2025.07.08更新

ホワイトニングは虫歯があるとできない?知っておくべき注意点も

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

ホワイトニング後の白い歯に満足している女性

虫歯があってもホワイトニングはできますが、リスクや注意点があります。虫歯の状態によっては、ホワイトニングを優先することで歯の健康を損なうことがあるので注意が必要です。

この記事では、虫歯治療よりもホワイトニングを優先するリスクや注意点、虫歯の予防法について解説します。

ホワイトニングは虫歯があるとできない?

ホワイトニングは虫歯があるとできないのか考える女性

虫歯があったとしても、ホワイトニングを行うことはできます。

ただし、ホワイトニングの薬剤の影響により、以下のようなリスクを伴う場合があります。

虫歯が悪化することがある

虫歯治療とホワイトニングの施術は、同時には行えません。ホワイトニングの種類にもよりますが、施術には1〜3ヵ月かかることが一般的です。虫歯は自然に治ることはないため、この期間に虫歯が悪化する可能性があることを理解しておきましょう。

特に、歯の内部まで進んだ中等度の虫歯の進行は早いため、ホワイトニング期間に強い痛みが出ることがあります。さらに、虫歯が重症化すると、神経の治療が必要になり、健康な歯の大部分を損なうこともあるので注意が必要です。

また、ホワイトニングで歯が白くなる期間には個人差があります。歯の質によっては理想の白さになるまで長期間かかる場合があり、虫歯治療を後回しにすると歯を失うリスクも高まります。虫歯の大きさによっては、優先的に治療が必要になる可能性があることも理解しておきましょう。

歯がしみる・痛むなどの症状が出ることがある

ホワイトニングでは、効率よく歯を白くするために高濃度の薬剤を使用します。高濃度の薬剤であっても、健康な歯であれば強い痛みが出ることはほとんどありません。

しかし、虫歯になった箇所に薬剤が付着すると、歯がしみたり痛んだりすることがあります。特に、歯に穴が空いている場合や神経まで虫歯が進んでいる場合、歯茎に腫れや出血が見られる場合は症状が出やすいです。

痛みには個人差がありますが、何もしなくてもズキズキと強く痛む場合にはホワイトニングを延期せざるを得ないこともあります。

仮詰めが外れることがある

初期の虫歯であれば、1日で治療が完了することがほとんどです。

しかし、中等度以上の虫歯になると、複数回の治療が必要になり、仮詰めを施すことがあります。この期間にホワイトニングをすると、薬剤の付着により仮詰めが取れ、治療に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。薬剤が歯の内部に浸透し、痛みなどの症状が出るリスクもあります。

虫歯を治療してからホワイトニングをするときの注意点

虫歯を治療してからホワイトニングをするときの注意点のイメージ

歯の健康を考えれば、虫歯を治してからホワイトニングをするのが安心です。ここでは、治療を行ってからホワイトニングを受ける際の注意点について解説します。

補綴物には効果がない

ホワイトニングの薬剤は、健康な歯にのみ効果を発揮します。そのため、人工物である補綴物(詰め物や被せ物)を白くすることはできません。前歯や歯の表側に以前受けた治療箇所がある場合、自分の歯の色と補綴物の色に差が生じるリスクがあります。

色が気になる場合には、補綴物のやり替えを行う必要があるでしょう。

また、虫歯治療を受ける場合には、ホワイトニングを受けたい旨を事前に歯科医師に伝えてください。ホワイトニング後の歯の色を想定して、補綴物を作成できるケースもあります。

神経のない歯は白くできない

ホワイトニングの薬剤は健康な歯にしか効果がありません。そのため、虫歯や外傷などで神経を失っている場合、ホワイトニングでは白くできないことがあります。

神経を除去したあとの歯は、全体的にグレーっぽく見えることがあります。このような場合、一般的なホワイトニングではなく、ウォーキングブリーチという方法が選択されることが多いです。

ウォーキングブリーチとは、神経を失った歯の内部に薬剤を詰め、内側から歯を白くする方法です。

このように、お口の状態によって、効果的なホワイトニング方法は異なります。ご自身に合ったホワイトニング方法を知りたい場合には、まずは歯科医師にご相談ください。

知覚過敏の症状が出ることがある

虫歯治療で歯を削ると、一時的に知覚過敏の症状が現れることがあります。この状態でホワイトニングを受けると、薬剤の影響で歯がさらにしみることがあるので注意が必要です。

特に、ホワイトニングを受けた直後は、薬剤の影響により歯の表面が一層剥がれた状態になります。時間の経過とともに元の状態には戻るものの、ホワイトニングを受けた1~2日は刺激の強いもの、色の濃いものを摂るのは控えるのがよいでしょう。

また、歯の表層が剥がれた状態は、虫歯のリスクを高めます。そのため、ホワイトニング施術後は丁寧に歯磨きを行い、虫歯を予防することが大切です。

口内環境を整えてからホワイトニングを受ける

歯の表面に歯垢や歯石が付着しているとホワイトニングの効果が発揮できない場合があります。

なぜなら、歯の表面に汚れが溜まった状態になると、薬剤の成分が歯に吸収されにくくなるためです。また、歯茎に出血や腫れ、炎症がある場合には、強い痛みを伴うことがあります。

そのため、ホワイトニングを受ける際には、事前にお口全体のチェックを受け、口内環境を整えることが大切です。歯や歯茎の炎症を改善し、歯の表面の汚れや着色を取り除いてからホワイトニングを受けることで、より効果的に歯を白くできます。

自覚症状はないから早くホワイトニングを受けたいという方でも、お口の状態によっては歯科治療が優先されることがあります。

全ての治療を終えてからホワイトニングを受けることで、歯の白さを長持ちさせることにもつながるでしょう。

虫歯を予防する方法

虫歯予防にしっかりセルフケアをするイメージ

お口の状態によっては歯科治療が優先になり、ホワイトニングの施術が延期になることがあります。そのため、できるだけ早く歯を白くしたいという方や、結婚式までに歯のトーンアップを図りたいという方は、日頃から虫歯を予防することが欠かせません。

ここでは、虫歯を予防する方法について解説します。

しっかりとセルフケアを行う

虫歯の原因は歯垢・歯石です。虫歯を予防するためには毎日しっかりと歯磨きをして、歯垢や歯石を除去することが重要です。口内に汚れが溜まると、細菌が繁殖し、虫歯のリスクが高まります。そのため、できれば毎食後に歯磨きを行いましょう。

歯ブラシで全体を磨くことも大切ですが、歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくいです。デンタルフロスや歯間ブラシを使用することで、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間に付着した汚れも効果的に除去できます。

毎食後の歯磨きが難しい場合には、こまめにうがいをするのもよいでしょう。

ただし、寝る前の歯磨きは特に丁寧に行うことが大切です。そうすることで夜間の細菌繁殖を防ぐことができます。歯磨きの際にフッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使用するとより効果的です。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯を予防するためには、定期的に歯科医院で検診を受けることが欠かせません。毎日の歯磨きを丁寧に行っていても、歯磨きの仕方に癖があると、磨き残しができるものです。特に、歯ブラシの毛先が入りにくい歯と歯の間や歯と歯茎の境目には汚れが溜まります。

歯垢は歯ブラシでも取れるものですが、放置すると数日で歯石へと変化します。歯石は歯ブラシでは取り除けません。そのため、歯科医院で定期的に除去してもらう必要があるのです。お口の中の汚れを除去することで、虫歯だけでなく歯周病の予防にもつながります。

さらに、ホワイトニング後にも定期的にクリーニングを受けることで、歯の白さを長持ちさせることができるでしょう。

まとめ

ホワイトニングをした美しい歯で笑う女性

ホワイトニングで理想の白さを手に入れるまで1〜3ヵ月かかることが多く、その期間に虫歯を放置すると悪化することがあります。また、虫歯がある状態でホワイトニングをすると、薬剤の影響により歯がしみたり痛んだり、仮詰めが外れたりすることもあるでしょう。

そのため、基本的には虫歯治療を優先的に行ってから、ホワイトニングを受けることが推奨されます。虫歯を治療し、お口の中を清潔にしてからホワイトニングを受けることで、薬剤の効果を高めることができるでしょう。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

2025.06.17更新

審美歯科で理想の前歯に!治療法やメリットを解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

白くてきれいな歯で笑顔の女性

前歯の黄ばみや形、歯並びの乱れが気になり、人前で思いきり笑えないと感じている方もいるのではないでしょうか。口元に悩みを抱える方に選ばれているのが、見た目の美しさに焦点をあてた審美歯科治療です。

この記事では、前歯を美しくするための審美歯科治療と費用の目安について解説します。口元の印象を変えたい方は、ぜひ参考にしてください。

審美歯科治療とは

審美歯科治療にはどんな方法があるのかスマホで調べる女性

審美歯科治療とは、歯や口元の見た目を美しく整えることを目的とした治療です。一般歯科では、歯の機能の回復や維持を目的として治療を行います。審美歯科は、歯の機能回復や維持に加え、歯の色や形、歯並びなど見た目の美しさも追求している治療です。

口元が美しく整うと、心から自信を持って笑えるようになり、日常生活にも良い影響を与えるでしょう。また、治療によっては口腔内が清潔になり、虫歯や歯周病の予防につながることもあります。歯を美しく、健康に維持するために行われるのが審美歯科治療です。

審美歯科で前歯を美しくする方法と値段

マウスピースを片手に持ち装着しようとしている女性

ここでは、審美歯科で前歯を美しくする方法と、費用の目安についてご紹介します。

セラミック治療

セラミック治療は、透明感やツヤがあり天然歯に近い見た目をしたセラミックの詰め物や被せ物を使用した治療です。前歯の変色やすきっ歯、歯並びの軽度なずれがある場合に、セラミックを使って理想の状態に整えられます。

ただし、セラミック治療では、天然の歯を削らなくてはなりません。セラミックは割れることがあり、耐久性を高めるために厚く作成します。歯列におさまるように、土台となる歯を削る必要があるのです。

使用する部位やセラミックの種類によって異なりますが、費用の相場は1本あたり8万〜15万円程度です。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削って、薄いセラミックの板を貼り付ける治療です。前歯の形を整える場合や、軽度のすきっ歯や変色を改善するケースに選択されています。歯を削る量が少なく、短期間で仕上げられるのが特徴です。

デメリットは、割れたり剥がれたりする可能性がある点です。また、軽度のすきっ歯であれば対応できるケースもありますが、歯並び自体を整えることはできません。費用は、1本あたり10万〜15万円程度が一般的です。

ホワイトニング

ホワイトニングは、薬剤を使用して歯を白くする方法です。着色汚れだけでなく、歯の内部の黄ばみを漂白して本来の白さを取り戻します。歯を削ったり動かしたりしないため、負担の少ない治療といえるでしょう。

ホワイトニングには、自宅でマウスピースと薬剤を使用して行うホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。

ホームホワイトニングの場合は初回2万〜5万円程度が相場です。マウスピースを一度作成すると、薬剤代のみで継続できます。効果は6ヶ月程度持続することが多いです。

オフィスホワイトニングの費用相場は、1回あたり2万〜4万円程度です。理想の白さになるまでに3〜5回程度かかり、3〜6ヶ月程度効果が持続します。

PMTC

PMTCは、歯科医師や歯科衛生士が行う専門的な歯のクリーニングです。専用の器具を使ってコーヒーやタバコのヤニなどによる着色汚れを取り除きます。また、歯の表面に付着した歯垢や歯石を徹底的に除去できるため、虫歯や歯周病のリスクを低減できるのもメリットです。

費用の相場は、1回あたり5,000円〜1万5,000円程度です。

矯正治療

歯並びが気になる場合には、矯正治療も選択肢のひとつです。噛み合わせに問題がなく、前歯のガタつきやすきっ歯を治療したい場合は、部分矯正で対応できる場合があります。

ただし、歯並び全体が悪い場合や、噛み合わせを調整する必要がある場合は、全体矯正が必要です。全体的に治療する場合は費用が高額になります。

費用はワイヤー矯正やマウスピース矯正といった治療方法によって異なりますが、部分矯正は30万〜60万円程度、全体矯正は60万〜120万円程度です。

審美歯科で前歯を美しくするメリットは?

審美歯科で前歯を美しくするメリットのイメージ

審美歯科で前歯を整えると、見た目の変化に伴い、日常生活にも良い影響が期待できます。ここでは、前歯を美しくするメリットについて解説します。

笑顔に自信を持てる

前歯が変色していたり、形が崩れていたりすると、口元を気にする方もいるはずです。審美歯科で前歯を整えると、コンプレックスを解消でき、笑顔に自信を持てるきっかけになります。笑顔が増えると周りにポジティブな印象を与え、人間関係にも良い影響を与えます。

人との会話時や、人前で話す際にも前向きになり、コミュニケーションが円滑に進みやすくなるでしょう。

第一印象が良くなる

口元は第一印象を決める大きな要素となります。整った歯並びや白い歯は、清潔感や親しみやすさを感じさせやすいです。審美歯科で前歯を整えると、ビジネスや接客業など、人と接する場面で好印象を与えやすくなるでしょう。

虫歯や歯周病の予防につながる

審美歯科で使用するセラミックは、ツルツルとして汚れがつきにくい素材です。虫歯の治療でセラミックの被せ物をした場合、歯との間に隙間ができにくく、汚れがつきにくいため銀歯と比べて虫歯の再発リスクを抑えられます。

また、歯列矯正で歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、歯垢が溜まりにくくなるため、虫歯や歯周病の予防につながります。治療方法によっては、見た目の改善だけでなく、お口の健康を守るうえでも役立つのです。

長期的な美しさが期待できる

セラミッククラウンやラミネートベニアなどの審美歯科で使用されるセラミック素材は劣化しにくく、耐久性が高い素材です。例えば、保険が適用される銀歯やレジンの寿命は5年程度とされています。

一方で、セラミックは10年以上使用できることが多いです。定期的にメンテナンスを行うと、長期間美しい状態を維持できるのは大きなメリットでしょう。

審美歯科で前歯を美しくするデメリットは?

審美歯科で前歯を美しくするデメリットのイメージ

ここでは、審美歯科で前歯を美しくするデメリットについて解説します。

歯を削る場合がある

セラミック治療では、歯を削らなくてはなりません。歯を削ると歯の内側にある象牙質が露出しやすくなり、知覚過敏の症状が現れる場合があります。また、歯がもろくなり、欠けやすくなる可能性もあります。一度削った歯は元に戻せないため、慎重に検討しましょう。

費用が高額になる

審美治療は見た目の改善を目的とした治療であるため、原則として保険が適用されず、全額自己負担となります。1本の歯を治療するだけでも、数万円以上の費用がかかることは珍しくありません。

費用が高額になる理由は、保険適用外の高品質な素材を使い、より専門的な器材を使って治療するためです。例えば、セラミックの被せ物やラミネートベニアでは1本あたり10万円前後かかり、複数の歯を治療すると、さらに費用負担は大きくなります。

審美治療で行った仕上がりを維持するためには、定期的に歯科医院を受診し、トラブルがないかチェックを受けたりクリーニングを受けたりする必要があります。治療費用だけでなく、治療後のメンテナンス費用も考えておくと良いでしょう。

セラミックは割れるリスクがある

審美歯科で使用されるセラミック素材は、強い衝撃を受けると破損するリスクがあります。

硬いものを強く噛んだり、転倒して強い衝撃を受けたりすると、割れたり欠けたりする場合があるのです。特に、歯ぎしりや食いしばりの癖があると、セラミックに対して継続的に大きな負担がかかり、破損するリスクが高まります。

破損して再治療が必要になると、追加で費用がかかります。硬いセラミック素材を使用する、ナイトガード(就寝用のマウスピース)を作製するなどの対策が必要です。歯ぎしりや食いしばりのある方は、治療を始める前に歯科医師に相談しておきましょう。

メンテナンスが必要である

審美歯科治療によって前歯を整えたあと、何もせずに一生維持できるわけではありません。美しい状態を維持するためには、メンテナンスが不可欠です。

例えば、ホワイトニング後の白くなった歯は、飲食物の影響で少しずつ色味が後戻りします。理想の白さを維持するためには、定期的に再施術が必要になるのです。

また、セラミックは耐久性に優れた素材ですが、経年劣化や破損のリスクがあります。トラブルがあった際に適切な処置を行うためにも、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングを受けることが大切です。

まとめ

楽しそうに笑顔でデートする男女

審美歯科治療は、歯の機能回復だけでなく、歯や口元の美しさを整えることを目的とした治療です。前歯をきれいにして口元を整えると、見た目のコンプレックスを解消して笑顔に自信を持てるようになり、人間関係にも良い影響を与えられるでしょう。

治療方法には、歯を内側から白くするホワイトニングや、着色汚れや歯石を徹底的に除去するPMTC、ツヤと透明感のあるセラミックを歯に貼り付けるラミネートベニアなどがあります。

治療を検討する際は、見た目だけでなく、治療上のリスクやメンテナンスの費用も考慮することが大切です。前歯の審美治療が気になった方は、歯科医院で相談してみてください。

審美歯科治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

2025.05.06更新

ホワイトニングの種類別の費用と選び方!施術以外にかかる費用も

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

ホワイトニングをした前後のイメージ

歯の黄ばみやくすみが気になる方にとって、ホワイトニングは身近な美容ケアの一つとして注目されています。笑顔に自信を持てるようになるだけではなく、清潔感や第一印象を大きく左右するため、最近では男女問わず多くの人が取り入れるようになっています。

しかし、ホワイトニングを始めようと思っても、費用や種類が分かりづらく、どれを選べば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、種類ごとの料金の違いや、施術以外で発生する費用について詳しく解説します。また、歯科医院でのホワイトニングが高額な理由や、自分に合った方法の見極め方、施術後の白さを長持ちさせるコツについても紹介していきます。

自分にぴったりのホワイトニング方法を見つけたい方や、費用感をしっかり把握して無駄のない選択をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニングの種類別の費用

ホワイトニングの費用のイメージ

ホワイトニングは、大きくオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つに分けられます。それぞれ特徴が異なり、費用にも大きな差があります。

ここでは、ホワイトニングの代表的な種類の特徴や費用を詳しく解説します。

オフィスホワイトニングの特徴と費用

オフィスホワイトニングは、歯科医院にて専用の薬剤と機器を用いて行う方法です。即効性が高く、1回の施術でも効果を実感しやすいのが魅力です。

費用の相場は1回あたり1万5,000円〜5万円程度で、使用する薬剤の濃度や医院がある場所、サービス内容などによって差が出ます。効果を持続させるためには複数回の通院が推奨される場合もあるため、トータルでの予算を見積もる必要があります。

ホームホワイトニングの特徴と費用

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成したマウスピースに専用の薬剤を注入し、自宅で使用する方法です。時間をかけてゆっくりと白くしていくため、自然な仕上がりが期待できます。

初回の費用は2万円〜4万円程度が一般的で、薬剤の追加購入には別途1本あたり約3,000円〜5,000円が必要です。自分のペースで進められるのがメリットですが、効果が出るまで長い期間が必要な点は理解しておくべきでしょう。

デュアルホワイトニングの特徴と費用

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。それぞれの利点を活かした、高い効果が期待できます。

費用は6万円〜10万円程度と他の方法と比べると高額ですが、即効性と持続性のバランスが良いため、特別なイベントを控えている方などに人気があります。初期費用はかかりますが、結果にこだわりたい方にとってはコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。

ホワイトニングの施術以外でかかる費用

ホワイトニングについてカウンセリングをしているイメージ

ホワイトニングを受ける際に注目する方が多いのは施術そのものの費用ですが、実際にはそれ以外にもさまざまな費用がかかる場合があります。どのような費用が発生するのか事前に把握しておくことで、予算オーバーを防ぎ計画的にホワイトニングを進められるようになります。

初診料・カウンセリング料

ホワイトニングを受ける場合、最初にかかるのが初診料やカウンセリング料です。3,000円〜5,000円ほどかかることがあります。

ホワイトニングしてもよいかどうかを判断するために、レントゲン撮影や口腔内の精密検査を行う場合もあり、その分の費用も加算されるケースがあります。

歯のクリーニング費用

ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、事前に歯の表面の汚れや歯石を取り除いておく必要があります。そのため、多くの歯科医院では、ホワイトニング前にクリーニングを行っており、その費用は1回あたり5,000円〜1万円程度です。

特に、汚れや歯石が多い方は、複数回にわたるクリーニングが必要になる場合もあります。

アフターケア用品の購入費

ホワイトニング後の白さを保つために、専用の歯磨き粉やマウスウォッシュなどのアフターケア用品の購入が推奨されることがあります。これらの費用は、製品にもよりますが月に1,000円〜3,000円程度かかるでしょう。

市販品ではなく歯科専売品を使用する場合、効果は高いものの、価格もやや高めになる傾向があります。購入を検討されている方は、どのくらいの費用がかかるのか、事前に確認しておきましょう。

追加のホワイトニング費用

一度の施術で理想の白さに到達できない場合、追加のホワイトニングが必要になることがあります。初回の施術料よりも安く受けられる場合が多いですが、どのくらいかかるかは医院によって異なります。

気になる方は、カウンセリング時に確認しておきましょう。

歯医者で行うホワイトニングはどうして高額?

歯医者で行うホワイトニングはどうして高額なのか考える女性

ホワイトニングを検討する際、多くの方が気になるのが「歯医者で行うホワイトニングはなぜ高額なのか?」という点ではないでしょうか。歯科医院での施術は、市販のホワイトニンググッズに比べて高く感じられますが、それには明確な理由があります。

ここでは、ホワイトニングが高額になりやすい理由をわかりやすく解説します。

保険が適用されないため

歯科医院で行うホワイトニングは医療行為として位置づけられていますが、健康保険の適用対象外となるため、費用は全額自己負担となります。保険が適用されない理由は、ホワイトニングが治療ではなく、美容目的の施術であるためです。

保険が適用される一般的な歯科治療と比べると、高額に感じられるかもしれません。

高濃度の薬剤や専用機器を使用するため

歯科医院でのホワイトニングに使用される薬剤は、歯科医師や歯科衛生士のみが扱える高濃度の薬剤です。高濃度の薬剤は短時間で歯を白くする効果がある一方で、使用には専門的な知識と技術が求められます。

また、施術にはレーザーなどの特殊な機器を使用することもあり、これらの設備投資も費用に反映されます。

安全に施術するため

歯科医院で行うホワイトニングは、ただ歯を白くするだけでなく、歯や歯茎への影響を最小限に抑える工夫がされています。施術前の口腔内検査やカウンセリングを通じて、虫歯や歯周病の有無を確認し、安全にホワイトニングが行えるかを判断します。

トラブルを防ぎつつ、短期間で確かな効果を得ることが可能になりますが、その分、検査費や治療費が加算されます。

ご自身に合ったホワイトニング方法の選び方

ホワイトニングの種類の選び方を説明する歯科医

ホワイトニングは、効果や費用だけでなく、患者さまのライフスタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。どのような白さを目指すのか、どのくらいの期間で効果を得たいのか、予算はどのくらいなのかなどを総合的に考慮する必要があります。

ここでは、自分に合ったホワイトニング方法を見つけるためのポイントを解説します。

目的に合わせて選ぶ

ホワイトニングを受けようと思ったきっかけや理由を明確にすることが大切です。たとえば、結婚式や面接などの大切な予定までに歯を白くしたいという方には、即効性の高いオフィスホワイトニングが良いかもしれません。

一方で、じっくり自然に白くしたい、予算を抑えたいと考えている方には、ホームホワイトニングがよいでしょう。目的によって選ぶべき方法は異なるため、ゴールを明確にすることが大切です。

予算と効果のバランスを考える

ホワイトニングの種類によって費用は大きく異なりますが、安いからといって効果が薄いとは限らず、逆に高ければ満足できるとも限りません。

オフィスホワイトニングは1回の費用が高いものの、短期間で結果が出やすいです。ホームホワイトニングは1回あたりの費用は抑えられるものの、長期にわたって継続する必要があります。

費用は1回あたりではなくトータルで算出し、予算と照らし合わせることが大切です。

自分のライフスタイルとの相性を考える

忙しくて通院の時間がとれない人には、マウスピースを使って自宅でできるホームホワイトニングが便利です。自分で管理するのが面倒に感じる方や施術に不安がある方は、歯科医師のもとで確実に行えるオフィスホワイトニングがよいでしょう。

自分のライフスタイルや性格なども考慮して、方法を選ぶことが大切です。

ホワイトニング後の白い歯をキープするためには

色素沈着する色の濃い飲み物コーヒー

せっかくホワイトニングで手に入れた白く美しい歯も、何もしなければ徐々に元の色に戻ることがあります。白さを長く保つためには、日常生活での意識やケアがとても重要です。

ここでは、ホワイトニングの効果をできるだけ長く維持するための具体的な方法について、ご紹介します。

着色しやすい飲食物を控える

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、色の濃い飲食物は歯に着色しやすいため、ホワイトニング後は控えるようにしましょう。完全に避けることは難しいかもしれませんが、飲食後はすぐにうがいや歯磨きをするだけでも着色を防ぎやすくなります。

専用の歯磨き粉を使う

ホワイトニング後のケアには、研磨剤が少なく、歯に優しいホワイトニング用の歯磨き粉が推奨されます。再着色を防ぐ成分が配合されているものも多く、日常的に使うことで白さの持続が期待できます。

市販の製品でも効果的なものがありますが、歯科専売品を選べば、より効果的なケアが可能になります。

定期的に歯のクリーニングを受ける

歯科医院で受けられる歯のクリーニングには、歯石やプラークを除去し、着色の原因となる汚れを防ぐ効果があります。3ヶ月〜半年に一度のペースでクリーニングを受けることで、ホワイトニングの効果をキープでき、口腔内の健康維持にもつながります。

喫煙習慣を見直す

喫煙は歯の着色だけでなく、歯周病のリスクも高めます。ホワイトニング後に喫煙を続けていると、せっかく白くなった歯がすぐに黄ばむ原因になります。

白さを保ちたいのであれば、ホワイトニングを機に禁煙を考えるのも一つの選択肢です。

まとめ

ホワイトニングをした綺麗な白い歯で笑う女性

ホワイトニングにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴や費用が異なります。そのため、目的や予算、ライフスタイルなどに合わせて選択することが大切です。

歯科医院でのホワイトニングが高額に感じられる理由には、安全性や即効性、専門的な設備や薬剤の使用といった正当な背景があることも理解しておくと良いでしょう。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ本記事を参考に後悔のない選択をしてください。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

2025.02.11更新

ホワイトニングができない人とは?対処法も解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

ホワイトニングした歯のイメージ

「ホワイトニングを試してみたいけれど、誰でもできるものなのかな」といった疑問をお持ちではないでしょうか。白い歯は健康的で爽やかな印象を与えるため、歯を白くするホワイトニングは多くの人にとって魅力的な選択肢でしょう。

しかし、ホワイトニングはすべての人ができるわけではありません。施術できない人や歯の状態があります。

この記事では、ホワイトニングができないケースや、その場合の具体的な対処法について詳しく解説します。興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイトニングとは

オフィスホワイトニングで光照射を受ける患者

ホワイトニングとは、歯の表面に付着した着色汚れを落とすだけでなく、歯そのものを白くする歯科治療です。具体的には、専用の薬剤に含まれる漂白成分が、歯に付着した着色物質を酸化、分解することで歯を白くします。

歯の黄ばみやくすみの原因は、食べ物や飲み物の色素による着色や、歯の組織である象牙質の加齢による黄変などさまざまです。

歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、両方を組み合わせたデュアルホワイトニングの3種類があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士によって行われる施術です。高濃度の過酸化水素を含む薬剤を使用し、特殊な光を照射することで、短時間で歯を白くできます。

即効性があるものの、効果の持続力はホームホワイトニングと比べると劣ります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用のマウスピースに低濃度のジェルを注入し、自宅で毎日数時間装着する方法です。効果が現れるまでに時間がかかりますが、持続性が高く自分のペースで施術できることが特徴です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、上述した2つの方法を併用する方法です。オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの白さの持続力、両方のメリットを活かすことができます。

ホワイトニングができない人

ホワイトニングできない妊婦

ホワイトニングは誰でもできる治療ではなく、個人の歯の状態や健康条件によって治療が難しい場合があります。以下に、その詳細を解説します。

無カタラーゼ症の人

無カタラーゼ症は、カタラーゼという酵素が欠乏する先天性の遺伝性疾患です。カタラーゼは、過酸化水素を分解して無毒化する役割を持っています。

無カタラーゼ症の人が施術を受けると、過酸化水素を含む薬剤を分解できず、口腔内が荒れたり壊死を引き起こしたりする可能性があります。このため、無カタラーゼ症を持つ人はホワイトニングが禁忌とされており、別の方法を選ぶ必要があります。

無カタラーゼ症の診断を受けている場合は、必ず歯科医師にその旨を伝えてください。

光線アレルギーの人

光線アレルギー(光過敏症)は、健康な人では問題のない通常の光に対して過敏に反応が出る疾患です。光にさらされると、皮膚に赤み、かゆみ、炎症などの症状が現れることがあり、オフィスホワイトニングで使用される光に対しても反応する可能性があります。

そのため、光線アレルギーの人は、オフィスホワイトニングのような光を使用する治療法を避けなければなりません。光を使用しないホームホワイトニングなどの方法が検討されます。

18歳未満の人

18歳未満の人がホワイトニングを受けることは一般的に推奨されていません。18歳未満の人はまだ歯の成長と発達が完全ではなく、薬剤が歯にダメージを与える可能性があるためです。

また、若い人はエナメル質が大人に比べて薄いため薬剤が歯に浸透しやすく、知覚過敏や痛みを引き起こす可能性もあります。ホワイトニングによって将来的に歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、若い年齢で施術を受けることは推奨されていません。

妊娠中・授乳中の人

妊娠中や授乳中の人がホワイトニングを行うことも推奨されていません。ホワイトニングに使用される過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤が、胎児や乳児にどのような影響を与えるかがわかっていないためです。

また、妊娠中や授乳中はホルモンバランスが変化し、歯や歯茎が敏感になります。ホワイトニングによる刺激が強く感じられる可能性もあるため、安全を考慮して施術を控えるのが一般的です。

歯や口腔の健康状態が良くない人

ホワイトニングは健康な歯に行う施術です。

例えば、重度の虫歯や歯周病がある場合、薬剤が歯の内部に浸透し、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。また、知覚過敏があったり、ヒビが入ったりした歯がある方も同様に痛みが出る恐れがあるため、そちらの治療を優先する必要があります。

ホワイトニングができない歯

ホワイトニングできない詰め物をした歯のイメージ

虫歯や歯周病以外にも、歯自体の構造や種類が原因で、ホワイトニングの効果が期待できないケースがあります。

神経のない歯

神経が死んだり、神経の治療を受けたりした歯(失活歯)は、時間の経過とともに、歯の内部にある歯髄の変色によって黒ずんでくることがあります。通常の歯の表面に作用させるホワイトニングでは効果が得られません。

このような場合、歯の内部に高濃度の漂白剤を入れて、内側から歯を白くするウォーキングブリーチが有効です。

被せ物や詰め物がある歯

ホワイトニングは、天然の歯に対して効果を発揮するものです。そのため、虫歯治療などで用いられる部分的な詰め物や、歯全体を覆う被せ物などの人工物には薬剤が作用せず、効果を発揮しません。

テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系の抗生物質を服用したことによって生じる歯の変色症です。特に、0~12歳頃の永久歯の形成期に大量に摂取すると、副作用として歯の変色が起きます。

ごく軽度のものであれば改善が見られる場合もありますが、効果は限定的です。

ホワイトニングができないときの対処法

ホワイトニングできない歯にセラミックのべニアをつけているイメージ

ホワイトニングができない場合でも、他の方法で歯を白くすることが可能です。以下に、具体的な対処法を解説します。

審美歯科治療を受ける

ホワイトニングができない場合でも、セラミッククラウンやラミネートベニアなどの審美治療を受けることで、歯を白くできます。

セラミッククラウンとは、天然歯のような自然な白さが再現できるセラミックで作製した被せ物です。汚れが付きにくく経年劣化しにくいため、長期間美しい状態を保つことができます。ラミネートベニアは、歯の表面を少し削ってセラミック製の薄い板を貼る治療法です。

自分の歯を削る必要があるものの、歯の色だけでなく形状も整えることができるため、ホワイトニングができない場合に有効な選択肢となるでしょう。

歯のクリーニング

歯科医院でクリーニングを行い、歯の表面の汚れや着色を取り除くと、歯本来が持つ自然な白さを取り戻すことができます。さらに、定期的なクリーニングで白さを長期間保つことができます。

生活習慣を見直す

コーヒーやワインなど、歯の着色の原因となる食品を控えることで、歯の美しさを維持できます。また、正しい歯磨きをする、デンタルフロスの使用を習慣づけるなど、丁寧なセルフケアを行うことも大切です。

まとめ

ホワイトニングで綺麗になった歯で笑う女性

ホワイトニングは歯を白くする効果的な方法ですが、すべての方が受けられるわけではありません。ご自身が受けられるかどうかを判断するためには、歯科医院で歯科医師に相談することが重要です。

もしホワイトニングができない場合でも、クリーニングや審美歯科治療など、歯を美しく保つ方法は他にもあります。諦めずに、ご自身に合った方法で美しい口元を目指しましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

2024.12.17更新

ホワイトニングの種類が知りたい!それぞれの費用と回数の目安とは

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

ホワイトニングの種類が知りたい!それぞれの費用と回数の目安イメージ

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングにはどんな種類があるのか気になってはいませんか。ホワイトニングの方法によって効果や施術にかかる費用、回数が異なります。そのため、事前に特徴を知ることが大切です。

そこで本記事では、ホワイトニングの種類や費用、回数の目安などについて解説します。ご自身に合ったホワイトニング方法を選ぶことで効果を最大限に引き出すことができます。自分にあったホワイトニング方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイトニングとは

ホワイトニングとはどのようなものかイメージ

ホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して、歯の表面や内部に沈着した黄ばみなどの着色汚れを分解し、歯の色を白くする歯科治療のひとつです。コーヒーや赤ワイン、カレーなどの着色性の飲食物や喫煙、加齢などが原因で歯に着色汚れが付着することがあります。

ホワイトニングをすることで、これらの要因によって失われた歯の白さを取り戻し、口元の印象を改善できるでしょう。

ホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれ施術方法や効果の持続期間が異なります。元々の歯の色味やライフスタイル、予算などを踏まえ、歯科医師と相談しながら、ご自身に合った方法を検討すると良いでしょう。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングの種類を説明する歯科医師

ホワイトニングには、さまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるため、希望の歯の白さや現在の歯の状態に合った方法を選択することが大切です。以下に、代表的な4つのホワイトニング方法をご紹介します。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングとは、薬局などで購入できるホワイトニング効果がある歯磨き粉を使用したり、ホワイトニングサロンで施術を行なったりして歯を白くする方法です。

セルフホワイトニングは、低コストで気軽に始められる点が最大の魅力です。特別な技術や専門知識が必要なく、日常的に継続しやすいという利点があります。

しかし、セルフホワイトニングは本来の歯の色よりも白くできるわけではないので効果は限定的で、均一な白さを得ることは難しいのが現状です。また、使用方法を誤ると歯のエナメル質を傷つけたり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性があるため、注意が必要です。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の薬剤を使用しておこなうホワイトニングです。高濃度の薬剤を使用するため即効性が高く、1回の施術で効果を実感できる場合もあるでしょう。

オフィスホワイトニングは、歯の表面に過酸化水素を含んだ薬剤を塗布したあとに光を照射します。光が薬剤の成分と反応し、歯の着色を分解することで歯本来の色を白くしていきます。

資格保有者である歯科医師・歯科衛生士が施術を行うため、安全性が高い点が大きなメリットといえるでしょう。

一方で、費用が高額である点はデメリットといえます。色戻りも早く、白さを保つためには、3か月〜半年に1回ほどの頻度で再ホワイトニングする必要があるでしょう。

また、高濃度の薬剤を使用するため、治療後に軽度の歯の痛みや知覚過敏の症状が現れる可能性もあります。これらのリスクも理解したうえで施術を受けることが大切です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースにホワイトニング剤を塗布し、装着することで歯を白くする方法です。過酸化尿素が使用された薬剤を歯の表面に塗布することで、着色した色素を分解します。

ホームホワイトニングのメリットは、自宅で好きな時間に行える点です。また、オフィスホワイトニングに比べて色戻りが起こりにくいため、しっかりとケアを行えば白い歯を長期間維持できます。

一方で、効果が現れるまでに時間がかかる点はデメリットといえます。また、ホワイトニング効果を最大限に得るためには、使用方法を守る必要があります。生活スタイルや自己管理が治療の成功に大きく影響するでしょう。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。即効性だけでなく持続性も兼ね備えているため、長期間ホワイトニング効果を保つことができるでしょう。

ただし、費用が他のホワイトニング方法と比較して高額になります。歯科医院によっては、別々でおこなうより割安な料金プランを提示している場合があるため確認すると良いでしょう。また、高濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏のリスクが高くなります。

ホワイトニングの種類別の費用と回数の目安

ホワイトニングの種類別の費用と回数の目安イメージ

ホワイトニングを検討する際、費用や効果をみて判断する方が多いでしょう。ホワイトニングは、種類によって費用や必要な回数が大きく異なるため、自分に合った方法を選択することが大切です。以下に、代表的なホワイトニング方法の費用と回数の目安をご紹介します。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングの費用は、500円〜5,000円程度です。サロンなど専門店でおこなうホワイトニングは1回あたり3,000円〜5,000円程度の費用がかかります。3〜4回の施術で効果を期待できるでしょう。効果の持続期間は1ヶ月程度になります。

注意点としてセルフホワイトニングは歯の表面に付着した着色汚れを除去するだけで、歯本来の色以上に白くはできません。

オフィスホワイトニング

歯科医院でおこなわれるオフィスホワイトニングの費用は1回あたり2万〜5万円ほどが相場です。1〜3回の施術で効果を実感できるケースが多いでしょう。効果の持続期間は3〜6か月ほどで、白さを保つためには定期的に再ホワイトニングを受ける必要があります。

オフィスホワイトニングは自分で施術を行う必要がなく、専門家に任せられる点が最大の魅力といえるでしょう。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングの費用相場は、2万〜4万円程度です。2週間〜1か月ほど継続することで効果を実感できるケースが多いでしょう。効果の持続期間は6か月〜1年程度と、オフィスホワイトニングに比べて長いです。

歯科医院に通院して施術を受ける必要がなく、歯科医院の指導のもと自分のペースでホワイトニングを進められる点が特徴です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングの費用相場は、5万〜8万円程度です。はじめに即効性のあるオフィスホワイトニングを行うため、1回の施術で効果を得られる場合もあります。

効果の持続期間には個人差がありますが平均して6か月〜1年程度です。効果が現れるまでにかかる回数や持続期間には個人差があるため、歯科医師に相談のうえ、自分に合った方法を選択することがポイントになるでしょう。

ホワイトニングの種類を選ぶときのポイント

ホワイトニングの種類を選ぶときのポイントを説明する歯科医師

ここではホワイトニングの種類を選ぶときのポイントについて解説します。

費用を抑えたい方

費用を抑えたい方にはセルフホワイトニングが選ばれる傾向があります。セルフホワイトニングは、市販の歯磨き粉やサロンでおこなうホワイトニング方法です。

ほかのホワイトニング方法に比べて費用が安いだけでなく、使用する薬剤の濃度が低いため、安全性が高いとされています。

ただし、即効性や効果の持続期間は限定的です。また、歯本来の色以上に白くしたい場合にはほかの方法を検討したほうがよいでしょう。

短期間で歯を白くしたい方

短期間で歯を白くしたい方にはオフィスホワイトニングが選ばれる傾向があります。

オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師・歯科衛生士が施術を行う方法で、高濃度の薬剤や機器を用いるため短期間で効果を実感できる場合が多いです。そのため、結婚式や成人式、面接など、特別なイベントを控えている方に選ばれています。

一方、即効性が高い分、効果の持続期間が短いことや、費用が他の方法より高めである点を考慮する必要があります。

効果を長期間維持したい方

効果を長期間維持したい方にはホームホワイトニングが選ばれる傾向があります。ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースと薬剤を使用しておこなう方法で、薬剤を歯の内部にじっくりと浸透させるため、効果が長持ちするという特徴があります。

一方で効果が現れるまでに時間がかかるという点は理解しておく必要があるでしょう。

即効性と持続性の両方を得たい方

デュアルホワイトニングは、短期間で効果を実感できるオフィスホワイトニングと、持続性に優れたホームホワイトニングの両方の利点を得ることができます。そのため、大切なイベントまでにしっかり準備したいという方に選ばれています。

ただし、費用が他の方法に比べて高くなる場合が多いため事前に確認しておきましょう。

まとめ

ホワイトニングをして歯が白くなった笑顔の素敵な女性

ホワイトニングには、セルフホワイトニング・オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの4種類があり、それぞれ特徴が異なります。自分のライフスタイルや予算などに合った方法を選択することが大切です。

効果を最大限に得るために、歯科医師と相談のうえ、ご自身に合った方法を選びましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。

投稿者: きたむら歯科経堂

2023.10.14更新

歯のセラミック治療とは?種類や費用、銀歯との違いを解説!

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

セラミック治療をした女性

歯のセラミック治療は、審美目的で選択されることが多いですが、虫歯治療の際に検討する方もいるのではないでしょうか。
今回は、セラミック治療とはどのような治療なのかを解説します。メリット・デメリットや、セラミック治療の種類、費用などもご紹介するので、セラミック治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

歯のセラミック治療とは?

セラミック

歯のセラミック治療とは、セラミックという素材を使用した歯科治療のことです。虫歯で歯を削ったあとに詰め物として使用する場合が多いでしょう。
近年では、銀歯で治療した歯をセラミックに変える方や、歯の色をきれいにするためにセラミック治療を検討する方も増加しています。

セラミック治療を受ける理由

セラミック治療を受ける理由は、大きく分けて2つあります。
まずは、審美性です。セラミック治療を行えば、非常にきれいな白い歯を手に入れられます。
定期的にホワイトニングを受けても、歯の黄ばみなどが気になる方は多いです。セラミックに変えることで、もともとの歯の色や質感を維持しながら、透明感のあるきれいな歯を手に入れられるでしょう。

次に、機能性です。セラミックは滑らかな素材なので、細菌や汚れが付着しにくいとされています。虫歯や歯周病を予防する目的で、セラミック治療を受ける方もいるのです。

セラミックと銀歯の違いとは?

銀歯

セラミック治療を検討したことがある方は、セラミックと銀歯の違いが気になるかもしれません。セラミックと銀歯の違いは、以下のとおりです。

素材

銀歯は、金属を使用する治療です。セラミックは金属を使用しないので、金属に起因するさまざまなリスクを回避できます。

例えば、金属は唾液によって溶け出し、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーがある方は、銀歯の治療を受けられないでしょう。
セラミック治療には、メタルタトゥーの心配もありません。メタルタトゥーとは、金属が溶け出すことで、歯茎が黒ずむことです。一度メタルタトゥーで黒ずんだ歯茎は、銀歯を除去してももとの色には戻りません。

虫歯や歯周病のリスク

銀歯は、経年劣化します。劣化した際にセメントが溶け出すと、歯と銀歯の間にすき間が生まれ、虫歯菌が侵入する可能性があります。歯周病になる可能性もあるでしょう。
セラミックは陶器なので、長期間唾液に晒されても劣化しません。虫歯や歯周病のリスクを回避できるでしょう。

また、銀歯は表面に傷がつきやすく、傷から虫歯菌が入り込んで虫歯になる可能性もあります。セラミックの表面は滑らかで傷がつきにくいので、虫歯になりにくいとされています。

見た目

銀歯は金属なので、非常に目立ちやすいです。前歯付近を銀歯で治療すると、会話の際などに銀歯が目立つかもしれません。

しかし、セラミックは天然歯に近い色調や透明感を再現できます。自然な仕上がりになるため、ほとんど目立ちません。近年では、見た目を気にして銀歯からセラミックに変える方もいます。

セラミック治療のメリット

メリットmeritの文字ブロック

セラミック治療のメリットは、以下のとおりです。

長くきれいな色を維持できる

セラミックは、時間が経過しても変色することや黒ずむことがありません。そのため、治療を受けたときの白さを長期間維持できます。

二次的な歯のトラブルを回避できる

銀歯は、長期的に使用すると劣化します。劣化して歯と銀歯の間にすき間が生じると、すき間から虫歯菌が侵入して再度虫歯になることがあるでしょう。
セラミックは劣化しないためすき間が生まれにくく、虫歯のリスクを回避できるのです。

金属アレルギーでも治療できる

銀歯は金属なので、金属アレルギーの方は治療を受けられません。治療を受けたときは金属アレルギーがなくても、銀歯から溶け出した金属を長期的に吸収することで金属アレルギーを発症することがあります。
セラミックには金属が使われていないので、金属アレルギーを発症する可能性はありません。

セラミック治療のデメリット

デメリットと書かれたカード

次に、セラミック治療におけるデメリットを解説します。メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで、セラミック治療を受けるかどうか判断しましょう。

自費診療である

銀歯の場合は保険が適用されますが、セラミック治療は自費診療です。詳しい金額は後述しますが、高額な費用がかかることは理解するべきでしょう。
セラミック単体の費用に加えて検査や診察、治療などにも費用がかかるので、金銭的に余裕がない方が治療を受けるのは難しいかもしれません。

割れることがある

セラミックは丈夫ですが、強い力が加われば割れる可能性があります。十分にメンテナンスをしていなければ、長期間使用することはできないでしょう。
割れた場合は再治療が必要になるので、追加で費用がかかります。

セラミック治療の種類

セラミックの種類

セラミック治療の種類は、主に3つです。それぞれ解説します。

オールセラミック

セラミックのみで作られた冠を被せる治療方法です。
金属やレジンなどを一切使用しないため、変色や劣化が起こりにくいことが特徴でしょう。透明度が高く、天然歯と見分けがつかないほど美しく仕上がります。
オールセラミックは、耐久性が高いことも特徴です。しっかりとケアすれば、長く使い続けられるでしょう。

ラミネートベニア

歯の表面を削り、薄いセラミックを貼り付ける治療です。主に前歯に行われます。つけ爪をイメージするとわかりやすいでしょう。
歯を削る量が少なく神経にも達しないので、短時間で終了します。麻酔は使用しませんが、痛むことはありません。
前歯を白くしたい、すきっ歯を治したい、歯の形が気になるという方に適したセラミック治療です。特に、神経が壊死して黒っぽく変色した歯はホワイトニングをしても白くならないので、神経が壊死した歯を白くするときにも行われます。

メタルボンド

金属にセラミックを焼き付けて作った冠を被せる治療法です。歯を大きく削った場合に有効な治療方法です。
内部が金属でできているので耐久性に優れており、奥歯など強い力がかかる部分にも使用できます。表面に白いセラミックを焼き付けていますが、内部が金属なのでオールセラミックと比較すると透明度や白さはやや劣ります。

セラミック治療の費用

コストのブロック

セラミック治療を受ける際に気になるのは、費用でしょう。セラミック治療は保険適用外なので、施術を受ける歯科医院やセラミックの種類によって費用が変動します。

ご紹介したセラミックごとの費用相場は、以下のとおりです。

・オールセラミック:80,000〜180,000円

・メタルボンド:80,000〜150,000円

・ラミネートべニア:50,000〜150,000円

1本あたりの費用なので、施術を受ける本数が増えればさらに費用がかかります。
オールセラミックは、ほかの治療と比べると費用が高い歯科医院が多いです。診察代や検査代、治療の手技の費用も追加されます。

セラミック治療が向いている人

歯の治療

セラミック治療が向いている人は、以下のとおりです。

歯を削る必要がある人

過去に詰めた詰め物が破損・変色した場合や、虫歯になった場合など、これから歯を削る必要がある人は、セラミック治療が向いています。セラミックのためだけに歯を削る必要がなく、治療の過程でセラミックをつけられます。
セラミック治療による大きな負担がないでしょう。

金属アレルギーがある人

金属アレルギーがあって銀歯を入れられない人は、セラミック治療が向いています。セラミック治療は金属を使用していないので、アレルギー反応は出ないでしょう。
丈夫で美しい歯を手に入れることができます。

早く見た目を美しくしたい人

人前に出る仕事をしているなど、歯の治療に時間をかけられない人にも、セラミック治療は適しています。
特に、ラミネートべニアは短期間で前歯の見た目を改善できるでしょう。

まとめ

治療をして笑顔の女性

丈夫で白く美しい歯を作れるセラミック治療は、金属アレルギーのある方や虫歯治療で銀歯を入れたくない方、歯を白く美しく見せたい方から人気の治療です。

しかし、歯を削らなければならない、治療に高額な費用がかかるなど、デメリットがあることも理解しなければなりません。セラミック治療を受けよう思っている方は、まず歯科医院のカウンセリングを受けましょう。自分の歯の状態を調べたうえで、セラミック治療を受けるべきか検討してください。

歯のセラミック治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

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