2024.12.03更新
マウスピース矯正とは?他の矯正方法との違いや費用と期間、症例について
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯列矯正の方法は、主に2種類あります。昔から行われているワイヤー矯正と、近年人気が高まっているマウスピース矯正です。
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは異なり、矯正器具が目立ちにくいなどのメリットがあります。「マウスピース矯正を検討しているが、メリット・デメリットが分からない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、マウスピース矯正の費用や期間、治療できる症例、メリット・デメリットなど、マウスピース矯正について詳しく解説します。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、マウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを整える矯正方法です。マウスピースは透明なので装置が目立ちにくく、周囲の人に気付かれにくいという特徴があります。
形が少しずつ異なるマウスピースを10日~2週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かしていきます。マウスピースを装着することで継続的に歯に圧力を加え、歯を移動させます。
継続的な矯正圧が必要になるため、1日20時間はマウスピースを装着する必要があります。そのため、食事や歯磨き以外の時間はマウスピースを装着することが推奨されます。
マウスピース矯正と他の矯正方法との違い
マウスピース矯正は、他の矯正方法とどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、
ワイヤー矯正との違いを解説します。
見た目
マウスピース矯正とワイヤー矯正の大きな違いは、矯正治療中の見た目です。
ワイヤー矯正では歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを通して歯を動かしていきます。ブラケットやワイヤーは目立ちやすく、矯正治療に踏み切れないという方も少なくありません。
裏側矯正や透明の装置を使用する方法もありますが、目の前で話す相手には矯正器具が見えてしまいます。
一方で、マウスピース矯正では透明なマウスピースを使用するので、口を開けても矯正をしていることが気づかれにくいです。
取り外しの可否
ワイヤー矯正の装置は固定されるため、自分で取り外すことはできません。
一方で、マウスピースは取り外しが可能です。食事をこれまで通りに行うことができ、装置に食べ物が詰まることもありません。
歯磨きの際にも取り外せるため、綺麗に歯を磨くことができます。
治療の痛み
痛みの感じ方には個人差がありますが、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると痛みが少ないとされています。
ワイヤー矯正の場合、調整する際に強い圧力が歯にかかるため、調整直後から数日間は痛みを覚えやすいです。矯正装置によって口腔内が傷つき、痛みを覚えることもあるでしょう。
一方で、マウスピース矯正は、マウスピースの交換直後は痛みや違和感を覚えることはありますがワイヤー矯正よりも痛みが少ないです。装置によって口腔内が傷つくこともなく、口内炎のリスクも低いです。
マウスピース矯正の費用と期間
マウスピース矯正の費用相場と治療期間は、それぞれ以下の通りです。
費用
マウスピース矯正の費用相場は、全体矯正で60~100万円、部分矯正で10~40万円です。マウスピース矯正に限ったことではありませんが、矯正治療は保険適用外です。自由診療で歯科医院ごとに費用が異なるため、複数の歯科医院を比較検討するようにしましょう。
治療期間
マウスピース矯正の治療期間の目安は、部分矯正で2か月~1年、全体矯正で2~3年です。症状によって治療期間は異なりますが、治療計画を立てる際に治療期間の目安を知ることができます。
治療期間を早めることはできませんが、計画通りに治療を終えるには適切にマウスピースの装着やケアを徹底しましょう。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例
マウスピース矯正はどのような症例でも治療できるわけではありません。口腔内の状態によっては治療できないケースもあります。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例を紹介しますが、自己判断できるものではないため、歯科医師に相談することを推奨します。
治療できる症例
マウスピース矯正で治療できる症例として、軽度の不正咬合や前歯のみの部分矯正などが挙げられます。具体的には、以下のような症例はマウスピースで治療できる可能性があります。
- すきっ歯
- 出っ歯
- 叢生
- 矯正後の軽度の後戻り
治療できない症例
マウスピース矯正ができない症例は、重度の叢生や骨格に問題があるなどのケースです。具体的には、以下のような症例はマウスピースで治療できない可能性があります。
- 重度の不正咬合
- 骨格に問題がある
- インプラント治療をしている
- 重度の歯周病
- 親知らず以外に埋まっている歯がある
- 永久歯が生え揃っていない
症例によっては、ワイヤー矯正と併用し、途中からマウスピース矯正に切り替えることができるケースもあります。歯科医師に口腔内の状態を確認してもらい、自分にあった矯正治療を行いましょう。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には、さまざまなメリットがあります。マウスピース矯正のメリットについてみていきましょう。
矯正装置が目立たない
マウスピース矯正の最大のメリットは、矯正装置が目立たないという点です。矯正装置が目立つという理由で、矯正を始める一歩が踏み出せない方も少なくありません。
ワイヤー矯正では矯正装置が目立ってしまいますが、マウスピース矯正は透明なマウスピースを使用するので装置が目立ちにくいという特徴があります。周囲の人に気づかれにくいため、人の目が気になるということも起こりにくいでしょう。
食事や歯磨きの負担が少ない
マウスピース矯正のマウスピースは取り外しできるため、食事や歯磨きはこれまで通りに行えます。ワイヤー矯正の装置は取り外せないため、矯正装置に食べ物が引っかかったり、装置への着色を予防したりするために、一定の飲食物を避けなければなりません。
マウスピース矯正ならば、食事の際に取り外せば自由に食事ができます。歯磨きの際にも取り外しできるため、歯を綺麗に磨くことが可能です。
虫歯や歯周病になりにくい
矯正治療中に虫歯や歯周病になれば、矯正治療を中断して虫歯や歯周病の治療を優先しなければなりません。そうなれば、矯正期間が延長されます。
矯正治療中の虫歯や歯周病の原因は、日常のケア不足であることが多いです。マウスピース矯正ならばマウスピースを取り外して歯を磨けるため、ワイヤー矯正に比べると虫歯や歯周病が起こりにくいといえます。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正にはメリットだけではなく、デメリットもありますデメリットも理解した上で、マウスピース矯正を検討しましょう。
自己管理が必要
マウスピース矯正は、マウスピースの着脱や管理を患者さまが自分で行わなければなりません。1日20時間以上の装着が必要であり、10日~2週間ほどで新しいマウスピースに交換します。
装着時間やマウスピースの交換時期などが守れていなければ、治療計画通りに進めることができず、矯正期間が延びる原因になります。治療計画通りに進めるためにも、矯正期間中は自己管理をしっかり行いましょう。
対応できない症例もある
マウスピース矯正は全ての症例に対応できるわけではありません。歯の大きな移動は難しいため、マウスピース矯正では治療できないケースもあります。
ワイヤー矯正は歯科医師が調整しながら矯正するため、多くの症例に対応できます。そのため、マウスピース矯正で対応できない症例は、ワイヤー矯正と併用が必要になる可能性があります。
まとめ
マウスピース矯正は矯正装置が目立ちにくく、手入れも行いやすい矯正方法です。マウスピース矯正では対応できない症例もあるため、まずは歯科医院に相談してみましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
投稿者:
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
CATEGORY
- CAD/CAM冠
- IPR
- MTM
- インビザライン
- インビザライン・エクスプレス
- インビザライン・コンプリヘンシブ
- インビザライン・モデラート
- インビザライン・ライト
- インビザライン矯正
- インプラント治療
- オールセラミック
- カウンセリング
- ジルコニア
- ジルコニアセラミック
- セラミック
- セラミック歯
- セラミック治療
- デメリット
- デンタルローン
- ハイブリッドセラミック
- ブラケット
- ブリッジ
- ホワイトニング
- マウスピース
- マウスピース型
- マウスピース矯正
- メタルタトゥー
- メタルボンド
- メリット
- メンテナンス
- ラミネートベニア
- リスク
- ワイヤー
- ワイヤー矯正
- 予防歯科
- 二酸化ジルコニウム
- 人工ダイヤモンド
- 仮歯
- 保定期間
- 保険適用
- 健康保険
- 入れ歯
- 全体矯正
- 出っ歯
- 前歯
- 医療費控除
- 受け口
- 口腔外科
- 噛み合わせ
- 噛み合わせ治療
- 天然歯
- 失敗
- 奥歯
- 定期診察
- 審美
- 審美性
- 抜歯
- 歯ぎしり
- 歯並び
- 歯列矯正
- 歯周病
- 歯周病菌
- 歯型
- 歯科技工士
- 歯科矯正
- 歯茎
- 治療期間
- 症例
- 矯正期間
- 矯正装置
- 精密検査
- 自由診療
- 自費診療
- 虫歯
- 虫歯治療
- 虫歯菌
- 被せ物
- 親知らず
- 詰め物
- 費用
- 通院
- 通院頻度
- 部分入れ歯
- 部分矯正
- 金属
- 金属アレルギー
- 銀歯
- 顎関節症
- 食いしばり