2025.04.08更新
子どもの歯磨きは何歳からはじめる?歯磨きの仕方と仕上げ磨きのコツも
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
「子どもはいつから歯磨きするの?」「歯磨きの方法は?」「歯ブラシの選び方が知りたい」など、子どもの歯磨きについて悩む保護者の方は多いです。子どもは虫歯になりやすいため、適切に歯磨きする必要があるでしょう。
この記事では、子どもの歯磨きを始める年齢や歯磨きの仕方、仕上げ磨きのコツなどを解説します。
子どもの歯磨きは何歳からはじめる?
子どもの歯磨きは、歯が生え始めたら開始しましょう。個人差はありますが、生後6ヵ月頃に下の前歯2本が生え始めます。
初めは、ガーゼを指に巻きつけ、歯を拭くことから始めます。子ども用の小さなブラシで軽く撫でる程度でもかまいません。この時期に意識すべきなのは、汚れを取り切ることではなく、まずは歯磨きに慣れることです。
1歳半頃には上の前歯2本と上下の切歯、1歳半~2歳頃に奥歯が生え始めます。2歳頃には、上下の乳歯20本が全て生え揃う子どもが多いです。乳歯が生え揃った後は、できれば毎食後に歯磨きをしましょう。
ただし、無理やり歯磨きを行うと、お口を開けるのも嫌がったり、歯ブラシを見るだけで泣いたりする可能性があります。子どもの機嫌に合わせ、できるときに歯磨きをするという意識を持つのがよいでしょう。
子どもの歯磨きの仕方
ここでは、子どもの歯磨きの仕方をご紹介します。
子ども用の歯ブラシを使用する
子どもの歯磨きには、子ども専用の歯ブラシを使用してください。大人用の歯ブラシを使用すると、大きすぎて磨けなかったり、毛先が硬くて痛みを感じたりすることがあります。
年齢に合った歯ブラシを選択
子どもの年齢に合わせて、歯ブラシを選択することが大切です。成長には個人差がありますが、歯ブラシのパッケージに記載されている年齢を参考にすると良いでしょう。子どもの手やお口のサイズに合った、歯ブラシを選択できます。
歯科医師や歯科衛生士に相談し、子どもに合わせて歯ブラシを選んでもらうのも方法の一つです。
毛先が丸い歯ブラシを選択
子どものお口の中は敏感で、歯ブラシの毛先のタイプによっては痛みを感じることがあります。そのため、毛先が丸くなっている歯ブラシを選ぶのがよいでしょう。
特に、子どもは力加減が難しく、力強く磨くと痛みを感じることがあります。毛先の丸い歯ブラシを選んでいれば、歯茎を傷つける心配がありません。
子どもの好きなデザインや色のものを選択
毎日使う歯ブラシを、子ども自身に選んでもらうことも良いでしょう。子どもの好きなデザイン、好きな色の歯ブラシを使って歯磨きすれば、歯磨きのモチベーションを保つことができます。
歯ブラシは細かく動かす
歯磨きをする際は、歯ブラシを細かく動かすことを意識してください。1~2本の歯を磨くように、細かく歯ブラシを動かしましょう。
発泡性の少ない歯磨き粉を選ぶ
泡立ちのよい歯磨き粉を使用すると、すぐにお口の中が泡でいっぱいになり、歯磨きがしにくいです。特に、こどもの場合、泡でお口の中がいっぱいになることで、歯磨きがきちんとできていなくても磨き終わったように感じる可能性があります。
そのため、発泡性の少ないジェルの歯磨き粉を選択しましょう。
永久歯が生え揃うまでは仕上げ磨きを行う
子どもだけで十分に歯磨きするのは難しいため、永久歯が生え揃うまでの間は、仕上げ磨きを行うことが推奨されます。「子どもがある程度大きくなっても、仕上げ磨きをするの?」と思われるかもしれません。
しかし、乳歯だけが生えている時期よりも、乳歯と永久歯が両方生えている時期は磨き残しができやすいです。歯並びが変化し続けるため汚れが溜まりやすい場所が変わったり、永久歯と乳歯の大きさが違ったり、しっかりと磨くのが難しいのです。
毎日お口の中をチェックすることで、虫歯の有無や永久歯の生え変わりに異常がないか確認できるのも、仕上げ磨きを実施するメリットです。
仕上げ磨きをしてあげるときのコツ
仕上げ磨きをするときのコツは、以下の通りです。
1歯につき10~20回磨く
磨き残しは粘着性の頑固な汚れのため、1歯につき10~20回は磨きましょう。1本1本丁寧に歯磨きすることで、虫歯を予防できます。
ただし、強い力で歯磨きすると痛みを感じることがあります。毛先が曲がらない程度の力で歯ブラシを握って、優しく磨いてあげてください。
上唇小帯は避ける
上の前歯と前歯の間には、上唇小帯というヒダがあります。上唇小帯に歯ブラシが当たると、強い痛みを感じやすいです。
そのため、上の前歯を磨く際は、上唇小帯に当たらないように気を付けてください。指で上唇小帯を覆いながら、歯磨きをしてあげると良いでしょう。
虫歯になりやすい箇所を重点的に磨く
奥歯の溝や上の前歯の内側など、子どもが虫歯になりやすい箇所は、重点的に仕上げ磨きしましょう。奥歯は「アー」の口、前歯の外側は「イー」の口にしてもらうと、磨きやすいです。
子どもが歯磨きを嫌がるときの対処法
ここでは、子どもが歯磨きを嫌がる際の対処法について解説します。
日頃から口元に触られることに慣れさせる
歯磨きを嫌がる原因の多くが、お口周りや口内を触られるのが嫌いなことです。日頃から子どものお口周りを触り、口元に触れることに慣れさせるとよいでしょう。
日々続ければ、歯ブラシへの抵抗も少なくなるはずです。
歌を歌いながら磨く
歯磨き中に飽きて嫌がる場合、仕上げ磨きの際に話しかけたり、歌ったりするとよいかもしれません。数え歌や歯磨きの歌を歌えば、歯磨きの終わりが分かるようになります。どれくらいで終わるか理解できれば、歯磨きへのモチベーションを維持しやすいといえます。
鏡の前で歯磨きを行う
子どもの歯磨きが嫌いな理由として、歯磨き中に何をされているかわからないという不安も挙げられます。そのため、大きな鏡の前で歯磨きしたり、お子様に鏡を持ってもらいながら歯磨きをしたり、何をしているのか見せてあげましょう。
不安を解消できれば、歯磨きを嫌がらなくなるかもしれません。
ごほうびシールやスタンプラリー
1回の歯磨きごとに、シートにシールを貼ったり、スタンプを押したりと楽しみを作ってみましょう。毎回の歯磨き後に楽しみがあれば、子どもの歯磨きのモチベーションが高まるはずです。
また「シールが何個たまったら大きな公園に行く」など、子どもの願い事を叶えてあげるシステムを作ってもよいでしょう。お子さまが楽しく歯磨きに取り組めるよう、工夫してあげてください。
難しい場合は寝る前だけでも磨く
歯磨きへの苦手意識が強い場合、こまめな歯磨きが難しい場合があります。「毎食後の歯磨きは絶対!」「無理やりにでも歯磨きをする」など、大人が根を詰めすぎると、逆に子どもは嫌がってしまうかもしれません。歯磨きに対する苦手意識が強まることもあるでしょう。
子どもへの無理やりな歯磨きは、子どもにとっても大人にとっても大きなストレスになってしまいます。そのため、1日1回だけは歯磨きするなど、必要最低限の目標を設定しましょう。
子どもが大きくなるにつれ、いずれ自然と歯磨きはできるようになります。歯磨きへの苦手意識がなくなるまでの間は、こまめな水分補給とうがいで汚れを洗い流してください。
また、歯科医院でお口を開ける練習や歯磨きの練習をするのも有効です。
まとめ
子どもの歯磨きは、歯が生え始めたら開始しましょう。お子様が小さいうちは、無理やり歯磨きせず、まずは歯磨きの習慣を身につけることが大切です。
歯が生え揃ったら、年齢に合わせた歯ブラシを選択し、1本1本丁寧に歯磨きしましょう。小学校に入った後も、永久歯が生え揃うまでの間は仕上げ磨きをしてあげてください。
子どもの歯磨きにお悩みの方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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