2024.12.24更新
重度の虫歯の症状は?放置リスクと治療方法、治療費用と期間について
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
虫歯は成人した日本人のおよそ9割が経験しているといわれていますが、なかには治療を受けないまま虫歯を放置している方もいるでしょう。虫歯を放置し、重度の状態にまで進行するとさまざまなリスクがあります。
今回は、重度の虫歯の症状や放置するリスク、治療法などについてくわしく解説します。虫歯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
重度の虫歯の症状
軽度の虫歯は、痛みなどの症状がほとんどなく、見た目でもわかりづらいため、発見が遅れやすいです。中等度の状態にまで進行すると冷たいものを口にするとしみたり痛んだりすることもあります。
重度の状態にまで虫歯が進行すると、日常生活に影響を及ぼすことも少なくないでしょう。以下では、重度の虫歯の具体的な症状について解説します。
強い痛みを感じるようになる
虫歯が進行し、歯の内部にある神経にまで達すると強い痛みを感じるようになります。
中等度の虫歯では冷たいものや熱いものを口にしたときに痛みを感じることがありましたが、重度の状態にまで進行すると何もしていなくても痛みを感じるようになるのです。一日中ズキズキと痛むこともあるでしょう。
さらに虫歯が進行し、神経が壊死すると痛みを感じなくなります。痛みがなくなったからといって放置する方がいるかもしれません。
しかし、さらに放置すると顎の骨にまで影響を及ぼす可能性があるため、治療を受ける必要があるのです。
変色する
虫歯が進行すると歯の表面にあるエナメル質に穴が開き、部分的に黒ずんだり茶色く変色したりすることがあります。虫歯が重度の状態にまで進行すると、外側から見ただけでもわかるくらいに大きく黒ずむことがあります。
歯茎や顔が腫れる
虫歯が歯根にまで到達すると、歯茎や顎骨にまで細菌感染が広がることがあります。これによって、歯茎が赤く腫れたり膿が溜まったりする場合もあるでしょう。
さらに進行して体の免疫力が低下すると、顔が腫れることもあり、その部分が熱を持ったり発熱したりする場合もあります。
歯が欠ける・ぐらつく
虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯がもろくなって欠けたりぐらついたりすることもあります。この段階では食べ物を噛むことが難しくなったり会話しにくくなったりする可能性もあるでしょう。
重度の虫歯の放置リスク
重度の虫歯を放置するとさまざまな悪影響があります。ここでは、重度の虫歯を放置するリスクについてくわしく解説します。
歯を失う可能性がある
虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯の神経や歯根にまで細菌が到達し、最終的には抜歯が必要になる可能性があります。歯を失うと再生することはありません。
歯を失うと噛み合わせに影響が出るだけでなく、空いたスペースに隣接する歯が移動するなどして歯並びが乱れることもあるでしょう。
歯周病になるリスクが高まる
虫歯を放置すると、歯周病を引き起こすリスクも高まります。虫歯によって細菌が増殖し歯茎や顎骨に炎症が広がると、歯周組織が破壊されます。
歯周病にかかると口臭がひどくなったり口の中がねばついたりといった症状が現れます。さらに悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあるでしょう。
全身の健康に影響を及ぼす可能性がある
重度の虫歯を放置すると全身の健康に影響を及ぼす可能性もあります。虫歯菌が血液を介して全身をめぐると、頭痛や発熱などの症状が現れる可能性があるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気を引き起こすリスクもあります。
特に免疫力が低下している方や、基礎疾患を持っている方は通常よりも合併症を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。また、虫歯による炎症が続くと病気に対する抵抗力が弱くなり、生活習慣病の発症リスクが高まることも考えられます。
重度の虫歯の治療方法
では、重度の虫歯はどのように治療するのでしょうか。ここでは、重度の虫歯の代表的な治療方法について解説します。
根管治療
虫歯が歯の神経にまで達した場合は、根管治療が必要になります。根管治療とは、歯の内部にある感染した神経や血管を取り除き、洗浄・消毒する治療のことです。その後、土台を立て、その上に被せ物を装着して歯の機能を回復させます。
根管治療を受けることで、ご自身の歯を残すことができます。
抜歯
虫歯がさらに進行し、歯の根元や周囲の組織に深刻なダメージを与えている場合や、根管治療をしても歯を残せないと判断される場合には抜歯が必要になるケースが多いです。抜歯後は、以下の方法で歯を補うのが一般的です。
入れ歯
入れ歯とは、失った歯を補う取り外し可能な人工歯のことです。保険が適用される入れ歯を選択することで費用を抑えることができます。また、取り外してお手入れができるため、清潔に保ちやすいです。
一方で、食事の際にズレて噛みにくかったり、慣れるまでは違和感を覚えやすかったりする点はデメリットといえるでしょう。また、保険が適用される部分入れ歯の場合は、口をあけたときに金属のバネが目立つ可能性があります。
ブリッジ
ブリッジとは、欠損した歯の両隣の歯を支えにし、橋を架けるように人工歯を装着する治療法です。
固定式のため、食事の際にズレることがありません。また、取り外してお手入れをする必要がなく、天然の歯と同じように歯磨きができます。セラミックなどの審美性の高い素材を選択することで、天然の歯のような見た目になる点もメリットです。
一方で、支えにする両隣の歯を削らなければならない点はデメリットといえるでしょう。
インプラント
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋めこみ、その上に人工歯を装着する治療法です。人工歯根と顎の骨が結合されることでズレることなく、しっかり噛めるようになります。天然の歯のような見た目を再現できるのもメリットです。
一方で、顎の骨に人工歯根を埋め込むためには外科的な手術が必要になります。また、自費診療になるため、費用が高額になる点もデメリットといえるでしょう。
重度の虫歯の治療期間
軽度の虫歯であれば短期間で治療が完了することが多いですが、重度の状態にまで虫歯が進行すると複雑な治療が必要になるため、治療期間が長くなる傾向にあります。ここでは、重度の虫歯の治療期間の目安について解説します。
根管治療の場合
根管治療にかかる期間は1〜2ヶ月程度が目安です。
根管治療は基本的に2〜4回の通院が必要になります。1回あたりの治療にかかる時間は30〜60分程度で、感染状態によっては通院回数が増えることもあるでしょう。また、治療後に装着する被せ物の作製と調整のために1〜2回程度の通院が必要になります。
抜歯の場合
抜歯自体は1回の通院で完了します。抜歯後、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの歯を補う治療を受ける場合にはさらに時間がかかります。
- 部分入れ歯:2週間〜1か月程度(保険診療の場合)
- ブリッジ:1〜2か月程度
- インプラント:半年〜1年程度
インプラントの場合は、埋め込んだ人工歯根と顎の骨が結合するのを待つ必要があるため、入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長いです。また、顎の骨を増やす治療が必要になる場合には、さらに治療期間が延びる可能性があるでしょう。
重度の虫歯の治療費用
虫歯の治療には基本的には健康保険が適用されます。
しかし、使用する素材や治療法によっては保険が適用されず、全額自己負担になることもあります。ここでは、重度の虫歯の治療にかかる費用について解説します。
根管治療の場合
根管治療にかかる費用は保険適用の3割負担の場合、3,000円〜5,000円程度が目安です。根管治療後に装着する被せ物の費用は、選択する素材によって異なります。保険が適用される金属製の被せ物は3,000円〜5,000円程度です。
セラミックやジルコニアなどの審美性の高い素材を選ぶと、保険が適用されず高額になる傾向にあります。例えばセラミックで作られた被せ物は1本あたり8万円〜18万円程度が目安になります。
抜歯の場合
抜歯にも保険が適用されることが多く、かかる費用の目安としては1本あたり3,000円〜7,000円程度です。
抜歯後に部分入れ歯やブリッジ、インプラントで歯を補う場合には、それぞれ費用がかかります。部分入れ歯やブリッジの場合、選択するものによっては保険が適用されます。費用の目安は、以下のとおりです。
- 部分入れ歯:5,000円〜1万5,000円程度(保険診療の場合)
- ブリッジ:1本あたり2万円程度(保険診療の場合)
- インプラント:1本あたり30万円〜50万円程度
インプラントは保険が適用されないため、高額な費用がかかります。自費診療の場合は歯科医院によって金額が異なるので、費用が気になる方は事前に見積もりを取って比較検討しましょう。
まとめ
重度の虫歯を放置すると、歯を失うだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
虫歯が神経にまで達すると強い痛みが現れ、さらに進行すると神経が壊死して痛みを感じなくなることもあります。痛くなくなったからといって放置してはいけません。他の歯を守るためにも治療を受けましょう。
虫歯が神経にまで達している場合には根管治療を行います。歯を残せないほど進行している場合には抜歯を行い、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯を補います。
虫歯が進行すればするほど複雑な治療が必要になり、その分費用も時間もかかります。そのため、虫歯がある場合は放置せず、違和感があるときは早めに歯科医院を受診してください。
虫歯にお悩みの方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.12.20更新
年末年始休診のお知らせ
12月29日(日)〜2025年1月3日(金)の期間は休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
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2024.12.17更新
ホワイトニングの種類が知りたい!それぞれの費用と回数の目安とは
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯を白くしたいけれど、ホワイトニングにはどんな種類があるのか気になってはいませんか。ホワイトニングの方法によって効果や施術にかかる費用、回数が異なります。そのため、事前に特徴を知ることが大切です。
そこで本記事では、ホワイトニングの種類や費用、回数の目安などについて解説します。ご自身に合ったホワイトニング方法を選ぶことで効果を最大限に引き出すことができます。自分にあったホワイトニング方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して、歯の表面や内部に沈着した黄ばみなどの着色汚れを分解し、歯の色を白くする歯科治療のひとつです。コーヒーや赤ワイン、カレーなどの着色性の飲食物や喫煙、加齢などが原因で歯に着色汚れが付着することがあります。
ホワイトニングをすることで、これらの要因によって失われた歯の白さを取り戻し、口元の印象を改善できるでしょう。
ホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれ施術方法や効果の持続期間が異なります。元々の歯の色味やライフスタイル、予算などを踏まえ、歯科医師と相談しながら、ご自身に合った方法を検討すると良いでしょう。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには、さまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるため、希望の歯の白さや現在の歯の状態に合った方法を選択することが大切です。以下に、代表的な4つのホワイトニング方法をご紹介します。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングとは、薬局などで購入できるホワイトニング効果がある歯磨き粉を使用したり、ホワイトニングサロンで施術を行なったりして歯を白くする方法です。
セルフホワイトニングは、低コストで気軽に始められる点が最大の魅力です。特別な技術や専門知識が必要なく、日常的に継続しやすいという利点があります。
しかし、セルフホワイトニングは本来の歯の色よりも白くできるわけではないので効果は限定的で、均一な白さを得ることは難しいのが現状です。また、使用方法を誤ると歯のエナメル質を傷つけたり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性があるため、注意が必要です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の薬剤を使用しておこなうホワイトニングです。高濃度の薬剤を使用するため即効性が高く、1回の施術で効果を実感できる場合もあるでしょう。
オフィスホワイトニングは、歯の表面に過酸化水素を含んだ薬剤を塗布したあとに光を照射します。光が薬剤の成分と反応し、歯の着色を分解することで歯本来の色を白くしていきます。
資格保有者である歯科医師・歯科衛生士が施術を行うため、安全性が高い点が大きなメリットといえるでしょう。
一方で、費用が高額である点はデメリットといえます。色戻りも早く、白さを保つためには、3か月〜半年に1回ほどの頻度で再ホワイトニングする必要があるでしょう。
また、高濃度の薬剤を使用するため、治療後に軽度の歯の痛みや知覚過敏の症状が現れる可能性もあります。これらのリスクも理解したうえで施術を受けることが大切です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースにホワイトニング剤を塗布し、装着することで歯を白くする方法です。過酸化尿素が使用された薬剤を歯の表面に塗布することで、着色した色素を分解します。
ホームホワイトニングのメリットは、自宅で好きな時間に行える点です。また、オフィスホワイトニングに比べて色戻りが起こりにくいため、しっかりとケアを行えば白い歯を長期間維持できます。
一方で、効果が現れるまでに時間がかかる点はデメリットといえます。また、ホワイトニング効果を最大限に得るためには、使用方法を守る必要があります。生活スタイルや自己管理が治療の成功に大きく影響するでしょう。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。即効性だけでなく持続性も兼ね備えているため、長期間ホワイトニング効果を保つことができるでしょう。
ただし、費用が他のホワイトニング方法と比較して高額になります。歯科医院によっては、別々でおこなうより割安な料金プランを提示している場合があるため確認すると良いでしょう。また、高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏のリスクが高くなります。
ホワイトニングの種類別の費用と回数の目安
ホワイトニングを検討する際、費用や効果をみて判断する方が多いでしょう。ホワイトニングは、種類によって費用や必要な回数が大きく異なるため、自分に合った方法を選択することが大切です。以下に、代表的なホワイトニング方法の費用と回数の目安をご紹介します。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングの費用は、500円〜5,000円程度です。サロンなど専門店でおこなうホワイトニングは1回あたり3,000円〜5,000円程度の費用がかかります。3〜4回の施術で効果を期待できるでしょう。効果の持続期間は1ヶ月程度になります。
注意点としてセルフホワイトニングは歯の表面に付着した着色汚れを除去するだけで、歯本来の色以上に白くはできません。
オフィスホワイトニング
歯科医院でおこなわれるオフィスホワイトニングの費用は1回あたり2万〜5万円ほどが相場です。1〜3回の施術で効果を実感できるケースが多いでしょう。効果の持続期間は3〜6か月ほどで、白さを保つためには定期的に再ホワイトニングを受ける必要があります。
オフィスホワイトニングは自分で施術を行う必要がなく、専門家に任せられる点が最大の魅力といえるでしょう。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングの費用相場は、2万〜4万円程度です。2週間〜1か月ほど継続することで効果を実感できるケースが多いでしょう。効果の持続期間は6か月〜1年程度と、オフィスホワイトニングに比べて長いです。
歯科医院に通院して施術を受ける必要がなく、歯科医院の指導のもと自分のペースでホワイトニングを進められる点が特徴です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングの費用相場は、5万〜8万円程度です。はじめに即効性のあるオフィスホワイトニングを行うため、1回の施術で効果を得られる場合もあります。
効果の持続期間には個人差がありますが平均して6か月〜1年程度です。効果が現れるまでにかかる回数や持続期間には個人差があるため、歯科医師に相談のうえ、自分に合った方法を選択することがポイントになるでしょう。
ホワイトニングの種類を選ぶときのポイント
ここではホワイトニングの種類を選ぶときのポイントについて解説します。
費用を抑えたい方
費用を抑えたい方にはセルフホワイトニングが選ばれる傾向があります。セルフホワイトニングは、市販の歯磨き粉やサロンでおこなうホワイトニング方法です。
ほかのホワイトニング方法に比べて費用が安いだけでなく、使用する薬剤の濃度が低いため、安全性が高いとされています。
ただし、即効性や効果の持続期間は限定的です。また、歯本来の色以上に白くしたい場合にはほかの方法を検討したほうがよいでしょう。
短期間で歯を白くしたい方
短期間で歯を白くしたい方にはオフィスホワイトニングが選ばれる傾向があります。
オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師・歯科衛生士が施術を行う方法で、高濃度の薬剤や機器を用いるため短期間で効果を実感できる場合が多いです。そのため、結婚式や成人式、面接など、特別なイベントを控えている方に選ばれています。
一方、即効性が高い分、効果の持続期間が短いことや、費用が他の方法より高めである点を考慮する必要があります。
効果を長期間維持したい方
効果を長期間維持したい方にはホームホワイトニングが選ばれる傾向があります。ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースと薬剤を使用しておこなう方法で、薬剤を歯の内部にじっくりと浸透させるため、効果が長持ちするという特徴があります。
一方で効果が現れるまでに時間がかかるという点は理解しておく必要があるでしょう。
即効性と持続性の両方を得たい方
デュアルホワイトニングは、短期間で効果を実感できるオフィスホワイトニングと、持続性に優れたホームホワイトニングの両方の利点を得ることができます。そのため、大切なイベントまでにしっかり準備したいという方に選ばれています。
ただし、費用が他の方法に比べて高くなる場合が多いため事前に確認しておきましょう。
まとめ
ホワイトニングには、セルフホワイトニング・オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの4種類があり、それぞれ特徴が異なります。自分のライフスタイルや予算などに合った方法を選択することが大切です。
効果を最大限に得るために、歯科医師と相談のうえ、ご自身に合った方法を選びましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.12.10更新
子どもも歯科検診を受けた方が良いの?事前に知っておきたいことまとめ
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
子どもの口の中の健康を守るためには歯の健康管理が重要です。歯科医院を受診して歯科検診をすすめられた方も少なくないでしょう。
しかし、なかには「子どもの歯科検診って本当に必要なの?」「いつから始めればいいの?」といった疑問をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。
歯医者でおこなう歯科検診は、虫歯の予防だけでなく子どもの口内の発達状態を確認する大切な機会となります。子どものうちから定期的にケアを行うことにより、将来的な歯のトラブルを防ぐことが期待できるでしょう。
そこで今回は、子どもの歯科検診の開始時期や検診内容、受診頻度などについて解説します。子どもの歯科検診について興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
子どもが歯科検診を受けるべき理由
子どもの歯は生え変わるため、虫歯になっても問題ないと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、子どもの定期的な歯科検診は、歯や口の中の健康には欠かせません。定期検診では、お子さまの口の中の状態を確認し、成長に合わせた適切なアドバイスを受けられます。お子さまの成長をサポートするために必要不可欠です。
ここでは、子どものうちから歯科検診を受けるべき理由について解説します。
虫歯などの早期発見につながる
乳歯から永久歯に生え変わる時期は、虫歯や歯並びの問題が発生しやすいといわれています。歯科検診を受けていれば、万が一トラブルが起こっていても早期発見・早期治療ができるので、お子さまの将来的な歯の健康を守ることが期待できるでしょう。
虫歯などのトラブルを初期段階で発見できれば、痛みを伴う大きな治療を避けられます。
正しい歯磨きの仕方が身に付く
歯科検診ではブラッシング指導もおこないます。そのため、正しい歯磨きの方法を身につけるきっかけとなるでしょう。子どものうちに正しい方法で歯を磨く習慣を身につけることは、生涯の歯の健康に大きく影響するため非常に重要です。
歯並び・噛み合わせの異常を早期に発見できる
歯並びや噛み合わせの異常は早期発見することがポイントになります。歯並び・噛み合わせに異常があると、うまく発音できなかったり食べ物を噛みきれなかったりといったトラブルの原因になります。また、将来的に顎関節症などを引き起こすリスクが高くなるでしょう。
子どもの歯科検診では、歯並びや噛み合わせに問題がないかも確認してもらえます。万が一、歯並び・噛み合わせに異常があっても、定期的に歯科医院に通っていれば適切な時期に矯正治療を始められるでしょう。
子どもの歯科検診でやること
子どもの歯科検診では、どのようなことがおこなわれるのか気になってはいませんか。お子さんの歯科検診を円滑に進めるためには、事前の準備が大切です。以下に、子どもの歯科検診でやることについて解説します。
虫歯の有無や歯並び・噛み合わせの確認
歯科医師が専用の器具を使って、お子さまの口の中を確認していきます。特に、乳歯の虫歯は進行が早いため小さな異変も見逃さないよう注意深く確認することが重要です。
歯並びについては、永久歯の生え変わり時期に合わせて、将来的な歯列矯正の必要性も判断します。また、上下の歯の噛み合わせをチェックし、あごの発達状態の確認をおこなう場合もあるでしょう。
ブラッシング指導・食事指導
お子さまの歯磨き習慣をチェックし、年齢や歯並びに応じたブラッシング方法を指導していきます。ブラッシング指導は、歯ブラシの選び方や持ち方、磨き残しが起こりやすい部分の磨き方などを指導し、自宅での歯磨きの質を向上させることを目的として行われます。
また、普段の食生活をうかがって虫歯予防の観点から、おやつの選び方や食事の摂り方についてもアドバイスをおこないます。
クリーニング
歯科医師・歯科衛生士が専用の器具を使用して、プラークや歯石の除去をおこないます。通常の歯磨きでは取りきれない部分に付着した汚れも、クリーニングで除去することで虫歯になりにくい清潔な環境に整えていきます。
クリーニングは、子どもの年齢や状態に合わせて痛くない方法で実施するケースが多いでしょう。日頃から歯のクリーニングを受ける習慣を身につけていれば、歯科治療に対する恐怖心を軽減することが期待できます。
シーラント
シーラントとは、歯の溝をプラスチック樹脂で埋める処置です。乳歯の奥歯や生えたばかりの6歳臼歯は虫歯になりやすい部分です。奥歯の溝は深いため汚れが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくい環境になります。
ブラッシングだけでは虫歯リスクが高いと判断された場合は、虫歯予防としてシーラント処置をおこなうケースが一般的です。奥歯の溝を特殊な樹脂で埋めることで、食べかすが詰まりにくくなり、ブラッシングで容易に汚れを除去できるようになります。
痛みを伴わない安全な予防処置として注目されています。
フッ素塗布
フッ素には歯の質を強化して唾液の再石灰化作用を助ける働きがあります。また、虫歯菌の活動を抑制する働きもあるため、虫歯予防に効果的な処置です。歯を削る必要がないため小さな子どもでも抵抗なく受けられるでしょう。
フッ素塗布にかかる時間は数分です。フッ素塗布を受ける頻度は、一人ひとりのお口の中の状態によって異なります。
特に、乳歯から永久歯に生え変わる時期は、虫歯になるリスクが高いです。新しく生えてきた歯を守るためにも、定期的にフッ素塗布を受けることが推奨されます。
歯科検診は何歳から?
歯科検診は、乳歯が生え始める生後6か月頃から受けることが可能です。口の中の発達状態を確認しながら、適切な仕上げ磨きの方法などを確認することができるでしょう。
また、乳歯が次々と生えてくる1歳前後から開始する場合もあります。生えたての歯は、歯の質が弱く虫歯になりやすい状態です。
乳歯が生え始めたころから口腔ケアを行う習慣を身につけ、正しい食生活についてのアドバイスを受けることで健康な口内環境を保つことができるでしょう。特に2~3歳は乳臼歯が生え始め、食事も幼児食へと移行する時期になるため、虫歯になりやすく細やかな観察が必要です。
さらに、乳歯から永久歯への生え変わり時期である5〜6歳では、あごの発達状態もチェックする必要があります。子どものうちから歯科医院で定期検診を受けていれば、成長段階に合わせた適切なアドバイスや処置を受けることが可能です。
歯科検診はどのくらいの頻度で受けるの?
歯科検診の通院頻度は、お子さんの年齢やお口の中の状態によって異なります。一般的な目安として、3〜6か月に1回の頻度で検診を受けることをすすめられるケースが多いでしょう。
虫歯を予防するためには、乳歯が生え始める時期からしっかりとケアを行うことが重要です。そのため、虫歯になりやすい場合は、2〜3か月に1回の頻度で検診を受けることが望ましいとされています。
また、永久歯への生え変わりが始まる5〜6歳頃は、特に注意深く観察する必要があります。この時期は、あごの発達状態や永久歯の生え具合をチェックし、必要に応じて予防処置をおこないます。
そのため、3か月に1回の頻度で受診をすすめられる場合もあるでしょう。歯並びや噛み合わせが気になる場合も、短い間隔で検診を受けて経過観察する必要があります。このように、通院頻度はお子さんによって異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。
まとめ
子どものうちから歯科検診を受けることは、健康な歯を育むためには必要不可欠だといえます。定期的に歯科検診を受けることで、虫歯や歯並びの問題を早期に発見できるでしょう。
さらに定期検診では、お子さんの成長に合わせた専門的なアドバイスを受けることができます。歯科医院で指導された内容に基づいて、ご家庭でも効果的なケアが実施できるでしょう。
定期検診を通じて子どもが自然と歯の健康に関心を持つようになることも期待できます。お子さまのお口の健康を守るためにも、定期的に歯科検診を受けましょう。
お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.12.03更新
マウスピース矯正とは?他の矯正方法との違いや費用と期間、症例について
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯列矯正の方法は、主に2種類あります。昔から行われているワイヤー矯正と、近年人気が高まっているマウスピース矯正です。
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは異なり、矯正器具が目立ちにくいなどのメリットがあります。「マウスピース矯正を検討しているが、メリット・デメリットが分からない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、マウスピース矯正の費用や期間、治療できる症例、メリット・デメリットなど、マウスピース矯正について詳しく解説します。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、マウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを整える矯正方法です。マウスピースは透明なので装置が目立ちにくく、周囲の人に気付かれにくいという特徴があります。
形が少しずつ異なるマウスピースを10日~2週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かしていきます。マウスピースを装着することで継続的に歯に圧力を加え、歯を移動させます。
継続的な矯正圧が必要になるため、1日20時間はマウスピースを装着する必要があります。そのため、食事や歯磨き以外の時間はマウスピースを装着することが推奨されます。
マウスピース矯正と他の矯正方法との違い
マウスピース矯正は、他の矯正方法とどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、
ワイヤー矯正との違いを解説します。
見た目
マウスピース矯正とワイヤー矯正の大きな違いは、矯正治療中の見た目です。
ワイヤー矯正では歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。ブラケットやワイヤーは目立ちやすく、矯正治療に踏み切れないという方も少なくありません。
裏側矯正や透明の装置を使用する方法もありますが、目の前で話す相手には矯正器具が見えてしまいます。
一方で、マウスピース矯正では透明なマウスピースを使用するので、口を開けても矯正をしていることが気づかれにくいです。
取り外しの可否
ワイヤー矯正の装置は固定されるため、自分で取り外すことはできません。
一方で、マウスピースは取り外しが可能です。食事をこれまで通りに行うことができ、装置に食べ物が詰まることもありません。
歯磨きの際にも取り外せるため、綺麗に歯を磨くことができます。
治療の痛み
痛みの感じ方には個人差がありますが、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みが少ないとされています。
ワイヤー矯正の場合、調整する際に強い圧力が歯にかかるため、調整直後から数日間は痛みを覚えやすいです。矯正装置によって口腔内が傷つき、痛みを覚えることもあるでしょう。
一方で、マウスピース矯正は、マウスピースの交換直後は痛みや違和感を覚えることはありますがワイヤー矯正よりも痛みが少ないです。装置によって口腔内が傷つくこともなく、口内炎のリスクも低いです。
マウスピース矯正の費用と期間
マウスピース矯正の費用相場と治療期間は、それぞれ以下の通りです。
費用
マウスピース矯正の費用相場は、全体矯正で60~100万円、部分矯正で10~40万円です。マウスピース矯正に限ったことではありませんが、矯正治療は保険適用外です。自由診療で歯科医院ごとに費用が異なるため、複数の歯科医院を比較検討するようにしましょう。
治療期間
マウスピース矯正の治療期間の目安は、部分矯正で2か月~1年、全体矯正で2~3年です。症状によって治療期間は異なりますが、治療計画を立てる際に治療期間の目安を知ることができます。
治療期間を早めることはできませんが、計画通りに治療を終えるには適切にマウスピースの装着やケアを徹底しましょう。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例
マウスピース矯正はどのような症例でも治療できるわけではありません。口腔内の状態によっては治療できないケースもあります。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例を紹介しますが、自己判断できるものではないため、歯科医師に相談することを推奨します。
治療できる症例
マウスピース矯正で治療できる症例として、軽度の不正咬合や前歯のみの部分矯正などが挙げられます。具体的には、以下のような症例はマウスピースで治療できる可能性があります。
- すきっ歯
- 出っ歯
- 叢生
- 矯正後の軽度の後戻り
治療できない症例
マウスピース矯正ができない症例は、重度の叢生や骨格に問題があるなどのケースです。具体的には、以下のような症例はマウスピースで治療できない可能性があります。
- 重度の不正咬合
- 骨格に問題がある
- インプラント治療をしている
- 重度の歯周病
- 親知らず以外に埋まっている歯がある
- 永久歯が生え揃っていない
症例によっては、ワイヤー矯正と併用し、途中からマウスピース矯正に切り替えることができるケースもあります。歯科医師に口腔内の状態を確認してもらい、自分にあった矯正治療を行いましょう。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には、さまざまなメリットがあります。マウスピース矯正のメリットについてみていきましょう。
矯正装置が目立たない
マウスピース矯正の最大のメリットは、矯正装置が目立たないという点です。矯正装置が目立つという理由で、矯正を始める一歩が踏み出せない方も少なくありません。
ワイヤー矯正では矯正装置が目立ってしまいますが、マウスピース矯正は透明なマウスピースを使用するので装置が目立ちにくいという特徴があります。周囲の人に気づかれにくいため、人の目が気になるということも起こりにくいでしょう。
食事や歯磨きの負担が少ない
マウスピース矯正のマウスピースは取り外しできるため、食事や歯磨きはこれまで通りに行えます。ワイヤー矯正の装置は取り外せないため、矯正装置に食べ物が引っかかったり、装置への着色を予防したりするために、一定の飲食物を避けなければなりません。
マウスピース矯正ならば、食事の際に取り外せば自由に食事ができます。歯磨きの際にも取り外しできるため、歯を綺麗に磨くことが可能です。
虫歯や歯周病になりにくい
矯正治療中に虫歯や歯周病になれば、矯正治療を中断して虫歯や歯周病の治療を優先しなければなりません。そうなれば、矯正期間が延長されます。
矯正治療中の虫歯や歯周病の原因は、日常のケア不足であることが多いです。マウスピース矯正ならばマウスピースを取り外して歯を磨けるため、ワイヤー矯正に比べると虫歯や歯周病が起こりにくいといえます。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正にはメリットだけではなく、デメリットもありますデメリットも理解した上で、マウスピース矯正を検討しましょう。
自己管理が必要
マウスピース矯正は、マウスピースの着脱や管理を患者さまが自分で行わなければなりません。1日20時間以上の装着が必要であり、10日~2週間ほどで新しいマウスピースに交換します。
装着時間やマウスピースの交換時期などが守れていなければ、治療計画通りに進めることができず、矯正期間が延びる原因になります。治療計画通りに進めるためにも、矯正期間中は自己管理をしっかり行いましょう。
対応できない症例もある
マウスピース矯正は全ての症例に対応できるわけではありません。歯の大きな移動は難しいため、マウスピース矯正では治療できないケースもあります。
ワイヤー矯正は歯科医師が調整しながら矯正するため、多くの症例に対応できます。そのため、マウスピース矯正で対応できない症例は、ワイヤー矯正と併用が必要になる可能性があります。
まとめ
マウスピース矯正は矯正装置が目立ちにくく、手入れも行いやすい矯正方法です。マウスピース矯正では対応できない症例もあるため、まずは歯科医院に相談してみましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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