Warning: Attempt to read property "slug" on string in /home/umygame6/kitamura-dc-k.com/public_html/wp-content/themes/genova_tpl/functions.php on line 545
前歯をインプラントにする前に知っておきたいメリット・デメリット

医院ブログ

2025.08.19更新

前歯をインプラントにする前に知っておきたいメリット・デメリット

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

前歯をインプラントにした女性

前歯は、会話中や笑ったときなど、人の目にふれやすく、見た目の印象を大きく左右する非常に重要な部位です。そんな前歯を失った場合、選択肢の一つにインプラント治療があります。インプラントは、

見た目の美しさだけでなく、しっかりとした噛み心地を取り戻すことができる治療法ですが、メリットばかりではありません。どのような治療でもそうであるように、デメリットもあります。

今回は、前歯をインプラントにすることで得られるメリットと注意すべきデメリット、さらには治療の流れや費用について、わかりやすく解説していきます。

失った前歯をインプラントにするメリット

失った前歯をインプラントにするメリットイメージ

前歯をインプラントにすることによるメリットを、具体的に紹介していきます。

自然な見た目を取り戻せる

インプラントの魅力の一つに、天然の歯のように自然な見た目を再現できることがあります。前歯は特に目立つ部位のため、見た目が不自然だったり、被せ物だとわかったりしてしまうことを避けたい方が多いです。見た目が良いことは大きなメリットといえるでしょう。

インプラントの上部構造には、セラミックやジルコニアといった審美性の高い素材が使われることが多く、周囲の歯と馴染んだ違和感の無い色味や透明感を再現できます。

噛む力や発音機能が安定する

前歯は食べ物を噛み切る役割を持つだけでなく、発音にも大きく関わっています。特に、サ行やタ行の発音は、舌と前歯の位置関係が重要なため、前歯がないと滑舌が悪くなることもあります。

インプラントは骨としっかり結合するので、グラつきがなく安定した状態で機能するため、しっかり噛めて会話にも支障が出にくくなります。また、入れ歯のようにズレたり外れたりすることもないため、ストレスを感じにくいというメリットもあります。

他の歯への負担が少ない

歯を失った場合、ブリッジ治療では両隣の健康な歯を削って土台にする必要があります。インプラントは人工歯根を単独で埋め込むため、周囲の歯を犠牲にすることはありません。

健康な歯の寿命を守ることができ、長期的に見てもお口全体の健康維持につながります。

失った前歯をインプラントにするデメリット

失った前歯をインプラントにするデメリットイメージ

どんな治療にもデメリットがあるように、インプラントにもデメリットがあります。ここでは、失った前歯をインプラントにする時のデメリットを具体的に紹介します。

外科手術が必要

インプラント治療では、顎の骨に直接、チタン製の人工歯根を埋め込むため、外科手術が必要となります。局所麻酔を使用して行われるため、手術中の痛みは抑えられますが、術後に腫れや痛みを伴うことがあります。

また、心疾患や糖尿病、骨粗しょう症などの全身疾患をお持ちの方は、インプラント治療ができないことがあります。全身状態が安定している場合には、医科との連携によって治療が可能になるケースもありますので、一度歯科医院に相談するのが良いでしょう。

費用が高額になりやすい

インプラント治療は、健康保険が適用されないため自費診療になります。歯科医院によって費用は異なりますが、1本あたりの相場は30万円〜50万円です。骨の量が少ない場合に行われる骨造成術も受ける場合には、別途5万円〜20万円程度かかります。

分割払いや医療ローンに対応している歯科医院もありますので、事前に費用の内訳や支払い方法についてしっかり確認しておくことが大切です。

治療期間が長くなることがある

インプラント治療では、人工歯根と骨がしっかり結合するのを待つ期間が必要です。一般的に、骨との結合にかかる時間は3ヶ月〜6ヶ月程度です。個人差があり、骨の状態によってはさらに長期化することもあります。

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由

前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由イメージ

前歯のインプラントは、他の部位のインプラントと比べて難しいといわれることが多いです。理由は次のとおりです。

骨の厚みや高さが不十分になりやすい

前歯の部位は奥歯に比べて骨が薄く、歯を失った後に骨吸収が進みやすい場所といえます。インプラントを安定して埋入するためには十分な骨の幅と高さが必要ですが、これが足りない場合は骨造成といった追加処置が必要になることがあります。

奥歯のインプラントよりも治療工程が複雑になりやすいことが、前歯のインプラント治療が難しいと言われる理由でしょう。

歯ぐきの形状や位置にこだわりが求められる

前歯は、口元の印象に大きく関わる部位です。そのため、ただインプラントを入れるだけでなく、周囲の歯や歯ぐきと調和した見た目に仕上げる必要があります。

上部構造の色味はもちろんのこと、歯ぐきの厚みやライン、位置関係によって、見た目の美しさが大きく変わります。歯ぐきの形成や仮歯の微調整などが必要になることがあるのです。

前歯のインプラント治療の流れ

前歯のインプラント治療について説明する歯科医師

前歯をインプラントにする場合の一般的な治療の流れを解説します。

カウンセリング・診査診断

まずは患者様のご希望をお聞きし、インプラント治療を知っていただくためにカウンセリングを行います。場合によって、お口の状態をしっかり把握するため、CT撮影・口腔内写真撮影・模型作製などを行います。

骨の厚みや歯ぐきの状態、噛み合わせを確認したうえで、治療計画を立案します。

仮歯の装着

必要に応じて仮歯の装着を行います。前歯は見た目の印象を大きく左右するため、初期段階で仮歯を作成・装着し、治療中も審美性を維持できるようにするケースが多いです。

骨造成や歯肉形成

骨が不足している場合や、歯ぐきの形を整える必要がある場合には、インプラント手術の前にこれらの処置を行います。

インプラント埋入手術

インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋入します。術後は数ヶ月間、骨とインプラントがしっかり結合するまで安静期間を設けます。

手術方法は、1回法と2回法のいずれかが選択されます。

1回法は、インプラント体を埋入と同時に上部構造との接続部分(アバットメント)も装着する方法です。手術が1回なので負担が少ないというメリットがありますが、手術後はアバットメントが露出するため、術後の管理や外見への配慮が必要です。

一方で2回法は、インプラント体を埋入したあとに歯ぐきを完全に閉じ、数ヶ月の治癒期間を経てから、2回目の手術でアバットメントを取り付ける方法です。骨とインプラントがしっかりと結合するまで外力がかかりにくく、感染リスクも抑えられるというメリットがあります。

上部構造(被せ物)の作製・装着

インプラント体と骨と結合が完了し、アバットメントも問題なく装着できたら、型取りをして最終的な被せ物を作製します。ジルコニアやセラミックが選択されることが多く、周囲の歯と馴染む審美性の高い上部構造が入ります。

前歯をインプラントにする場合にかかる費用と期間

前歯をインプラントにする場合にかかる費用と期間イメージ

デメリットにも少し記載しましたが、インプラントは費用が高くなり、期間が長くなる治療です。あらかじめ、費用の目安・治療期間の目安を知っておきましょう。

費用の目安

前歯のインプラントは1本あたり約30〜50万円が相場です。

ただし、仮歯や骨造成、歯肉移植などが加わると、総額で50〜80万円前後になるケースもあります。治療を開始する前に、初診料・検査料・メンテナンス費用なども含めたトータル費用を確認しておきましょう。

治療期間の目安

治療期間には個人差がありますが、骨や歯ぐきの状態が良ければ、インプラント埋入から最終的な被せ物まで3〜6ヶ月が目安です。骨造成を含む場合や、術後の治癒期間を慎重に設ける必要がある場合は、9ヶ月〜1年程度かかることもあります。

まとめ

前歯をインプラントにした美しい歯の女性の口元

前歯のインプラント治療は、見た目・機能性・耐久性を兼ね備えた優れた治療法です。

しかし、費用や治療期間、手術のリスクといった点にも注意が必要です。特に、前歯は見た目に影響を与えやすい部位なので、審美的な配慮をしてもらえるよう、カウンセリングの時点で疑問点や不安点をしっかり確認しておきましょう。

前歯のインプラント治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

SEARCH