2024.11.12更新
歯のブリッジの種類とは?保険適用・自費治療それぞれの種類を徹底紹介!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯を失った際、一般的に選ばれる治療法の一つが歯のブリッジです。ブリッジは、失った歯の両側にある健康な歯を支えにして、人工の歯を固定する治療方法です。
ブリッジには保険が適用されるものと自費治療のものがあり、それぞれで使用される素材や仕上がり、費用に違いがあります。
この記事では、保険が適用されるブリッジと自費治療のブリッジのそれぞれの種類や特徴を詳しく解説します。歯のブリッジ治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
歯のブリッジ治療とは
歯のブリッジ治療とは、失った歯を補う治療法の一つです。失った歯の両側にある歯を削って土台とし、その上に人工の歯を橋渡しのように取り付けて固定します。この治療法は、噛み合わせや見た目の改善、口腔内の機能回復に有効です。
ブリッジ治療は、インプラント治療のように手術をする必要がありません。また、固定式のため、噛んだときの違和感が少なく、見た目も自然に仕上がることが多いです。
ただし、健康な歯を削らなければならない点はデメリットといえます。
保険が適用されるブリッジの種類
歯のブリッジには、いくつかの種類があります。保険が適用されるブリッジは、噛む・話すといった最低限の機能を回復することを目的としており、使用できる素材に制限があります。
その一方で保険が適用されることから、低コストで治療を受けることができます。ここでは、保険が適用されるブリッジの主な種類とその費用目安について詳しく解説します。
金属(銀歯)
金属製のブリッジは、保険が適用されるブリッジのなかで最も一般的な選択肢です。金銀パラジウム合金という銀色の金属で作られています。耐久性が高く、強度に優れているため、奥歯に使用されることが多いです。
ただし、金属を使用しているため口をあけたときに目立つことがあります。また、金属アレルギーの症状が現れる可能性がある点もデメリットといえるでしょう。金属製のブリッジの費用目安は、1本あたり約5,000円〜1万5,000円です。
硬質レジン前装冠
硬質レジン前装冠は、主に前歯に使用されます。金属のフレームに硬質レジン(プラスチック素材)をコーティングして作られています。見た目が自然で、保険適用内で審美性を確保できる点が特徴です。
一方で、レジン素材を使用しているため、時間が経つと変色や摩耗が起こる可能性がある点はデメリットといえるでしょう。硬質レジン前装冠の費用目安は、1本あたり約7,000円〜2万円です。
自費治療のブリッジの種類
自費治療で提供されるブリッジは、保険が適用されるものよりも選択肢が広がり、審美性や耐久性に優れた素材を選ぶことが可能です。患者さんのニーズに応じて、見た目や機能性を重視した治療が行えます。
ここでは、自費治療で選べるブリッジの主な種類とその費用目安をご紹介します。
オールセラミック
オールセラミックは、すべてがセラミックで作られた素材です。金属を使用しないため、透明感があり、天然の歯に近い仕上がりになるのが特徴です。金属アレルギーの方でも安心して使用できます。審美性が重視される前歯に使用されることが多いです。
オールセラミックのブリッジの費用目安は、1本あたり約8万〜15万円です。
メタルボンド
メタルボンドは、内側に金属を使用し、外側にセラミックを焼き付けて作られたものです。金属を使用しているため強度があり、外側にはセラミックを使用しているため美しい仕上がりになります。
一方で金属を使用しているため金属アレルギーの症状が現れる可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
メタルボンドのブリッジの費用目安は、1本あたり約6万〜13万円です。
ジルコニア
ジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高い素材です。金属並みの強度を持ちながらも見た目が美しいのが特徴です。金属を使用しないため、金属アレルギーの症状が現れる心配もありません。
ジルコニアのブリッジの費用目安は、1本あたり約10万〜18万円です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジン(プラスチック)を混合した素材です。セラミックの審美性とレジンの柔軟性を兼ね備えた素材で、リーズナブルな価格で自然な見た目を再現することが可能です。
一方で、摩耗しやすく、長期間使用すると変色する可能性がある点はデメリットといえるでしょう。また、オールセラミックやジルコニアに比べると耐久性は劣ります。
ハイブリッドセラミックの費用目安は、1本あたり約4万〜10万円です。
ゴールド
ゴールドは、いわゆる金歯です。金は人体との相性が良く、腐食しにくいという性質があります。柔軟性があり、噛み合わせの歯に負担がかかりにくいため、長期間使用できます。
一方で、見た目が金色のため、口をあけたときに目立つことがあります。
ゴールドの費用目安は、1本あたり約8万〜15万円です。
歯のブリッジの種類を選ぶポイント
歯のブリッジ治療は、失った歯を補う治療方法の一つですが、選べる種類は多く、それぞれに特徴があります。ブリッジを選ぶ際には、審美性・耐久性・費用など、複数の要素をバランスよく考慮することが重要です。
ここでは、歯のブリッジを選ぶ際に押さえておきたいポイントについて解説します。
審美性を重視する場合
見た目を重視する場合、特に前歯に使用するブリッジでは、オールセラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材を選択される方が多いです。
自費治療になるため費用は高額ですが、これらの素材は白く透明感があり、天然の歯に近い見た目を実現できるため、自然な笑顔を保てます。
耐久性を重視する場合
奥歯にブリッジを装着する場合、噛む力が強くかかるため、耐久性が重要です。メタルボンドやジルコニア、ゴールドは強度が高く、長期間にわたって使用できるため、奥歯の治療に選択される傾向があります。
費用を重視する場合
費用を重視する場合には、保険が適用されるブリッジが選択されることが多いです。保険が適用されるブリッジには、金属製のブリッジや硬質レジン前装冠があります。これらのブリッジを選択することで安価に治療を受けられます。
ただし、金属製のブリッジを選択すると、口をあけたときに目立つことや金属アレルギーの症状が現れることがあるため注意が必要です。
金属アレルギーがある場合
金属アレルギーがある方は、メタルボンドや金属製のブリッジは避けたほうがよいでしょう。その場合は、オールセラミックやジルコニアなどの金属を使用しない素材を選択することで、安全に治療を受けられます。
メンテナンス性を重視する場合
ブリッジは長期間使用するため、メンテナンスのしやすさも重要です。特に素材によっては、摩耗や変色しやすいものがあります。ジルコニアやオールセラミックは変色しにくく、メンテナンスがしやすいです。
まとめ
歯のブリッジには、保険適用と自費治療の選択肢があり、それぞれ異なる特徴があります。保険が適用されるブリッジには、主に金属製のブリッジや硬質レジン前装冠があります。これらを選択することで安い費用で治療を受けられますが、審美性や耐久性には限界があります。
一方、自費治療のブリッジには、オールセラミックやジルコニアなど、高品質で審美性や耐久性に優れた素材が使用されます。費用は高額になりますが、天然の歯のような見た目を再現できる点や耐久性が高い点は大きなメリットです。
ブリッジを選ぶ際には、患者さんのニーズや予算、治療部位に合った素材を選択することが大切です。治療前に歯科医師としっかりと相談したうえで、ご自身に合ったものを選択しましょう。
ブリッジ治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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