2024.01.16更新
銀歯からセラミックにするメリット・デメリット、費用を解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
銀歯からセラミックに変えることを検討している方がいるのではないでしょうか。
しかし、セラミック治療の費用は高額です。そのため、銀歯からセラミックに変えることに二の足を踏む方も少なくありません。
「銀歯からセラミックにするメリットは?」「セラミックの費用はどれくらい?」など疑問をおもちの方もいるのではないでしょうか。
今回は、銀歯からセラミックにするメリットやデメリット、費用について解説します。銀歯からセラミックにしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
銀歯のメリット・デメリット
銀歯とは、金銀パラジウム合金という金属で作られています。銀色をしているため銀歯と呼ばれますが、100%銀でできているわけではありません。日本の歯科治療で、頻繁に使用される素材です。
銀歯には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
銀歯のメリットは、以下のとおりです。
・治療費が安い
・強度がある
銀歯は保険が適用されるため、治療費が安いです。歯科治療にお金をかけたくない方に適しています。さらに、銀歯は強度が高く、硬いものを噛んでも破損しません。
デメリット
強くて丈夫な銀歯ですが、デメリットもあります。
銀歯のデメリットは、以下のとおりです。
・劣化しやすい
・虫歯になりやすい
・金属アレルギーの心配がある
・見た目が悪い
銀歯は強度があるものの、劣化しやすいことが大きな欠点です。劣化して変形することがあり、劣化した銀歯と歯の間にすき間ができると、虫歯になる可能性があります。
また、金属イオンが溶け出して体内に入り込むと、金属アレルギーの症状が現れる可能性もあるのです。銀歯は口を開けると目立つため、審美性を気にする方もいるでしょう。
銀歯からセラミックにするメリット
銀歯のデメリットを補うために、セラミックにしたいと検討する方も少なくありません。銀歯からセラミックにすると、多くのメリットがあります。本項目では、銀歯からセラミックにするメリットについて解説します。
銀歯からセラミックにするメリットは、以下のとおりです。
劣化しにくく、虫歯になりにくい
セラミックは、劣化しにくいため、形状や色がほとんど変化しません。そのため、治療後数年経っても、きれいな状態をキープできます。
また、歯とセラミックの間にすき間ができにくいため、食べかすやプラークが溜まりにくく、虫歯にもなりにくいのです。
金属アレルギーの心配がない
セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。セラミックの詰め物や被せ物に使われる素材は、セラミックやジルコニア、プラスチック素材などです(メタルボンドを除く)。
そのため、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられるでしょう。
審美性が高い
セラミックは、審美性が高いことも大きなメリットです。天然歯に近い色合いや形を再現できます。光沢や透明感のある素材も多く、天然歯とほとんど見分けがつきません。
「銀歯だと、見た目が気になって笑えなかった」「会話に集中できなかった」と、審美性を気にしていた方でも、セラミックにすることで見た目を気にすることなく会話が楽しめるでしょう。
寿命が長い
銀歯の平均寿命は5年程度です。
一方、セラミックは劣化しにくいため平均寿命が長く、10〜15年程度使用できます。寿命が長いという点は、セラミックの大きなメリットといえるでしょう。
しかし、セラミックに使用する接着剤は少しずつ劣化します。そのため、定期的に検診を受け、状態を確認してもらう必要があるのです。
銀歯からセラミックにするデメリット
銀歯からセラミックにするのは、メリットだけではありません。メリットとデメリットの両方を理解することが重要です。本項目では、銀歯からセラミックにするデメリットについて解説します。
銀歯からセラミックにするデメリットは、以下のとおりです。
治療費が高い
セラミックは、銀歯に比べて治療費が高いです。銀歯は保険が適用されますが、セラミックは保険が適用されません。自由診療のため、銀歯に比べて治療費が高くなるのです。
銀歯に比べて歯の削る量が多い
セラミックを入れる場合、歯を多く削らなければなりません。
セラミックにはある程度の強度があるとはいえ、銀歯に比べると劣ります。セラミックの詰め物や被せ物が噛んだときの力に耐えるためには、ある程度の厚みがなければなりません。セラミックに厚みをもたせるために、歯を多く削る必要があるのです。
銀歯からセラミックにする費用
セラミックにはいろいろな種類があり、種類によって費用は異なります。
セラミックの種類と費用相場は、以下のとおりです。セラミック治療は自由診療のため、歯科医院によって費用は異なります。以下に記載の費用相場は目安として参考にしていただき、詳しくは治療を受ける歯科医院に確認しましょう。
詰め物(インレー)をセラミックにする場合
詰め物(インレー)をセラミックにする場合、主に以下の2種類があります。
それぞれの特徴や費用は、以下のとおりです。
セラミックインレー:40,000〜80,000円程度
セラミックインレーは、セラミック素材でできている詰め物です。天然歯とほとんど変わらない審美性で光沢があります。硬いものを噛むと割れる可能性があるため、食いしばりや歯ぎしりの癖がある方には向かないでしょう。
ジルコニアインレー:40,000〜80,000円程度
ジルコニアインレーは、ジルコニアという素材でできている詰め物です。ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、非常に硬いのが特徴です。セラミックに比べると審美性に劣るものの、白くてきれいな仕上がりになります。
被せ物(クラウン)をセラミックにする場合
被せ物(クラウン)をセラミックにする場合、主に以下の3種類があります。
それぞれの特徴や費用は、以下のとおりです。
オールセラミック:80,000〜220,000円程度
オールセラミックは、100%セラミック素材でできた被せ物です。形や色合いの再現性に優れているため、天然歯と見分けがつきにくく、前歯に適しているでしょう。ジルコニアに比べると強度が劣るため、割れる可能性がある点はデメリットといえます。
ジルコニア:55,000〜110,000円程度
ジルコニア素材でできた被せ物です。ジルコニアは硬いため、強い力が加わる奥歯に適しているでしょう。オールセラミックに比べて審美性は劣ります。
ハイブリットセラミック:40,000〜80,000円程度
ハイブリットセラミックは、セラミックとレジンを混ぜて作った被せ物です。レジンを混ぜることにより、ほかのセラミックに比べて費用が安くなります。部位によっては、保険が適用されることもあるでしょう。
一方で、レジンを使用するため、経過変色しやすい点はデメリットといえます。
銀歯からセラミックにしたあとの注意点
上述のとおり、セラミックの費用は高額です。高額である分、できるだけ長く使用したいと考えるでしょう。銀歯からセラミックにしたあと、良好な状態で使用し続けるためには注意しなければならないことがあります。
銀歯からセラミックにしたあとの注意点は、以下のとおりです。
口腔ケアをしっかり行う
銀歯からセラミックにしたあとは、しっかりと口腔ケアを行いましょう。セラミックはツルツルしており汚れが溜まりにくいため、難しい口腔ケアは必要ありません。天然歯を磨くときと同様の磨き方で、口腔ケアを行いましょう。
しかし、歯がカーブしている部分や歯の裏側などには汚れが溜まりやすいです。また、歯磨きの癖によって、同じ部分に汚れが溜まることもあります。
磨き残しが多い部分やご自身の歯磨きの癖を知るために、歯科医院でブラッシング指導を受けるとよいでしょう。歯科衛生士に正しい歯磨きの仕方を教わり、実践することで、セラミックを長持ちさせることはもちろん、口内の健康を維持することができます。
定期検診を受ける
セラミック治療後は、定期検診を受けましょう。
セラミックの詰め物や被せ物は、寿命が長いですが、接着剤が劣化する可能性があります。また、噛み合わせの変化や食いしばり・歯ぎしりの癖があると、セラミックの歯に負担がかかるため、割れるなどのトラブルも起こりやすいでしょう。
定期的に歯科医師にセラミックの状態を確認してもらうことで、トラブルを早期に発見でき、必要に応じて適切な処置を受けられるのです。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある場合は対策する
上述のとおり、食いしばりや歯ぎしりの癖があると歯に強い力が加わるため、セラミックが割れる可能性があります。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある場合は、ナイトガードというマウスピース型の装置を使用するとよいでしょう。ナイトガードを使用することで、歯や顎に加わる力を軽減できるため、セラミックが割れることを防げます。
まとめ
今回は、銀歯からセラミックにするメリットやデメリット、費用について解説しました。
銀歯は保険が適用されるため安く、強度も高いですが、セラミックに比べて審美性に劣ります。さらに、銀歯は劣化しやすく、虫歯になりやすいです。
一方、セラミックの費用は高額ですが、審美性が高く、劣化しにくいという大きなメリットがあります。金属アレルギーの心配もありません。天然歯と変わらない白い歯で、食事も会話も楽しめるでしょう。
セラミック治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
投稿者:
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
CATEGORY
- CAD/CAM冠
- IPR
- MTM
- インビザライン
- インビザライン・エクスプレス
- インビザライン・コンプリヘンシブ
- インビザライン・モデラート
- インビザライン・ライト
- インビザライン矯正
- インプラント治療
- オールセラミック
- カウンセリング
- ジルコニア
- ジルコニアセラミック
- セラミック
- セラミック歯
- セラミック治療
- デメリット
- デンタルローン
- ハイブリッドセラミック
- ブラケット
- ブリッジ
- ホワイトニング
- マウスピース
- マウスピース型
- マウスピース矯正
- メタルタトゥー
- メタルボンド
- メリット
- メンテナンス
- ラミネートベニア
- リスク
- ワイヤー
- ワイヤー矯正
- 予防歯科
- 二酸化ジルコニウム
- 人工ダイヤモンド
- 仮歯
- 保定期間
- 保険適用
- 健康保険
- 入れ歯
- 全体矯正
- 出っ歯
- 前歯
- 医療費控除
- 受け口
- 口腔外科
- 噛み合わせ
- 噛み合わせ治療
- 天然歯
- 失敗
- 奥歯
- 定期診察
- 審美
- 審美性
- 抜歯
- 歯ぎしり
- 歯並び
- 歯列矯正
- 歯周病
- 歯周病菌
- 歯型
- 歯科技工士
- 歯科矯正
- 歯茎
- 治療期間
- 症例
- 矯正期間
- 矯正装置
- 精密検査
- 自由診療
- 自費診療
- 虫歯
- 虫歯治療
- 虫歯菌
- 被せ物
- 親知らず
- 詰め物
- 費用
- 通院
- 通院頻度
- 部分入れ歯
- 部分矯正
- 金属
- 金属アレルギー
- 銀歯
- 顎関節症
- 食いしばり