2024.11.05更新
部分入れ歯の費用は?保険適用となる?自費治療のメリット・デメリットも
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
一部の歯がなくなった際に、多くの方が検討するのが部分入れ歯です。
しかし「費用はどれくらいかかる?」「できるだけ安く、目立たせずに治療したい」など、部分入れ歯の種類や金額で悩む方も多いのではないでしょうか。部分入れ歯は、種類によって費用や特徴が異なるため、自分の要望に合うものを選ぶことが大切です。
この記事では、部分入れ歯の費用に関して解説します。種類ごとの費用相場や保険が適用されるのか、保険治療と自費治療にはどのようなメリット・デメリットがあるのかも併せて紹介します。
2つの違いが気になる方や、費用相場が気になる方は、ぜひ参考にしてください。正しい知識を取り入れ、適切な部分入れ歯を選びましょう。
部分入れ歯の費用は保険が適用される?
部分入れ歯の作成には健康保険が適用されます。そのため、安価に歯の機能を回復できます。
ただし、審美性の高さや違和感の少なさを求める方は、自費での作成も可能です。自費治療は保険治療に比べると費用が高くなるデメリットがありますが、審美性や耐久性に優れているメリットがあります。また、装着時の違和感が軽減されるのも魅力です。
部分入れ歯は保険治療と自費治療の2つから選択でき、素材や費用、噛み心地などさまざまな違いがあります。どちらを選択するかは、歯科医師と相談しながら決めると良いでしょう。
部分入れ歯の種類と費用相場
部分入れ歯の種類や費用相場は、保険が適用されるかどうかによって異なります。
ここでは、部分入れ歯を保険治療と自費治療の2つに分けて、種類別に費用相場を紹介します。それぞれの治療にかかる費用の目安をしっかり把握しておきましょう。
保険適用の場合
保険適用の部分入れ歯は、レジンと金属で作成されます。口の粘膜と密着させる床部分と人工歯はレジン、隣接する歯に引っ掛けるバネ(クラスプ)は金属で作られます。
保険が適用される部分入れ歯の費用は、失った歯の位置や本数によって異なります。3割負担の場合、5,000円〜1万円程度が相場です。
自費治療の場合
自費で作る部分入れ歯にはさまざまな種類があり、素材や治療法、クリニックによって費用は異なります。ここでは、以下5種類の部分入れ歯について、特徴と費用相場を紹介します。
- マグネット義歯
- 金属床義歯
- ノンクラスプデンチャー
- テレスコープ入れ歯
- コンフォート義歯
種類によって異なる費用相場を知り、自分に合った部分入れ歯を選べるようになりましょう。
マグネット義歯
マグネット義歯は、名前の通り磁石を使用している入れ歯です。キーパーという金属を歯根部分に埋め込み、入れ歯に装着した磁石によって固定する仕組みです。
金属のバネを使用しないため、見た目が良く着脱しやすいことがメリットでしょう。マグネット義歯の費用相場は、3万円〜5万円程度です。
金属床義歯
床部分を金属で作る部分入れ歯です。保険の部分入れ歯の場合、レジンを使用するため厚く作らなければなりません。レジンは耐久性が高くないので、薄く作ると破損するリスクが高まるためです。
しかし、金属は強度が高いので、薄く作っても日常的な使用に耐えられます。入れ歯の厚みを抑えることができるので、装着時の違和感を軽減できるでしょう。
作成に時間がかかる、修理が難しいなどのデメリットがあります。費用相場は、22万円〜88万円程度です。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、柔軟性のあるナイロンなどの樹脂を使用して作られている部分入れ歯です。金属のクラスプ(留め具)を使用せずに樹脂で支えられるため、自然に見えるメリットがあります。
また、金属アレルギーの心配がない点も、メリットでしょう。ノンクラスプデンチャーの費用相場は、10万円〜30万円前後です。
テレスコープ入れ歯
テレスコープ入れ歯は、内冠と外冠の2つの冠(クラウン)を組み合わせて歯を安定させる入れ歯です。安定性が高いメリットがあります。
また、クラスプを使用していないため、見た目が自然で審美性が高い点も大きな魅力です。他にも、耐久性が高い、清潔な状態を保ちやすいなど、多くのメリットがあります。
費用相場は50万円〜150万円程度です。他の入れ歯と比べると高額なため、デメリットに感じる方もいるでしょう。
コンフォート義歯
コンフォート義歯はシリコーン素材を使用した部分入れ歯です。装着時の痛みや違和感を軽減できることが大きなメリットです。また、弾力性があることで歯茎に密着しやすく、外れにくいことも特徴です。
コンフォート義歯の一般的な費用相場は、10万円〜55万円前後です。
部分入れ歯を保険治療でするメリット・デメリット
上述したように、部分入れ歯は保険治療と自費治療の2つに分けられ、種類や費用が異なります。ここでは、部分入れ歯を保険適用で治療する場合のメリットとデメリットを併せて紹介します。
部分入れ歯を保険治療で行うメリット
保険治療の部分入れ歯にするメリットは、以下の3つです。
- 費用が安い
- 一定の品質が保証される
- 手軽に治療できる
保険治療の部分入れ歯は安価で作成できます。多くの方が3割負担で治療できるため、経済的な負担を軽減できます。
また、基本的にはどの歯科医院でも部分入れ歯の作成が可能です。特別な設備や技術が必要ないため、手軽に治療を受けられるでしょう。
保険治療の入れ歯には一定の基準があり、医療として最低限の品質が保証されています。
部分入れ歯を保険治療で行うデメリット
保険適用で部分入れ歯をつくるデメリットは、以下の4つです。
- 素材に制限がある
- 審美性が劣る
- 違和感を覚えやすい
- 耐久性が低い
保険治療で部分入れ歯をつくる場合、選べる素材が限られています。そのため、目立ちやすい見た目だったりフィット感が悪かったりします。自費治療と比べて審美性や着け心地が劣る可能性があります。
また、プラスチック性のため経年劣化しやすく、割れたり欠けたりすることがある点もデメリットです。頻繁に修理や調整が必要になる可能性があるため、費用や負担をかけたくない方にとって、デメリットになる可能性が高いでしょう。
部分入れ歯を自費治療でするメリット・デメリット
ここでは、部分入れ歯を自費治療で行うメリット・デメリットについて、それぞれ紹介します。良い面と悪い面の両方を踏まえ、自分に合う治療ができるようにしましょう。
部分入れ歯を自費治療で行うメリット
部分入れ歯を自費治療で行うメリットには、以下の5つが挙げられます。
- 装着時の違和感が少ない
- 審美性が高い
- 耐久性が高い
- 金属アレルギーでも安心
- 機能性に優れている
自費治療では素材を自由に選べるため、金属アレルギーの心配が少なく、耐久性や審美性の高い部分入れ歯が作れます。薄くて軽い素材を使用することもでき、装着時の違和感を軽減できる点も非常に魅力的です。
また、熱伝導性の高い金属床義歯を選べば、食べ物や飲み物の温度が自然に感じられるため食事をする際の快適さも向上します。自費治療の部分入れ歯は自由度が高いため、満足度が高まるでしょう。
部分入れ歯を自費治療で行うデメリット
メリットの多い自費治療での部分入れ歯作成ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 費用が高い
- 制作時間が長い
部分入れ歯を自費治療で行う場合、保険が適用される場合と比べると費用が高くなります。使われる素材や技術によってコストが高くなるためです。選ぶ種類によっては、100万円以上するケースもあるため費用を抑えたい方にとってデメリットに感じるでしょう。
また、一人ひとりに合わせて作られているため、修理や調整に時間がかかります。完了まで数週間〜数ヶ月かかるケースもあるため、早く治療を終わらせたい方には向きません。
まとめ
この記事では、部分入れ歯について、保険が適用される場合、適用されない場合それぞれの費用や種類、メリット・デメリットなどを解説しました。部分入れ歯は保険治療と自費治療のどちらも可能ですが、それぞれ費用や特徴が異なります。
そのため、自分の希望にあった治療法を選ぶことが重要です。今回紹介した費用やメリット・デメリットを把握し、歯科医師と相談しながら納得のいく治療を選びましょう。
部分入れ歯を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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