ歯を改善する場合、IPRという処置を行うことがあります。IPRとは、歯の側面をわずかに削ることで、歯と歯の間に隙間を作る処置のことです。

歯を削ると聞くとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、麻酔のいらない安全な処置なのでご安心ください。

今回は、インビザライン矯正で行うIPRについて詳しく解説します。IPRを行う目的ややり方についても解説しますので、インビザライン矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン矯正で行うIPRとは?

歯を削る人

インビザライン矯正で行うIPRとは、Inter-Proximal(隣接面)Reduction(削減)の略で、歯の側面を削って歯と歯の間に隙間を作ることです。

歯の側面を削ると聞くとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、IPRでは歯の表面であるエナメル質をごくわずかしか削りません。そのため、IPRが原因で歯がしみたり痛んだりすることはほとんどないでしょう。

また、麻酔も必要ないため、患者さんの負担も少なく、安全性の高い処置だといえます。

インビザライン矯正でIPRを行う目的

インビザライン矯正でIPRを行う目的を説明

IPRを行う目的は、歯を並べるスペースを確保し、効率的にインビザライン矯正を進めることです。また、インビザライン矯正後に歯の形を微調整することで、審美面の改善も期待できます。

そこでここでは、インビザライン矯正でIPRを行う目的について解説します。

歯を並べるスペースの確保

ガタガタした歯並びや出っ歯などの場合、歯を並べるスペースが足りないことで歯並びが悪くなっている場合が多いといえます。このような歯並びを改善するには、歯を並べるスペースが必要です。

IPRで歯と歯の間に隙間を作ることで歯を並べるスペースを確保できるため、効率的にインビザライン矯正を進められます。

歯の大きさ・形の改善

歯の大きさや形には個人差があります。人によっては一部の歯だけが周りの歯よりも長かったり大きかったりすることがあるでしょう。

特に、前歯の大きさや形が揃っていない場合、インビザライン矯正で歯並びを整えても、患者さんの理想とする口元にはならないことがあります。このような場合、IPRで歯の形を微調整することで、理想の口元に近づけられるでしょう。

歯と歯茎の隙間の改善

IPRには、歯の見た目の改善以外に、歯と歯茎の隙間を改善する目的もあります。

加齢や歯周病で歯茎が下がったり、インビザライン矯正で歯を動かしたりすることによって、歯と歯茎の隙間に黒い三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができることがあります。特に、歯と歯の重なりが大きい部位は、歯と歯茎の間に隙間ができやすいといわれているのです。

歯と歯茎の間に隙間ができると歯が長く見えるため、見た目がよくありません。また、食べかすが詰まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが上がるでしょう。

このような場合、IPRで歯を削ることで歯が面で密着し、歯と歯茎の隙間を改善することができます。

インビザライン矯正でIPRを行うメリット

インビザライン矯正でIPRを行うメリットイメージ

インビザライン矯正でIPRを行うことで、以下のようなメリットがあります。

抜歯を回避できる

ガタガタした歯並びや出っ歯などの主な原因は、歯を動かすためのスペースが足りないことです。

このような場合、抜歯をしてスペースを確保することがありますが、IPRで複数本の歯を削ることでスペースを確保できれば、抜歯の必要はありません。抜歯を回避できるのは大きなメリットといえるでしょう。

ただし、IPRによって削ることができる歯の量には限りがあるため、歯の重なりが大きい場合には対応できない場合があります。

より美しい口元に仕上がる

美しい口元の条件は、正中(歯並びの真ん中)が合っており、上下左右の歯の大きさや形、バランスが左右対称であることです。歯の大きさや形には個人差があるため、一部分の歯だけが長かったり大きかったりすることも珍しくありません。

このような場合、IPRで歯の形を微調整することで、美しい口元に仕上がります。特に、見えやすい前歯がアンバランスな場合、歯の側面を微調整することで理想の口元に近づけられるでしょう。

治療期間を短縮できる

インビザライン矯正では治療前にシミュレーションを行います。治療計画の段階でIPRを行うタイミングや歯を削る量がわかるため、効率的にインビザライン矯正を進められます。マウスピースで歯を動かすこととIPRを同時に行えるため、治療期間を短縮できるでしょう。

また、インビザライン矯正は歯を動かす距離が長くなればなるほど、その分治療期間が長い傾向にあります。インビザライン矯正でIPRを行うことにより抜歯を回避できることで、その分治療期間が短くできるのもメリットのひとつです。

歯並びが安定しやすい

天然歯の歯と歯の間は、先端に近い部分で接触していますが、IPRで歯と歯の間を削ることで、歯の接触面積が大きくなります。歯の接触面積が大きくなることで、歯と歯が固定されて動きにくくなるため、インビザライン矯正後の歯並びが安定しやすくなるのです。

そのため、インビザライン矯正でIPRを行うことにより、後戻りを予防する効果があるでしょう。

インビザライン矯正でIPRを行うデメリット

インビザライン矯正でIPRを行うデメリットイメージ

IPRには効率的にインビザライン矯正が進められるというメリットがあるものの、以下のようなデメリットもあります。

健康な歯を削らなければならない

IPRにはさまざまなメリットがありますが、健康な歯を削らなければならない点は大きなデメリットといえるでしょう。

ただし、歯を削るといっても、虫歯治療のように歯に穴を空けたり大きく削ったりするわけではありません。歯の側面をごくわずかに削る程度であるため、IPRによって歯がしみたり痛んだりすることはほとんどないでしょう。

しかし、虫歯になっていない歯を削ることにかわりはないため、IPRを行う際は事前に歯科医師とよく話し合って検討することが大切です。

歯と歯の接触面積が大きくなる

インビザライン矯正でIPRを行うことで、歯と歯の接触面積が大きくなります。歯と歯の接触面積が大きくなることで後戻りを予防する効果があるものの、汚れが溜まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。

そのため、IPR後は歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシなどを使用し、歯と歯の間を丁寧に磨くように心がけましょう。

出血することがある

歯の根元部分や歯茎に近い部分を削ったときに出血することがあります。特に、歯肉炎などで歯茎の状態が悪い場合には出血しやすく、痛みが出ることもあるかもしれません。

しかし、IPRによる出血は処置を行った日に治ることがほとんどなのでご安心ください。

IPRの方法

 IPRの治療イメージ

インビザライン矯正でIPRを行うのは、歯を並べるスペースが足りない場合や審美的な問題がある場合です。

インビザライン矯正は、治療前に専用のソフト「クリンチェック」に歯型などの情報を取り込むことで、どの歯を削るのか、どの程度削るのかなどをシミュレーションできます。

IPRでは歯を削る際に以下の器具を使用します。

・テープ状のやすり(手動)
・ダイヤモンドディスク
・糸鋸状のやすり
・細いバー

まず、手で動かすタイプのテープ状のやすりや円盤状のダイヤモンドディスク、糸鋸状のやすりなどを使用して、徐々に歯を削り、歯と歯の間に隙間を作ります。その後、削る量を確認しながら細いバーでさらに歯と歯の間を広げます。

歯を削ると聞くと虫歯治療のイメージがあるかもしれませんが、IPRで歯を削る量はエナメル質の0.1~0.25mm程度とごくわずかです。両側の歯を削っても最大0.5mm程度ですので、IPRによって虫歯になりやすくなることはありません。

また、エナメル質の側面をごくわずかに削る程度であるため、歯がしみたり痛んだりすることもないでしょう。

IPRで歯を削った後は、歯の表面がなめらかになるよう丁寧に研磨し、フッ素塗布も行います。フッ素塗布を行うことで歯質の強化もできるため、虫歯予防の効果も期待できるでしょう。

IPRを行うタイミング

 IPRのタイミング

インビザライン矯正でIPRを行うタイミングは、状況によって異なります。

歯を並べるスペースが足りない場合にはインビザライン矯正前・矯正中にIPRを行います。仕上がりをより美しくするためにインビザライン矯正後にIPRを行う場合もあるでしょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正で行うIPRとは、歯と歯の間を削る処置のことです。IPRを行うことで、歯を並べるスペースを確保できたり、歯の形を整えられることでより美しい口元に近づけられたりします。

IPRを行うことで歯を動かすスペースを確保できれば、抜歯を回避して効率的に歯並びを整えられる場合もあるのです。

歯の側面を削ると聞くとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、IPRではエナメル質のごくわずかな部分のみを削ります。そのため、IPRが原因で歯がしみたり痛んだりすることはないでしょう。

インビザライン矯正でIPRが必要かどうかはお口の状態によって異なるため、歯科医師に確認しましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.02.27更新

インビザライン矯正中に虫歯になったらどうしたらいい?対処法を解説

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

虫歯の女性

インビザライン矯正中は、何もしていない状態と比較すれば虫歯になるリスクが高いといわれています。インビザライン矯正中に虫歯になった場合、治療が計画通り続けられるのか不安に感じる方もいるかもしれません。

本記事では、インビザライン矯正中に虫歯になってしまった場合にはどうしたらいいのか、その対処法について解説します。

インビザラインとは?

インビザライン治療をする女性

インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを整える矯正方法です。2006年に日本に上陸し、治療を受ける方が増加しています。2023年時点では世界で1,600万人以上の実績を誇ります。

インビザライン矯正の対象となる歯並び

インビザライン矯正の対象となる歯並びは、叢生(乱ぐい歯)や交叉咬合、下顎前突(受け口)、空隙歯列(すきっ歯)、過蓋咬合、開咬です。状態によっては該当していてもインビザライン矯正ができないこともありますが、多くの歯並びが対象となる治療法です。

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の最大の特徴は、取りはずしができることです。これまで日本で矯正治療の主流となっていたワイヤー矯正は、一度付けたら自分で取りはずしができません。

しかし、インビザライン矯正のマウスピースは簡単に取り外せます。歯のお手入れがしやすく、食事の際のストレスもありません。

また、インビザライン矯正のマウスピースは透明なため目立ちにくく、審美的な観点からも矯正治療の負担を軽くしています。

インビザライン矯正前に虫歯が見つかったら

虫歯のチェック

インビザライン矯正前に虫歯が見つかった場合は、虫歯の治療を先に行ってから矯正治療に移ります。歯並びを放置していても悪化する可能性は低いものの、虫歯を放置していれば悪化していく可能性が高いです。

虫歯が悪化して歯を抜くことになった場合、せっかく作成したマウスピースを装着できなくなるでしょう。作り直しが必要になり、追加の費用もかかるかもしれません。

先に虫歯の治療をしておけば、虫歯の進行を気にすることなく治療を進められます。歯を削る範囲も少なくなるため、計画通りにインビザライン矯正を進められるでしょう。

インビザライン矯正と虫歯治療を同時に行う場合もありますが、矯正前に虫歯が見つかった場合ほとんどの歯科が虫歯治療を優先します。

インビザライン矯正中に虫歯になる原因

インビザライン矯正中に虫歯になる原因を考え込む若い女性

前述したように、インビザライン矯正のマウスピースは取りはずしが容易にできることから、食べ物が挟まりにくく歯磨きを丁寧にできます。そのため、ワイヤー矯正よりも虫歯にはなりくいでしょう。

ですが、完全に虫歯にならないわけではありません。インビザライン矯正中に虫歯ができる原因は、次の通りです。

マウスピースによって唾液が行き届かなくなる

インビザライン矯正では、1日20~22時間程度マウスピースを装着しなければなりません。マウスピースは歯をしっかりと動かすために、歯に密着するように作られています。

そのため、マウスピースの装着中は歯に唾液が届かなくなります。そもそも、歯は唾液の自浄作用によって汚れを洗い流しています。唾液が届かないと、自浄作用が低下するのです。

唾液には殺菌作用もあるので、唾液がうまく歯に届かないことで虫歯のリスクが高まります。

ケアが不十分

インビザライン矯正中には、主に2つのケアが重要となります。

1つは口腔内のケアです。マウスピースを長時間装着するため、唾液による自浄作用・殺菌作用を受けられなくなります。

虫歯を予防するためには、歯磨きが非常に重要です。インビザライン矯正によって徐々に歯並びが整ってきているとはいえ、まだ、歯に隙間があったり重なっていたりする部分があるでしょう。うまく歯磨きができないケースもあります。

もう1つはマウスピースのケアです。マウスピースが汚い状態のまま歯に装着し続けると、マウスピースないで細菌が繁殖して虫歯の原因になる可能性があります。

インビザライン矯正中に虫歯になったときは

虫歯の治療

インビザライン矯正中に虫歯になったときは、インビザライン矯正前と異なり、対処法にさまざまな選択肢があります。インビザライン矯正中に虫歯になったときの対処法は、次の通りです。

インビザライン矯正を中断して虫歯治療をする

インビザライン矯正を中断して虫歯の治療を優先するという選択肢です。もしも虫歯が悪化して歯を抜くことになった場合、せっかくインビザライン矯正で歯並びが整ったとしても、審美性が低下するでしょう。

治療を中断するためマウスピースは作り直しになる可能性が高いですが、治療後はインビザライン矯正がスムーズに進むでしょう。

インビザライン矯正と並行して虫歯治療をする

インビザライン矯正の場合、マウスピースを着脱できるので虫歯治療を一緒におこなえます。歯を抜くなど、歯並びが変わるような大きな治療はできませんが、少し削って詰め物をする程度の治療であれば可能です。

歯並びに大きな影響を及ぼすほど虫歯が進行している場合、この選択はできません。

応急処置のみをする

応急処置のみをして、インビザライン矯正を継続する方法もあります。虫歯の進行リスクが低く、インビザライン矯正が終わりに差しかかっている方限定の選択肢です。

インビザライン矯正が終了したら、すぐに虫歯治療をする必要があります。

インビザライン矯正中は虫歯予防が重要!

口腔ケアのアイテム

インビザライン矯正を予定通りに遂行するためには、虫歯予防が重要といえます。インビザライン矯正中に、とくに意識しておこなってほしい虫歯の予防方法は、次の通りです。

歯磨きをしっかりとおこなう

虫歯予防として最も効果があるのが歯磨きです。矯正前よりも意識して丁寧に歯磨きを行いましょう。

とくに、インビザライン矯正のときにアタッチメントを装着している場合は注意してください。アタッチメントの周りは汚れが溜まりやすいので、念入りに磨きましょう。

ブラッシングだけでなく、フロスや歯間ブラシ、洗口液も使用するとしっかりと汚れを落とせます。

歯磨きをするタイミングは、マウスピースを装着する前がベストです。きれいな歯でマウスピースをつければ、汚れのなかで繁殖した菌がマウスピース内で増殖することはありません。虫歯のリスクを低減できるでしょう。

マウスピースを清潔にする

歯だけでなくマウスピースも清潔にしておきましょう。マウスピースに汚れが溜まっている状態だと、汚れに付着した菌がマウスピースのなかで繁殖してしまいます。

マウスピースは水やぬるま湯で汚れを落としてから、ブラッシングをして丁寧にすすぎ、よく乾燥させましょう。週に2〜3回、マウスピース専用の洗浄剤を使用するとより清潔に保てます。

マウスピースをつけたまま飲食しない

食事や飲水の際にはマウスピースを外さなければなりません。飲み物を飲むだけの場合や、食べ歩きしている場合、外食する場合など、マウスピースを外さずに飲食したいこともあるかもしれません。

マウスピースをつけたまま飲食をすると、マウスピースと歯の間に食べ物や飲み物の糖分が入り込み、虫歯のリスクを高めます。虫歯予防のためにも、マウスピースをつけたままの飲食は控えましょう。

水分を摂取する

インビザライン矯正中は、口のなかが乾燥しやすいといわれています。唾液の分泌量が低下している状態のため、虫歯菌が繁殖しやすいでしょう。そのため、こまめに水分を摂って口の中の乾燥を予防することが重要です。

ただし、糖が含まれている飲み物は避けてください。

まとめ

インビザライン治療をする女性

インビザライン矯正中は、ワイヤー矯正ほどではないものの虫歯になるリスクがあります。そのため、インビザライン矯正中は虫歯予防をしっかりとおこないましょう。

インビザライン矯正中に虫歯になった場合は治療を中断しなければならない可能性があります。軽度な虫歯であれば少し処置をしてインビザライン矯正を継続できることもありますが、重度の虫歯の場合は矯正を中断することが多いです。

虫歯の治療で歯を抜いたり削ったりすると、最初に作っていたマウスピースを装着できなくなるでしょう。作り直しが必要になり、費用や時間がかかってしまいます。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.02.13更新

スムーズな治療のために知っておきたいインビザラインと抜歯の関係!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

抜歯する医師

インビザラインはマウスピース矯正の一種です。抜歯が必要ないというイメージがあるかもしれませんが、実はそうではありません。

インビザラインでも、歯並びや噛み合わせの状態によっては抜歯が必要になることがあります。インビザラインで抜歯をすると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

この記事では、インビザラインで抜歯する場合のメリットとデメリット、抜歯が必要なケースについてご紹介します。抜歯が必要ないケースや、費用などについてもわかりやすく説明します。インビザライン治療を受けるか悩んでいる方はぜひ、参考にしてください。

インビザラインで抜歯をするメリット

抜歯する道具

インビザラインで抜歯をするメリットは、大きく分けて3つあります。

・抜歯をしない場合よりも早く歯並びが整うことがある
・仕上がりがキレイになる
・症状が重い場合でも治せる

抜歯にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、歯並びをより美しくするための選択肢の一つです。治療期間が短くなることや、さまざまな症例を治療できるようになることなど、利点もあります。

一つずつ確認しましょう。

抜歯をしない場合よりも早く歯並びが整うことがある

歯を抜くと、歯を動かすスペースができるため治療期間が短くなることがあります。特に、1~2本だけ大きくずれている歯がある場合、その歯を動かすのに時間がかかるかもしれません。

大きくずれた歯を抜歯することで、治療期間が短縮される可能性があります。

仕上がりがキレイになる

歯並びが乱れる原因の多くは、顎が小さい、歯が大きいなど、歯をきれいに並べるスペースが足りないことです。スペースが足りないままだと、矯正治療を受けても歯はきれいに並びません。

歯を抜くことでスペースが確保し、歯並びを美しく整えるのです。

症状が重い場合でも治せる

歯がガタガタになっていたり、出っ歯だったりする場合、抜歯なしではインビザラインで治せないことがあります。インビザラインは、歯を傾けるよりも平行に動かすのが得意です。

しかし、スペースがないと歯を動かすことはできません。抜歯してスペースを確保することで、インビザラインで治せる症例の幅を広げられます。

インビザラインで抜歯をするデメリット

歯が痛い女性

インビザラインで抜歯をする場合、メリットばかりではなくデメリットもあります。

・痛みや腫れが出る
・治療期間が長引く場合がある
・食事に影響する

詳しく確認しましょう。

痛みや腫れが出る

インビザラインでは、前から4番目、もしくは5番目の歯を抜くことが多いです。小さくて抜きやすいため、抜歯後の痛みや腫れはそれほどひどくありません。

しかし、矯正治療での抜歯は健康な歯を抜くことになります。傷口が治るまでの数日間は、不快感が伴うでしょう。

また、細菌に感染しないように、口の中を清潔に保つことが大切です。

治療期間が長引く場合がある

抜歯をすると、抜いた歯の分だけ歯を動かさないといけません。歯の移動距離が短くなって治療期間が短縮されることもありますが、スペースを埋めるのに時間がかかることもあります。

食事に影響する

抜歯した小臼歯は、噛む力を分散させる役割を果たしています。小臼歯がなくなると、残った歯に負担がかかります。

食べ物を噛むのが困難になったり、健康な歯にダメージを与えたりするかもしれません。

インビザラインで抜歯が必要なケース

歯周病の女性

抜歯が必要なケースは、以下の3つに分けられます。

・歯の位置が悪い
・歯の向きが悪い
・虫歯や歯周病の歯がある

ただし、インビザラインで抜歯が必要になるかどうかは、個々の症状や歯並びの状態によって異なります。歯科医師と相談して、自分に最適な方法を選択してください。

抜歯が必要なケースについて詳しく解説します。

歯の位置が悪い

歯が生えている位置が悪いと、インビザラインで十分に歯を移動できない可能性があります。歯が前後に大きくずれていたり、重なっていたりする場合、抜歯を選択することが多いです。

歯の向きが悪い

インビザラインでは、マウスピースで歯を覆って矯正力をかけて移動させます。歯が生えている向きが悪いと、マウスピースがうまくはまらず矯正の効果が低下することがあるのです。

歯が横向きや斜めに生えていたりする場合は、抜歯したほうがスムーズに治療が進むかもしれません。

虫歯や歯周病

虫歯や歯周病がある場合も、抜歯の対象となることがあります。矯正治療をしない場合でも、虫歯や歯周病が進行して治療が難しいときは、抜歯しないといけません。

また、歯周病で歯茎が弱っている場合は、インビザラインで力がかかると歯が抜けてしまう恐れがあります。

虫歯や歯周病を治療せずにインビザライン矯正を始めても、治療がうまくいかないでしょう。虫歯や歯周病が悪化する可能性もあります。

そのため、矯正治療の前に虫歯の歯や歯周病の影響がある歯を抜歯しておきます。

インビザラインで抜歯せずに治療できるケース

歯をチェックする

抜歯が不要なケースは、以下のとおりです。

・歯と歯の間を削って対応できる
・歯列の幅を広げて隙間をつくれる
・奥歯を後方にずらしてスペースをつくれる

歯と歯の間を削る方法は、IPRと呼ばれます。歯の健康に影響を与えない範囲で削るので、基本的に痛むことはないでしょう。スペースが少し足りない場合には、この方法で対応できるかもしれません。

歯列の幅を広げてスペースを確保できる場合も、抜歯は必要ありません。この方法は、顎の成長が止まっていない子どもの場合、しっかりと効果を発揮する傾向があります。

大人の場合はあまり広げられないことが多く、IPRと併用するケースもあるでしょう。

奥歯を後ろに動かせる場合も、抜歯は必要ないかもしれません。

ただし、奥歯の後ろに骨がない場合や、親知らずがある場合は、この方法は難しいです。親知らずの抜歯が必要になることもあるでしょう。

抜歯をするタイミングとは?

抜歯をするタイミングイメージ

抜歯をするタイミングは、矯正治療の計画によって決まります。矯正治療を始める前に、医師が歯や顎の状態を診断して矯正治療の計画を立てます。その計画に基づいて、どの歯をいつ抜くかが決まるのです。

一般的には、抜歯は矯正の前に行います。スペースを作ってから歯の移動を始めることで、治療がスムーズに進むのです。

抜歯をすると治療期間が長くなる?

抜歯をすると治療期間が長くなるか疑問の女性

抜歯をする場合、気になるのは治療期間ではないでしょうか。歯の隙間がどれくらいで埋まるかは、それぞれの状況によって変わります。

一般的には、抜歯した傷は1~2週間で治りますが、その後も歯茎が完全に回復するまで矯正治療は開始できません。

治療の開始時期が遅れるので、抜歯しないケースよりも治療期間が長くなることがあるでしょう。

ただし、上述したとおり、抜歯することで治療期間が短くなるケースもあります。移動させる歯の本数が減り、移動距離も短くなるためです。

治療期間には個人差があるので、歯科医師にしっかり確認しましょう。

抜歯の費用はどれくらい?

抜歯の費用イメージ

矯正治療による抜歯は便宜抜歯と呼ばれ、保険が適用されません。歯1本につき、5,000円〜1万円ぐらいの費用がかかります。

自費診療は歯科医院によって費用が異なるので、事前に確認することが重要です。

まとめ

インビザラインのマウスピースとケース

この記事では、インビザラインで抜歯をする場合のメリットとデメリット、費用などについて解説しました。

インビザラインで抜歯をするかどうかは、個人の歯並びや噛み合わせの状態によって異なります。インビザライン治療を受ける前に、歯科医師に相談して自分に合った方法を選ぶことが重要です。

インビザライン治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.01.30更新

インビザラインのマウスピースが浮く原因と対処法を詳しく解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザライン治療をする女性

インビザラインは、歯列矯正を行うための透明なマウスピースです。インビザラインを使用している方の中には、マウスピースが浮いてしまうという悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

マウスピースが浮くと、歯への圧力が均等にかかりません。矯正効果が低下したり、不快感や痛みを感じたりする可能性があります。

では、なぜインビザラインのマウスピースが浮くのでしょうか。また、浮いているときにはどのように対処すればよいのでしょうか。

今回は、インビザラインのマウスピースが浮く原因と対処法について詳しく解説します。マウスピースを浮いたままにしてはいけない理由もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

インビザラインとは?

インビザラインのマウスピースを持つ人

インビザラインとは、1999年にアメリカで誕生したマウスピース矯正の一つです。透明なマウスピースを用いるため、目立ちにくい特徴があります。

インビザラインのマウスピースは、3D画像をもとに患者さまの歯に合わせて作られます。事前に3Dでシミュレーションできるのも、インビザラインの大きな特徴でしょう。

およそ2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯を徐々に動かしていきます。これにより、矯正が必要な歯を理想的な位置へと導きます。

インビザラインのメリットは、見た目が目立たないこと、取り外しができること、食事や歯磨きがしやすいことなどが挙げられます。また、金属アレルギーでワイヤー矯正ができない人でも可能です。

費用相場は全体矯正で70~100万円程度、矯正期間は1年半~3年程度とされています。

インビザラインのマウスピースが浮く原因

インビザラインのマウスピースが浮く原因を考える人

前述したように、インビザラインによる矯正では、定期的にマウスピースの交換が必要となります。矯正を進めていく段階で、マウスピースが浮いているように感じるケースがあるでしょう。

インビザラインのマウスピースが浮く原因は、主に以下の4つです。

・治療計画と実際の歯の動きがずれている
・マウスピースの装着時間が短い
・マウスピースを正しく着脱できていない
・マウスピースが汚れたり劣化したりしている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

治療計画と実際の歯の動きがずれている

当初の治療計画と実際の歯の動きがずれることにより、マウスピースが歯にぴったりとフィットしなくなることがあります。特に歯の移動量が多い場合には、マウスピースが浮いていると感じるケースがあるでしょう。

マウスピースの装着時間が短い

マウスピースは、1日20~22時間以上の装着が必要です。装着時間が守られないと歯が計画通りに動かず、次のマウスピースに交換したときに浮く原因となり得ます。

マウスピースを正しく着脱できていない

マウスピースは、食事や歯磨きのときには外すことができます。マウスピースの装着時には、両側の奥歯からしっかりと押し込み、歯に密着させなければなりません。

外すときには、両側の奥歯から引っ張って外します。マウスピースを正しく着脱できていないと、浮く原因となります。

マウスピースが汚れたり劣化したりしている

マウスピースは毎日長時間にわたって使用するものなので、汚れや劣化が起こりやすいです。定期的に交換しますが、きちんとお手入れをしないと汚れや劣化が進むでしょう。

マウスピースの形や弾力が変わることで、浮きやすくなるのです。

インビザラインのマウスピースが浮いたままにしてはいけない?

インビザラインが浮く人

インビザラインのマウスピースは、歯を正しい位置へ導くために使われる装置です。歯科医師が作成した治療計画に従い、定期的に交換する必要があります。

マウスピースを浮いたままにしていると、歯の動きがずれたり遅れたりする可能性があるでしょう。歯や歯茎に細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。

さらに、マウスピースが浮いていると、マウスピース自体が変形したり、破損したりする恐れもあるでしょう。

そのため、マウスピースが浮いたまま放置してはいけません。治療を計画どおりに進めるためにも、マウスピースの装着時に違和感があれば必ず歯科医師に相談してください。

インビザラインのマウスピースは、食事や歯磨きをするとき以外は常に装着しましょう。マウスピースを外した時は清潔なケースに入れて保管し、再び装着する前には水で洗います。

インビザラインのマウスピースを正しく使用しなければ、治療効果が半減する可能性もあるでしょう。マウスピースの浮きを防ぐためには、歯科医師の指示に従って治療を進めることが重要です。

インビザラインのマウスピースが浮くときの対処法

歯医者に相談する人

インビザラインのマウスピースが浮くときには、正しく対処しないといけません。マウスピースが浮く時は、以下を試してください。

・治療中の歯科医院に相談する
・マウスピースの着脱や清掃を正しく行う
・マウスピースの交換時期を守る
・一つ前のマウスピースに戻す

一つずつ見ていきましょう。

治療中の歯科医院に相談する

マウスピースが浮いていると感じるときには、治療中の歯科医院に相談しましょう。受診する際には、いつから浮いているのか、どこが浮いているのかなどを伝えてください。

矯正治療中に起こる自然な誤差の範囲である場合もあります。不安な場合は、歯科医師に相談して確認してもらいましょう。

治療計画とのずれやマウスピースの変形・破損など、マウスピースを作り直さなければならないケースもあります。そのため、マウスピースが浮いていると感じるときには、自己判断せずに速やかに歯科医院を受診してください。

マウスピースの着脱や清掃を正しく行う

マウスピースが正しく装着できていなかったり、清掃が不十分だったりする場合には、これらを改善するとよいでしょう。

マウスピースは両手で優しく引っ張り、前後左右均等に力をかけて着脱してください。清掃の際は、水かぬるま湯で洗い、やわらかいブラシで汚れを落とします。

熱湯や歯磨き粉、アルコールなどを使用するとマウスピースの変形・破損につながるため避けてください。清掃後は乾いた布で拭き、速やかに装着しましょう。

マウスピースの交換時期を守る

インビザラインの矯正治療では、治療計画に従って定期的に新しいマウスピースに交換する必要があります。一般的には、およそ2週間ごとに交換することが推奨されていますが、個人差があるでしょう。

マウスピースの交換時期については、必ず歯科医師の指示に従ってください。

一つ前のマウスピースに戻す

自分でできる対処法として、一つ前に使っていたマウスピースに戻してみるのも一つの方法です。治療計画よりも歯の動きが遅れている場合には、交換の時期が早すぎた可能性があるでしょう。

数日経ってから改めて次のマウスピースを装着すると、フィットすることもあります。新しいマウスピースに交換した後も、前のマウスピースは保管しておきましょう。

ただし、マウスピースが浮いている原因はさまざまであるため、自己判断で対処しないでください。早い段階で歯科医院を受診することが重要です。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザラインのマウスピースが浮く原因と対処法について解説しました。インビザラインのマウスピースが浮く原因はさまざまです。

マウスピースが浮くと矯正効果が低下したり、不快感や痛みを感じたりする可能性があります。マウスピースが浮くのを防ぐには、マウスピースを定期的に交換すること、マウスピースを正しく装着すること、マウスピースを清潔に保つことなどが重要です。

対処法を試してみても改善しない場合は、治療中の歯科医院に相談しましょう。マウスピースのサイズや形を調整したり、別の矯正方法を提案してくれるでしょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.01.09更新

インビザラインで治療が難しい3つの症例と治療が向かない人の特徴!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザラインで治療について考える女性

インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯を移動させる矯正治療です。日本では2006年に導入されましたが、矯正していることがわかりにくく矯正中の痛みが少ないことから、非常に注目を集めています。

しかし、インビザラインでは治療が難しい症例もあります。インビザラインは年齢に関係なく受けられる治療ですが、どのような歯並びにも対応できるわけではありません。歯の状態などによっては、インビザライン治療を断られるケースがあるのです。

今回は、インビザラインでの治療が難しい症例と、治療が向かない人の特徴について解説します。

インビザラインで歯を動かす仕組み

インビザラインの治療

インビザラインは、透明なマウスピースを1日20〜22時間装着して歯並びを整える治療法です。1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、徐々に理想の歯並びを目指します。

インビザラインに限らず、歯列矯正では歯根膜という組織の性質を利用して歯を移動させます。歯根膜とは、歯を支える歯槽骨と歯の根の間にある膜のことです。歯根膜には、膜の厚みを一定に保とうとする性質があるのです。

インビザラインのマウスピースによって歯に矯正力がかかると、移動させる方向にある歯根膜は縮められます。反対側の歯根膜は、引き伸ばされて厚みが増すでしょう。

縮められた歯根膜は、もとの厚みに戻るために歯槽骨を溶かす細胞を増やします。引き伸ばされた歯根膜は、歯槽骨を作る細胞を増やします。

歯根膜の厚みを一定に保つために、歯槽骨の吸収と再生が繰り返されることで、歯が移動するのです。

インビザラインで使用するマウスピースは、上述しましたが1〜2週間に一度と頻繁に交換します。マウスピースは1枚1枚少しずつ形状が異なり、現状の歯並びからずらして作成されています。

歯並びとマウスピースにずれがあることで、継続的に歯列に矯正力をかけ、歯を移動させるのです。

インビザラインで治療が難しい3つの症例

叢生の人

インビザラインはマウスピースを用いるので、年齢に関係なく治療を受けられます。

ただし、インビザラインでの治療が難しい症例も存在します。どのような症例がインビザラインでは治療が難しいのか確認しましょう。

重度の叢生(そうせい)である

叢生(そうせい)とは、歯が重なり合ってガタガタした歯並びのことです。一部の歯が歯列から突出している八重歯も、叢生に含まれます。

叢生の原因の多くは、顎が小さいことで歯が歯列に収まらないことです。顎に対して歯が大きい場合も、歯列に収まらないので叢生になることが多いです。

軽度〜中度の叢生はインビザラインで治療可能なことが多いですが、重度の叢生は難しいことがあります。歯の移動距離や本数が増加するため、徐々に歯並びを整えるインビザラインは適さないことがあるのです。

歯を動かすスペースを作るために、抜歯をすることもあります。マウスピースの枚数が増え治療が複雑になることが多いので、ワイヤー矯正などのほかの矯正方法のほうが適している可能性が高いです。

重度の歯周病がある

歯周病とは、歯垢に含まれる細菌が増殖したことで歯茎が炎症を起こす病気です。初期段階では、歯茎が赤くなる腫れる、出血するなどの症状しか現れず、歯周病に気づかない方も多いでしょう。

進行して歯槽骨にまで炎症が広がると、骨が溶けて歯がグラグラし始めます。非常に歯が不安定な状態なので、重度の歯周病がある人はインビザラインに限らず歯列矯正を受けられません。

歯列矯正による負荷に耐えられず、歯が抜け落ちる可能性があるためです。インビザラインを行う前に歯周病の治療を受けて、口腔環境を整えなければなりません。

骨格に問題がある

出っ歯や受け口には、歯の傾斜や生え方が原因の症例と、顎の骨格が原因の症例があります。顎の位置や発達に問題がなく、歯の生え方に問題があって出っ歯や受け口になっている場合は、インビザラインで治療できるでしょう。

しかし、顎の骨格が原因の場合はインビザラインだけでは治療が難しいです。歯並びだけを整えても、前歯の突出感やしゃくれている印象は改善されないのです。

骨格に問題がある症例では、外科手術が必要になる可能性があります。

インビザラインでの治療が向かない人の特徴

インビザラインが向かない人について考える女性

インビザラインで治療ができる症例でも、インビザラインが適しているとは限りません。インビザラインでの治療が向かない人の特徴を確認しましょう。

・マウスピースの管理ができない
・定期的に通院できない
・インプラントがある

それぞれ解説します。

マウスピースの管理ができない

インビザラインでは、マウスピースを使用して歯並びを整えます。そのため、マウスピースの管理ができなければインビザラインの治療は向きません。

マウスピースは、基本的には食事と歯磨きの時間以外は装着する必要があります。1日20〜22時間装着しなければならず、頻繁に外すと治療計画どおりに歯の移動が進まないでしょう。

装着時間を守ることと同様に、交換時期を守ることも重要です。歯科医師の指示に従って、定期的にマウスピースを交換してください。同じマウスピースを装着し続けても、歯の移動は進みません。

また、マウスピースを外した際はマウスピースの清掃と歯磨きをしてから再装着しなければなりません。マウスピースや口腔内の清潔を保てないと、口腔環境の悪化につながります。

マウスピースの適切な管理ができない人は、インビザライン治療は向かないでしょう。

定期的に通院できない

インビザライン治療中は、口腔内や治療の進み具合を確認してもらうために定期的に通院する必要があります。矯正治療は数年間に及ぶことも多いですが、通院を怠るとさまざまなトラブルにつながります。

虫歯や歯周病になった場合、治療期間が長引くでしょう。虫歯治療で歯の形が変わった場合、マウスピースの作り直しが必要になることもあります。余分な費用がかかる可能性もあるので、定期的に通院することは非常に重要なのです。

また、定期的に通院していないと、発生したトラブルにも気づけない可能性があります。歯の移動速度には個人差があるので、マウスピースの装着時間を守っていたからといって必ず計画どおりに歯が移動するとは限らないのです。

治療計画と実際の歯の動きにずれがある場合は、治療計画を修正しなければならないでしょう。適切に治療を進めるために、定期的に通院する必要があります。

インプラントがある

インプラントがあってもインビザライン治療を受けることは可能です。

しかし、インプラントは矯正力をかけても移動しません。そのため、特にインプラントの本数が多い場合は、インビザラインに限らず歯列矯正が難しいです。

インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込んで失った歯を補う治療を指します。顎の骨と結合するので天然歯のように噛めることが特徴ですが、人工物なので歯根膜がなく、矯正力をかけても移動しないのです。

動かせない歯を設定して治療計画を立てることは可能ですが、理想とする歯並びにならない可能性があることは理解する必要があるでしょう。

インビザラインで治療が難しい場合にはどうしたらいい?

ワイヤー矯正の模型

インビザラインで治療が難しい場合でも、歯列矯正を諦める必要はありません。インビザラインが難しい場合の治療方法を確認しましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯に接着したブラケットにワイヤーを通して矯正力をかけて歯並びを整える治療です。非常に歴史が長い歯列矯正方法で、適応できる症例が幅広いことが特徴です。

インビザラインでは治療が難しい症例でも、ワイヤー矯正なら治療できることが多いでしょう。

ワイヤー矯正には、歯の表側にブラケットを装着する表側矯正、歯の裏側にブラケットを装着する裏側矯正、上の歯は裏側に下の歯は表側にブラケットを装着するハーフリンガル矯正があります。裏側矯正のほうが目立ちませんが、高度な技術が必要なため費用が高額になる傾向があります。

ワイヤー矯正とインビザラインの併用

抜歯の本数が多くインビザラインだけでは治療が難しい症例でも、ワイヤー矯正とインビザラインを併用することで治療できる場合があります。大きな歯の移動が必要な矯正初期はワイヤー矯正を行い、歯並びの微調整を行う矯正中期・後期をインビザラインで行う流れが一般的です。

まとめ

歯列矯正をする女性

今回は、インビザラインで治療が難しい3つの症例と、インビザライン治療が向かない人の特徴について解説しました。

インビザラインは、重度の叢生や骨格に問題がある歯並びなどは対応することが難しいでしょう。重度の歯周病がある場合は、インビザラインに限らず歯列矯正が難しくなります。

インビザラインでの治療が難しくても、歯列矯正を諦める必要はありません。ほかの矯正方法も検討して、理想の歯並びを目指しましょう。

歯列矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

2023.12.26更新

インビザラインの7つの失敗例と失敗しないための対策!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザラインを失敗して悩む人

「インビザラインにも失敗はあるの?」「インビザラインで失敗しない方法は?」など、インビザラインに興味があっても、失敗したときのことを考えて一歩を踏み出せない方もいるでしょう。

今回は、インビザラインの概要や失敗例を詳しく解説します。失敗しないための対策もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インビザラインとは?

インビザラインのマウスピース

インビザラインとは、アメリカに本社があるアライン・テクノロジー社が開発、研究を重ねているマウスピース矯正治療です。1997年に開発され、1999年に治療が始まりました。

アライン・テクノロジー社独自の技術で、現在も日々改良されています。世界中で1,500万人以上の方が、インビザラインで歯並びや噛み合わせを整えているのです。

インビザラインの特徴は、大きくわけて2つあります。

1つ目は、マウスピースが透明なので目立ちにくいことです。矯正治療中の見た目が気になる患者さまでも安心して使用できます。

2つ目は、マウスピースの着脱を患者さまが行えることです。食事やブラッシングのときには取り外しできるため、矯正治療開始前と同じように食事を楽しめるでしょう。ワイヤー矯正と比べるとブラッシングがしやすく、食べかすが残りにくいため虫歯や歯周病のリスクも低減できます。

インビザラインの7つの失敗例

インビザラインの失敗をした人

近年人気のインビザラインですが、絶対に失敗しないとはいえません。歯科医師の腕や患者さまの歯並び・噛み合わせの状態によって、仕上がりは左右されます。

インビザラインの7つの失敗例を確認しましょう。

治療前より歯並びが悪くなった

インビザラインの失敗で多いのが、上下の真ん中(正中)がずれるケースです。出っ歯や八重歯などの目立った乱れが整うと、正中がずれていてもすぐに気づかないケースもあります。

正中がずれていると歯並びが悪くみえるので、治療途中でもしっかり確認しましょう。

治療前より噛み合わせが悪くなった

歯科矯正では、見た目の美しさだけではなく噛み合わせも考慮しなければなりません。

しかし、経験と知識の浅い歯科医師が治療計画を決定すると、噛み合わせが悪化することがあるのです。インビザラインでは、専用のシミュレーションソフトを用いて治療計画を立てます。

シミュレーションソフトが立案した計画を調整し、最終決定するのは歯科医師です。

整った歯並び・噛み合わせを得るためには、歯科医師の経験と知識も必要です。

歯根が露出した

インビザラインに限らず、矯正治療では歯に力をかけて移動させます。無理に力を加えると、歯が埋まっている歯槽骨に負担がかかりすぎて歯茎が痩せることがあるのです。

歯茎が痩せると歯根が露出し、少しの刺激で痛みを感じるようになるかもしれません。目立った症状がなくても、歯根が露出すると歯と歯茎のすき間に三角形の空間(ブラックトライアングル)ができることが多いです。

ブラックトライアングルができると食べ物が非常に挟まりやすいため、虫歯や歯周病の原因になり得ます。見た目にも影響を及ぼすため、インビザライン治療を失敗したと感じる可能性が高いです。

虫歯や歯周病になった

通常、口腔内の汚れは、唾液の自浄作用によってある程度流されます。歯並びによって効果には差がありますが、唾液の自浄作用や抗菌作用が働くことで、虫歯や歯周病を防いでいるのです。

インビザラインでは、マウスピースを1日20〜22時間装着します。歯とマウスピースが密着しているため、唾液の自浄作用を十分に受けられません。

そのため、マウスピースを装着していない状態と比較すると、虫歯や歯周病のリスクが高いです。虫歯や歯周病になると治療を優先するため、矯正治療が一時的に中断されます。

治療期間が延びる、追加の費用がかかるなど、インビザラインを失敗したと感じるかもしれません。

IPRで歯を削りすぎた

矯正治療では、歯を移動させるすき間が足りないときに、歯の側面をわずかに削ってスペースを確保する方法(IPR)があります。治療計画を立てる段階で必要なスペースやそれぞれの歯の削る量などは計算されるので、削りすぎることは基本的にはありません。

しかし、必要以上に歯を削った場合、すき間が埋まらないことがあります。もともとの歯並びのお悩みが改善されても、すきっ歯に悩む可能性があるのです。

歯を削りすぎたことで生じたすき間を埋めるためには、マウスピースの追加が必要になるでしょう。治療期間が延びる、追加の費用がかかるなど、患者さまの負担が増加します。

理想の歯並びにならなかった

インビザラインでは、1日20〜22時間マウスピースを装着しなければなりません。また、マウスピースは1〜2週間に一度の頻度で交換します。

装着時間や交換時期を守らなかった場合や、マウスピースを順番どおりに使わなかった場合、矯正治療の効果が十分に現れません。装着時間や交換時期を患者さまが守れることを前提で治療計画が立てられるので、歯科医師の指示どおりにマウスピースを管理しましょう。

抜歯したすき間に隣接する歯が倒れ込んだ

矯正治療において、歯を並べるスペースが大きく足りない場合は、抜歯を選択することがあります。矯正治療が進めば、抜歯したすき間を利用して歯並びが整うので、基本的には問題ありません。

しかし、歯の移動がうまく進まないことがあります。すき間に隣接する歯が倒れ込むと、倒れた歯を戻す作業が必要になります。

倒れ込んだ歯を戻すのは、マウスピース矯正だけでは難しいケースもあるでしょう。一時的にワイヤー矯正を行うこともあります。

抜歯を伴う矯正治療は、特に歯科医師としっかりと相談しながら進めましょう。

インビザラインで失敗しないためには

インビザラインで失敗しないポイント

インビザラインで失敗しないための対策は、以下のとおりです。

インビザライン中に違和感がある場合はすぐ相談する

インビザラインは、通院回数が少ないことも特徴です。通院は2〜3か月に一度ですが、少しでも違和感がある場合は早めに歯科医師へ相談しましょう。

トラブルが起こっていても、早期に発見して適切に対処できれば、治療計画が大きく乱れることはありません。

豊富な経験と知識のある歯科医師に治療してもらう

インビザラインのマウスピースは、アライン・テクノロジー社に依頼して製作されます。治療計画もシミュレーションソフトが立案するので、歯科医師の知識や経験は関係ないと思うかもしれません。

しかし、治療の方針を考えるのは担当する歯科医師です。患者さまの希望を聞きながら、治療計画を微調整して最終決定するのも歯科医師です。

そのため、豊富な経験と知識があり、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けてください。無料の矯正相談を利用してさまざまな歯科医師の話を聞き、納得できる説明を受けられた歯科医院を選択するとよいでしょう。

マウスピースの装着時間を厳守する

インビザラインの治療効果は、患者さまがどれだけ自己管理できるかに依存します。マウスピースの装着時間や交換時期を守ることは、非常に重要です。

治療を始めたばかりのときや、マウスピースを交換したときは、違和感が大きいかもしれません。装着するのが不快なこともあるでしょう。

しかし、装着時間を守らなければ計画どおりに歯が動きません。違和感は徐々に解消されるので、ブラッシングと食事のとき以外は、マウスピースをつけて過ごしてください。

マウスピースのお手入れと口腔ケアをしっかり行う

マウスピースは、流水と柔らかい歯ブラシで優しく汚れを落とし、清潔を保ちましょう。マウスピース用の洗浄剤を使用してもよいでしょう。

熱には弱いため、熱いお湯は使わないでください。乾燥させる場合でも、ドライヤーなどは使わず自然乾燥させます。

マウスピースが口内にあると汚れが溜まりやすいため、ふだんよりも口腔ケアを丁寧に行いましょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザラインを含む矯正治療は、自費診療のため高額な治療費がかかります。そのため、失敗したくないと思う方が多いでしょう。

インビザラインが失敗しないためには、歯科医師の知識や経験だけでなく、患者さまの自己管理が重要です。口腔ケアを徹底し、マウスピースの装着時間・交換時期を守り、マウスピースのお手入れを丁寧に行いましょう。

インビザラインは通院回数が少ないことが特徴ですが、少しでも気になることがあれば早めに歯科医院へ連絡して指示を仰いでください。目立ちにくく、痛みを感じにくいインビザラインで、整った歯並びと噛み合わせを目指しましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

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