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2023.12.12更新

インビザラインの7つのメリット!治療が適している人とは?

こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。

インビザラインは、多くの歯科医院で採用されているマウスピース矯正です。

「インビザラインにはどのようなメリットがあるの?「インビザラインにはデメリットはあるの?」など疑問をおもちの方もいるでしょう。インビザラインを検討するにあたり、メリットとデメリットの双方を理解しておくことが大切です。

今回は、インビザラインのメリットとデメリットについて詳しく解説します。インビザラインを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

インビザラインとは?

インビザラインをする女性

インビザラインとは、多くの歯科医院で採用されているマウスピース矯正です。

インビザラインは、3Dスキャナーで歯の動きをシミュレーションして治療計画を立て、治療計画に合わせてマウスピースが作製されます。

インビザラインでは治療に使用するすべてのマウスピースを一度に作製し、1〜2週間の頻度で交換しながら歯を動かす矯正方法です。

インビザラインの7つのメリット

インビザラインのメリットイメージ

インビザラインには、ワイヤー矯正などのほかの矯正方法にはないメリットがあります。インビザラインのメリットを知ることで、ご自身に適した矯正方法か判断するのに役立つでしょう。

インビザラインのメリットは、以下の7つです。

①矯正中でも目立たない

インビザラインのマウスピースは、透明で薄いため、パッと見ただけではマウスピースをつけているとわかりません。矯正中でも目立たないため「仕事に支障が出るのは困る」「笑ったときに矯正装置が目立つのが気になる」など、審美性が気になる方に適した矯正方法といえるでしょう。

②通院頻度が少ない

インビザラインは、ワイヤー矯正などのほかの矯正方法に比べて通院頻度が少ない点もメリットといえます。ほかの矯正方法の通院頻度が約1か月に1回なのに対して、インビザラインの通院頻度は約2〜3か月に1回です。

インビザラインでは、歯の動きをコンピューター上でシミュレーションをして、すべてのマウスピースを一度に作製します。一度にまとめてマウスピースを受け取れるため、自宅で1〜2週間のペースで交換しながら治療ができるのです。

仕事や学業、子育てなどで忙しく、頻繁に歯科医院に通えない方や、遠方から歯科医院に通っている方にも負担になりにくいでしょう。

③ほかのマウスピース矯正に比べて幅広い症例に対応できる

インビザラインは、ほかのマウスピース矯正に比べて幅広い症例に対応できます。ほかのマウスピース矯正では対応が難しい症例でも、インビザラインであれば対応できることがあるのです。

例えば、抜歯が必要な症例でも、インビザラインで対応できる場合があります。「マウスピース矯正は、軽度の症例しか治療できない」というイメージを覆す矯正方法なのです。

④型取りの負担が少ない

インビザラインには、歯の型取りによる負担が少ないというメリットもあります。本来の型取り(印象)は、粘土のような材料を口の中に入れ、固まるまで待つ方法でした。

しかし、インビザラインでは3Dスキャナーを使用して歯の型取りをします。そのため、口の中に異物が入ることで嘔吐反射が起こるリスクが減るのです。

さらに、本来の型取りに比べて、より精密な歯並びと噛み合わせの情報を得られます。負担なく、正確な情報をもとに、矯正治療ができる点は大きなメリットといえるでしょう。

⑤歯並びのシミュレーションができる

インビザライン矯正を始めるにあたって、3Dスキャナーで得た情報をもとにコンピューター上でシミュレーションをします。今の歯並びがどのように動き、理想の歯並びへと変化するのかイメージしやすいです。

治療後の歯並びがイメージできるため、矯正治療のモチベーションも保ちやすく、治療への不安も軽減されるでしょう。

⑥取り外しができる

ワイヤー矯正の場合は、強い痛みが出ることや、矯正装置にものが挟まることがあり、ふだんどおりに食事ができないことがあります。

一方、インビザラインのマウスピースは取り外しが可能です。そのため、矯正治療前と同じように食事ができるのです。また、マウスピースを取り外せるため、ふだんどおりに歯磨きもできます。マウスピースを取り外して歯磨きができるため、お口の中を清潔に保てるでしょう。

⑦金属アレルギーの心配がない

インビザラインで使用するマウスピースは、ポリウレタン製です。金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーがある方や、金属アレルギーが心配な方でも安心して矯正治療を受けられます。

インビザラインの4つのデメリット

インビザラインのデメリットイメージ

ワイヤー治療や、ほかのマウスピース矯正にもいえることですが、インビザラインはメリットだけでなくデメリットもあります。インビザラインのデメリットを理解し、ご自身に適した矯正方法かを考えることも大切です。

インビザラインのデメリットは、以下の4つです。

①対応できない症例もある

インビザラインは、ほかのマウスピース矯正に比べて幅広い症例に対応できるとはいえ、すべての症例に対応できるわけではありません。例えば、重度の症例や骨格が関係している症例には対応できないことがあります。

インビザラインでは対応が難しいと診断された場合は、ワイヤー矯正で矯正治療を行う必要があるのです。インビザラインで対応できる症例かは、歯科医師の診断が必要となるため、一度カウンセリングを受けるとよいでしょう。

②自己管理の必要がある

インビザラインは、ご自身でマウスピースを交換しながら治療を進めるため、自己管理が必要です。例えば、矯正治療中は以下のことを守る必要があります。

・装着時間を守る
・交換時期を守る
・正しく装着する
・マウスピースを清潔に保つ

マウスピースの装着時間や交換時期を守らないと、計画どおりに歯が動きません。マウスピースを正しく装着しないことも、計画どおりに歯が動かない原因になるでしょう。

また、マウスピースを清潔に保つことも重要です。マウスピースのお手入れを怠ると、装置に細菌が繁殖し虫歯や歯周病の原因になります。

インビザライン矯正中に虫歯・歯周病になると、虫歯・歯周病の治療をするためにインビザライン矯正を一時中断することがあるでしょう。虫歯・歯周病の治療後にインビザライン矯正が再開となるため、治療期間が延長になります。

このように、自己管理ができないと、計画どおりに歯が動かず、治療期間が延長になることがあるのです。

③細かい調整をしなければならない

インビザラインは、矯正治療の過程で細かい調整をしながら治療を進めていくことを理解しておかなければなりません。コンピューター上でシミュレーションをして治療計画を立てますが、計画どおりに進むとは限らないためです。

例えば、マウスピースの装着時間が短い場合や正しく装着されていない場合、計画どおりに歯が動きません。また、頬杖や舌の使い方などの癖が影響して、計画どおりに歯が動かないことも考えられます。

計画どおりに歯が動いていない場合には、微調整をしながら治療を進めていくのです。2〜3か月ごとに通院した際に、経過を確認し調整をします。状態によっては、作り直しが必要になることもあるでしょう。

④マウスピースが破損のリスクがある

歯ぎしりや食いしばりによって、マウスピースが破損するリスクもあります。インビザラインは弾力性のある装置ですが、非常に薄く、強い力が加わると破損することがあるのです。

歯ぎしりや食いしばりをすると、ご自身の体重やその倍以上の力がかかります。継続的にマウスピースに強い力が加わることで、破損するリスクが高くなるのです。

マウスピースが破損した場合、作り直しになる可能性があります。マウスピースの作り直しには1〜2か月程度かかるため、治療期間も延長になるのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、ワイヤー矯正のほうが適していると判断されることもあるでしょう。

インビザラインが適している方

鏡の前でマウスピース矯正を付ける女性

インビザラインのメリットとデメリットを考慮し、インビザラインの治療が適しているか見極める必要があります。

インビザラインが適している方は、以下のとおりです。

・周りに気づかれることなく矯正をしたい方
・食事を楽しみたい方
・金属アレルギーのある方
・自己管理ができる方

周りに気づかれることなく矯正をしたい方

「職業柄、人と話すことが多いため、装置が目立つのは困る」という方もいるでしょう。インビザラインは薄く透明なマウスピースを使用するため、周りに気づかれずに矯正をしたい方に適しています。

食事を楽しみたい方

インビザラインのマウスピースは取り外しができるため、ふだんどおりに食事ができます。そのため「矯正前と変わらずになんでも食べたい」という方にも適した矯正方法といえるでしょう。

金属アレルギーのある方

インビザラインのマウスピースは、ポリウレタン製です。金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。

自己管理ができる方

前述のとおり、インビザラインではマウスピースの装着時間や交換時期を守らないと、計画どおりに歯は動きません。そのため、マウスピースの装着時間や交換時期などの自己管理ができる方に適した矯正方法といえるでしょう。

まとめ

インビザラインで使用するマウスピース

今回は、インビザラインのメリット・デメリットについて解説しました。

インビザラインでは透明のマウスピースを使用するため、目立たないというメリットがあります。また、取り外しができるため矯正前と変わらず、なんでも食べることが可能です。

一方、すべての症例に対応できるわけではない点や、自己管理が必要である点はデメリットといえます。

この記事で解説したインビザラインのメリットとデメリットを理解したうえで、歯科医師の意見を聞きながらご自身に適した矯正方法を選択しましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。

投稿者: きたむら歯科経堂

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