2025.08.05更新
オフィスホワイトニングとは?基本と知っておきたい注意点
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯の黄ばみや着色汚れが気になり、手軽に白い歯にしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。そのような方に人気なのが、歯科医院で行われるオフィスホワイトニングです。専門的な薬剤や機材を使用するため、短期間で効果的な歯の美白が期待できます。
本記事では、オフィスホワイトニングの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、施術の流れ、費用など解説します。安全で効果的に歯を白くするために、ぜひ参考にしてください。
オフィスホワイトニングとは
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士がおこなう歯の美白治療のことです。一般的なホワイトニングと大きく異なるのは、使用する薬剤の濃度です。
オフィスホワイトニングでは、過酸化水素を主成分とした高濃度の薬剤を使用します。この薬剤は医療用なので、歯科医師の管理下でのみ使用が許可されています。
オフィスホワイトニングの最大の特徴は、その即効性にあります。1回の施術で数段階の色調改善が期待でき、多くの方が施術直後に歯の白さを実感されるでしょう。
ただし、効果の程度は個人差があり、歯の状態や着色の原因によって結果が変わることも理解しておく必要があります。
オフィスホワイトニングのメリット
オフィスホワイトニングには、他の美白方法にはない多くのメリットがあります。ここでは、主要なメリットについて詳しく解説いたします。
短期間で高い効果を実感できる
最大のメリットは、短期間で高い美白効果を実感できることです。一般的に1回の施術でも効果を実感できる方が多いですが、これは市販品では実現できない効果でしょう。
施術直後から歯の白さの変化を実感できるため、急なイベントや大切な予定に合わせたスケジュールでの美白が可能になります。
専門家による安全な施術
歯科医師や歯科衛生士といった専門家が施術をおこなうため、安全性が非常に高いのが特徴です。患者さまの歯の状態を事前に詳しく診査し、適切な薬剤濃度や照射時間を決定します。
万が一、知覚過敏や歯茎の刺激などの副作用が生じた場合でも、その場で適切な処置を受けられます。これは、自宅でおこなうホワイトニングにはない大きな安心材料となるでしょう。
個人に合わせた施術を受けられる
患者さまの歯の状態、着色の程度、希望する白さレベルに応じて薬剤や施術方法を選択でき、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術が可能です。施術後の経過観察や効果を維持するためのアドバイスなど、継続的なサポートを受けられるのも大きなメリットといえるでしょう。
高い施術結果を得られる
使用する薬剤や機器は、科学的な研究データに基づいて開発されており、効果の予測がつきやすい点が特徴です。また、シェードガイドを使用した客観的な色調測定により、施術前後の変化を数値で確認できます。
効果を明確に把握できるためモチベーションアップにも繋がるでしょう。
オフィスホワイトニングのデメリット
メリットが多いオフィスホワイトニングですが、いくつかのデメリットも存在します。施術を検討される際は、これらの点もしっかりと理解しておくことが重要です。
費用の負担が大きい
オフィスホワイトニングは、審美目的の治療として分類されるため、健康保険の適用外となります。全額自己負担となるため、一定の費用負担が必要です。
効果を維持するためには、定期的な施術が必要になる場合があります。初回施術費用に加えて、メンテナンス費用も考慮する必要があるでしょう。
一時的な知覚過敏症状
高濃度の薬剤を使用するため、施術中に歯がしみるような知覚過敏症状を感じる方がいます。また、施術後に冷たいものや熱いものに対して敏感になることも少なくありません。
知覚過敏症状は通常、施術後24〜48時間程度で改善されますが、個人差があります。まれに1週間ほど続く場合もあるため、もともと知覚過敏の症状がある方は注意が必要です。
効果の持続期間に限界がある
オフィスホワイトニングの効果は永続的ではありません。個人差はありますが、一般的に3〜6か月程度で効果が薄れてくる傾向があります。
生活習慣の影響も受けるため、コーヒーや赤ワイン・タバコなどの着色性の強い嗜好品を摂取する方は、効果の持続期間がより短くなる可能性があります。
施術を受けられない場合がある
虫歯や歯周病がある場合、詰め物や被せ物が多い場合には、施術を受けられない、または効果が期待できない可能性があります。虫歯や歯周病がある場合は、治療をおこなってからホワイトニングの施術をおこなう流れが一般的です。
また、神経がない歯は効果が得られにくく、詰め物や被せ物などの人工物はホワイトニング薬剤で白くなることはありません。
食品の制限がある
施術後24〜48時間は、施術の影響で歯が着色しやすい状態になるため、コーヒーや紅茶・カレー・トマトソースなどの色の濃い食品を控える必要があります。食事制限により、一時的に日常生活に不便を感じる場合があるでしょう。
外食の予定がある場合は、スケジュール調整が必要になることもあります。
オフィスホワイトニングの流れ
施術は、安全性と効果を最大化するために、段階的に進められます。ここでは、一般的な施術の流れについて詳しく説明いたします。
カウンセリング・診査
患者さまの希望や悩みを詳しくヒアリングして、どの程度の白さを目指したいのか、いつまでに効果を実感したいのかなど、具体的な目標を共有します。トラブルを回避するためにも、意見をすり合わせることが重要です。気になることはしっかりと解決するようにしましょう。
併せて、歯の健康状態や着色の程度・歯並びなどを詳しく診査します。レントゲン撮影や歯周病検査も実施し、オフィスホワイトニングが可能な状態かどうかを判断します。
事前処置・クリーニング
効果を最大化するため、施術前に歯石除去や歯面清掃をおこないます。歯の表面に付着した汚れやプラークを除去することで、薬剤の浸透を良くします。
また、施術前の歯の色調をシェードガイドで記録し、写真撮影もおこないます。施術後の効果を客観的に評価できるでしょう。
薬剤塗布と光照射
高濃度の薬剤が歯茎に付着しないよう、専用の保護剤を塗布します。歯茎への刺激を防ぐための重要な工程です。
保護が完了したら、過酸化水素を主成分とした薬剤を歯の表面に均一に塗布します。薬剤の量や塗布範囲は、一人ひとりの歯の状態に応じて調整されます。
塗布が完了したら、特殊なLEDライトなどを照射し、薬剤の化学反応を促進させます。照射時間は通常10分前後で、これを2〜3回繰り返します。
施術後の処置とアフターケア
施術終了後、薬剤を完全に除去し、歯の表面を丁寧に洗浄します。必要に応じてフッ素塗布をおこない歯の再石灰化を促進したり、知覚過敏の薬剤を塗布する場合もあるでしょう。
術後は、施術前後の色調を比較し効果を確認します。実際に鏡や撮影した写真で変化を確認していただき、口内に問題がないかもチェックします。
最後に、注意事項や食事制限・知覚過敏への対処法などの説明がある場合が一般的です。所要時間は全体で約90分程度となることが多いでしょう。
オフィスホワイトニングの費用
オフィスホワイトニングの費用は、歯科医院や施術内容によって幅があります。高品質な薬剤や最新の照射機器を使用する場合、費用が高くなる傾向があります。
しかし、その分効果や安全性が高いことも多いため、コストパフォーマンスを総合的に判断することが重要です。都市部の歯科医院では、地方と比較して費用が高めに設定されていることが多いでしょう。
一方で、競合が多い地域では、価格競争によりリーズナブルな料金設定の医院も見つけられます。ここでは、一般的な費用相場について説明いたします。
1回あたりの施術費用
費用相場は、1回あたり1万5,000円〜5万円程度となっています。使用する薬剤の種類や歯科医院の立地、設備によって価格帯に差がでるでしょう。
複数回コースの料金
多くの歯科医院では、複数回の施術をセットにしたコース料金を設定しています。3回コースで4万〜8万円程度が一般的な相場です。施術を検討される際は、複数の歯科医院で相談し、費用と内容を比較検討しましょう。
まとめ
オフィスホワイトニングは、短期間で確実な歯の美白効果を実感できる優れた治療法です。資格保有者による安全な施術により、市販製品では実現できない高いレベルの美白効果を期待できます。
一方で、費用負担や知覚過敏などのデメリットも存在するため、事前に十分な理解が必要です。施術を検討される際は、カウンセリングを受け、ご自身の歯の状態や希望に合った治療計画を立てることが重要です。
オフィスホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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