Warning: Attempt to read property "slug" on string in /home/umygame6/kitamura-dc-k.com/public_html/wp-content/themes/genova_tpl/functions.php on line 545
重度の虫歯の症状は?放置リスクと治療方法、治療費用と期間について

医院ブログ

2024.12.24更新

重度の虫歯の症状は?放置リスクと治療方法、治療費用と期間について

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

重度の虫歯のイメージ

虫歯は成人した日本人のおよそ9割が経験しているといわれていますが、なかには治療を受けないまま虫歯を放置している方もいるでしょう。虫歯を放置し、重度の状態にまで進行するとさまざまなリスクがあります。

今回は、重度の虫歯の症状や放置するリスク、治療法などについてくわしく解説します。虫歯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

重度の虫歯の症状

重度の虫歯で強い痛みを感じる女性

軽度の虫歯は、痛みなどの症状がほとんどなく、見た目でもわかりづらいため、発見が遅れやすいです。中等度の状態にまで進行すると冷たいものを口にするとしみたり痛んだりすることもあります。

重度の状態にまで虫歯が進行すると、日常生活に影響を及ぼすことも少なくないでしょう。以下では、重度の虫歯の具体的な症状について解説します。

強い痛みを感じるようになる

虫歯が進行し、歯の内部にある神経にまで達すると強い痛みを感じるようになります。

中等度の虫歯では冷たいものや熱いものを口にしたときに痛みを感じることがありましたが、重度の状態にまで進行すると何もしていなくても痛みを感じるようになるのです。一日中ズキズキと痛むこともあるでしょう。

さらに虫歯が進行し、神経が壊死すると痛みを感じなくなります。痛みがなくなったからといって放置する方がいるかもしれません。

しかし、さらに放置すると顎の骨にまで影響を及ぼす可能性があるため、治療を受ける必要があるのです。

変色する

虫歯が進行すると歯の表面にあるエナメル質に穴が開き、部分的に黒ずんだり茶色く変色したりすることがあります。虫歯が重度の状態にまで進行すると、外側から見ただけでもわかるくらいに大きく黒ずむことがあります。

歯茎や顔が腫れる

虫歯が歯根にまで到達すると、歯茎や顎骨にまで細菌感染が広がることがあります。これによって、歯茎が赤く腫れたり膿が溜まったりする場合もあるでしょう。

さらに進行して体の免疫力が低下すると、顔が腫れることもあり、その部分が熱を持ったり発熱したりする場合もあります。

歯が欠ける・ぐらつく

虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯がもろくなって欠けたりぐらついたりすることもあります。この段階では食べ物を噛むことが難しくなったり会話しにくくなったりする可能性もあるでしょう。

重度の虫歯の放置リスク

重度の虫歯の放置リスクのイメージ

重度の虫歯を放置するとさまざまな悪影響があります。ここでは、重度の虫歯を放置するリスクについてくわしく解説します。

歯を失う可能性がある

虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯の神経や歯根にまで細菌が到達し、最終的には抜歯が必要になる可能性があります。歯を失うと再生することはありません。

歯を失うと噛み合わせに影響が出るだけでなく、空いたスペースに隣接する歯が移動するなどして歯並びが乱れることもあるでしょう。

歯周病になるリスクが高まる

虫歯を放置すると、歯周病を引き起こすリスクも高まります。虫歯によって細菌が増殖し歯茎や顎骨に炎症が広がると、歯周組織が破壊されます。

歯周病にかかると口臭がひどくなったり口の中がねばついたりといった症状が現れます。さらに悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあるでしょう。

全身の健康に影響を及ぼす可能性がある

重度の虫歯を放置すると全身の健康に影響を及ぼす可能性もあります。虫歯菌が血液を介して全身をめぐると、頭痛や発熱などの症状が現れる可能性があるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気を引き起こすリスクもあります。

特に免疫力が低下している方や、基礎疾患を持っている方は通常よりも合併症を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。また、虫歯による炎症が続くと病気に対する抵抗力が弱くなり、生活習慣病の発症リスクが高まることも考えられます。

重度の虫歯の治療方法

重度の虫歯を治療する様子

では、重度の虫歯はどのように治療するのでしょうか。ここでは、重度の虫歯の代表的な治療方法について解説します。

根管治療

虫歯が歯の神経にまで達した場合は、根管治療が必要になります。根管治療とは、歯の内部にある感染した神経や血管を取り除き、洗浄・消毒する治療のことです。その後、土台を立て、その上に被せ物を装着して歯の機能を回復させます。

根管治療を受けることで、ご自身の歯を残すことができます。

抜歯

虫歯がさらに進行し、歯の根元や周囲の組織に深刻なダメージを与えている場合や、根管治療をしても歯を残せないと判断される場合には抜歯が必要になるケースが多いです。抜歯後は、以下の方法で歯を補うのが一般的です。

入れ歯

入れ歯とは、失った歯を補う取り外し可能な人工歯のことです。保険が適用される入れ歯を選択することで費用を抑えることができます。また、取り外してお手入れができるため、清潔に保ちやすいです。

一方で、食事の際にズレて噛みにくかったり、慣れるまでは違和感を覚えやすかったりする点はデメリットといえるでしょう。また、保険が適用される部分入れ歯の場合は、口をあけたときに金属のバネが目立つ可能性があります。

ブリッジ

ブリッジとは、欠損した歯の両隣の歯を支えにし、橋を架けるように人工歯を装着する治療法です。

固定式のため、食事の際にズレることがありません。また、取り外してお手入れをする必要がなく、天然の歯と同じように歯磨きができます。セラミックなどの審美性の高い素材を選択することで、天然の歯のような見た目になる点もメリットです。

一方で、支えにする両隣の歯を削らなければならない点はデメリットといえるでしょう。

インプラント

インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋めこみ、その上に人工歯を装着する治療法です。人工歯根と顎の骨が結合されることでズレることなく、しっかり噛めるようになります。天然の歯のような見た目を再現できるのもメリットです。

一方で、顎の骨に人工歯根を埋め込むためには外科的な手術が必要になります。また、自費診療になるため、費用が高額になる点もデメリットといえるでしょう。

重度の虫歯の治療期間

重度の虫歯にかかる治療期間のイメージ

軽度の虫歯であれば短期間で治療が完了することが多いですが、重度の状態にまで虫歯が進行すると複雑な治療が必要になるため、治療期間が長くなる傾向にあります。ここでは、重度の虫歯の治療期間の目安について解説します。

根管治療の場合

根管治療にかかる期間は1〜2ヶ月程度が目安です。

根管治療は基本的に2〜4回の通院が必要になります。1回あたりの治療にかかる時間は30〜60分程度で、感染状態によっては通院回数が増えることもあるでしょう。また、治療後に装着する被せ物の作製と調整のために1〜2回程度の通院が必要になります。

抜歯の場合

抜歯自体は1回の通院で完了します。抜歯後、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの歯を補う治療を受ける場合にはさらに時間がかかります。

  • 部分入れ歯:2週間〜1か月程度(保険診療の場合)
  • ブリッジ:1〜2か月程度
  • インプラント:半年〜1年程度

インプラントの場合は、埋め込んだ人工歯根と顎の骨が結合するのを待つ必要があるため、入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長いです。また、顎の骨を増やす治療が必要になる場合には、さらに治療期間が延びる可能性があるでしょう。

重度の虫歯の治療費用

重度の虫歯にかかる治療費用のイメージ

虫歯の治療には基本的には健康保険が適用されます。

しかし、使用する素材や治療法によっては保険が適用されず、全額自己負担になることもあります。ここでは、重度の虫歯の治療にかかる費用について解説します。

根管治療の場合

根管治療にかかる費用は保険適用の3割負担の場合、3,000円〜5,000円程度が目安です。根管治療後に装着する被せ物の費用は、選択する素材によって異なります。保険が適用される金属製の被せ物は3,000円〜5,000円程度です。

セラミックやジルコニアなどの審美性の高い素材を選ぶと、保険が適用されず高額になる傾向にあります。例えばセラミックで作られた被せ物は1本あたり8万円〜18万円程度が目安になります。

抜歯の場合

抜歯にも保険が適用されることが多く、かかる費用の目安としては1本あたり3,000円〜7,000円程度です。

抜歯後に部分入れ歯やブリッジ、インプラントで歯を補う場合には、それぞれ費用がかかります。部分入れ歯やブリッジの場合、選択するものによっては保険が適用されます。費用の目安は、以下のとおりです。

  • 部分入れ歯:5,000円〜1万5,000円程度(保険診療の場合)
  • ブリッジ:1本あたり2万円程度(保険診療の場合)
  • インプラント:1本あたり30万円〜50万円程度

インプラントは保険が適用されないため、高額な費用がかかります。自費診療の場合は歯科医院によって金額が異なるので、費用が気になる方は事前に見積もりを取って比較検討しましょう。

まとめ

重度の虫歯を治療して食事を楽しめるようになった女性

重度の虫歯を放置すると、歯を失うだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

虫歯が神経にまで達すると強い痛みが現れ、さらに進行すると神経が壊死して痛みを感じなくなることもあります。痛くなくなったからといって放置してはいけません。他の歯を守るためにも治療を受けましょう。

虫歯が神経にまで達している場合には根管治療を行います。歯を残せないほど進行している場合には抜歯を行い、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯を補います。

虫歯が進行すればするほど複雑な治療が必要になり、その分費用も時間もかかります。そのため、虫歯がある場合は放置せず、違和感があるときは早めに歯科医院を受診してください。

虫歯にお悩みの方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

SEARCH