2025.03.11更新
歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受けるべき?メリットと注意点も
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
虫歯や歯周病などを予防するためには、定期的に歯のクリーニングを受けることが重要です。
しかし、どのくらいの頻度で通えばよいか分からないとお悩みの方は少なくありません。歯のクリーニングの頻度は、お口の状態や生活習慣によって異なります。
この記事では、適切な歯のクリーニングの頻度やメリット、注意点について解説します。
歯のクリーニングを受ける頻度
口内環境や生活習慣によって歯垢や歯石が溜まるスピードが異なるため、歯のクリーニングの頻度については個人差があります。ここでは、一般的な歯のクリーニングを受ける頻度について解説します。
セルフケアが適切な方
セルフケアによる磨き残しが少ない方の場合、虫歯や歯周病のリスクは少ないといえます。例えば、フロスや歯間ブラシも使用している方が挙げられるでしょう。他にも、以下の特徴がある方が挙げられます。
- 歯磨きが上手な方
- 歯並びがよい方
- 毎食後に歯磨きしている方
- フロスや歯間ブラシも使用している方
日々の歯磨きだけでも口内の汚れをしっかり落とせているため、歯のクリーニングは約3~6ヵ月に1回の頻度でかまいません。
歯磨きが苦手な方・歯並びが悪い方
歯磨きが上手にできていない方や歯磨きの頻度が低い方の場合、磨き残しができやすいです。また、歯と歯の重なりが多い方、反対に歯と歯の間に隙間が空いている方の場合、きちんと歯磨きをしていても汚れが溜まることがあります。
- 歯磨きが苦手
- 歯磨きの回数が少ない方
- 歯並びが悪い方
上記のような方の場合、虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、約1~2ヵ月の頻度で歯のクリーニングを受けましょう。定期的な歯のクリーニングにより、虫歯や歯周病のリスクを下げ、口臭の予防にもつながります。
歯周病の方
歯周病がある方も、より頻繁にクリーニングを受けるべきでしょう。
- 歯茎から出血しやすい方
- 歯周病と診断された方
- 歯周病が進行している方
上記の方の場合は、約1~2ヵ月に1回の通院が必要といえます。歯茎から出血する原因は、磨き残しがあり、歯茎が炎症を起こしているからです。放置すると慢性的な歯肉炎になり、いずれは歯周病を発症します。
虫歯になりやすい方
きちんと歯磨きをしていても、口内環境や食生活によって虫歯のリスクは変動します。特に、食生活が乱れている方や口内が乾燥しやすい方の場合、虫歯リスクが高いので注意が必要です。
また、虫歯治療を受けた回数が多い方も、詰め物や被せ物の隙間から虫歯になることがあります。
- 甘いものを好んでよく食べる方
- 間食が多い方
- 口呼吸の方
- 唾液の量が少ない方
- 虫歯治療を受けた回数が多い方
上記に当てはまる方は、約1~2ヵ月に1回のクリーニングが適切でしょう。定期的に歯科に通院すれば虫歯の有無をチェックしてもらえるため、虫歯を未然に防ぐ効果があります。
歯石が付きやすい方
歯石の付きやすい方の場合、約1~2ヵ月に一度の頻度で歯のクリーニングを受けると良いでしょう。歯石の付きやすさは、食生活や口内環境によって左右されます。
- 甘いものを好んでよく食べる方
- 間食が多い方
- 口呼吸の方
- 唾液の少ない方
上記のような方は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けて、口内環境を整える必要があります。
飲食物に含まれる糖分を多く摂取すると、細菌が繁殖し、歯垢の生成が促されます。また、唾液の分泌量が少なければ、汚れが洗い流されません。溜まった歯垢は歯石に変化し、歯ブラシでは取れない汚れへと変化します。
着色が付きやすい方
着色が付きやすい方や着色が気になる方は、約2~3ヵ月に1回のクリーニングが推奨されます。
ただし、審美目的の着色除去の場合、保険が適用されないことがあるため注意が必要です。
喫煙習慣のある方
喫煙習慣のある方は、約1~2ヵ月に一度の頻度で歯のクリーニングを受けると良いでしょう。喫煙習慣がある方は、歯周病の発症リスクが高く、かかった場合は進行しやすいです。また、歯石や着色汚れも付着しやすいので、頻繁にクリーニングを受けるべきです。
歯のクリーニングで行うことと流れ
ここでは、一般的な歯のクリーニングの内容と流れを解説します。
検査
まず、お口の状態を把握するために検査を行います。検査の内容は、レントゲン撮影や歯科医師による視診、歯周病検査などです。歯周病検査では、歯周ポケットの深さ、出血や歯の揺れの有無を確認します。
これらの検査を行うことで、歯周病の進行具合や磨き残しの有無、歯石の付き具合を把握でき、患者様に合った治療内容を定められます。
歯磨き指導
検査で磨き残しをチェックした後は、歯磨き指導を行います。歯ブラシの持ち方や当て方、フロスや歯間ブラシの使用方法について、詳しくアドバイスします。
スケーリング
歯垢はやわらかい汚れのため、歯磨きで取り除くことが可能です。
しかし、歯垢は数日経つと歯石へと変化し、歯ブラシでは取り除けなくなります。そのため、超音波を使用した機械やハンドスケーラーという専用の器具を使用して、除去しなければなりません。
フロッシング
フロッシングとは、フロスや歯間ブラシを使用し、歯と歯の間の汚れを取り除くことです。これらの器具を歯と歯の間に通して、歯石の取り残しがないか確認する目的もあります。
ポリッシング
歯の汚れを取り除いた後は、ポリッシングを行います。ポリッシングとは、専用のペーストを使用し、歯の表面を仕上げ磨きすることです。
歯の表面をツルツルに仕上げることで、着色汚れを除去するだけでなく、新たな歯の汚れを付きにくくする効果があります。
フッ素塗布
歯のクリーニングが終わった後は、全体にフッ素塗布を行います。フッ素には、歯の質を強くし細菌の働きを弱める効果があります。
定期的にフッ素塗布を行うことで、虫歯や歯周病を予防できるのがメリットです。
歯のクリーニングを受けるメリット
歯のクリーニングを受けるメリットは、以下の3点です。
口腔トラブルの予防
口内の汚れをすみずみまで除去することで、虫歯や歯周病を予防できます。また、たとえ虫歯になっていたとしても、早期発見・早期治療に繋げられるでしょう。
着色除去・予防
丁寧に歯磨きをしている方でも、日々の食事により着色が付くことがあります。
しかし、普段の歯磨きでは、なかなか着色汚れは取り除けません。定期的な歯のクリーニングにより、本来持っている歯の白さやツヤを取り戻せます。
口臭改善・予防
歯垢・歯石を除去することで、口臭の改善に効果があります。また、虫歯や歯周病の進行も、口臭の原因の1つです。
歯科治療とクリーニングを併用することで、口内の細菌の繁殖を予防します。虫歯や歯周病だけでなく、口臭の予防に効果があるといえます。
歯のクリーニングを受ける際の注意点
歯のクリーニングを受ける際の注意点は、以下の2点です。
出血や痛み
歯垢や歯石が付いている場合、歯茎の炎症により、クリーニングの際に出血する場合があります。また、歯石が多くついている場合、痛みが出たりクリーニング後に知覚過敏のような症状が出たりする場合があるので注意が必要です。
ただし、歯茎の炎症が治まれば、出血や痛みは自然と治まります。多くの場合、クリーニング当日、長くても2~3日程度で症状は落ち着いてきます。
色の濃い飲食物は避ける
クリーニングを受けた後の歯は、外部からの刺激を受けやすい状態です。着色が付きやすいため、色の濃い飲食物は避けましょう。
具体的には、カレーや赤ワイン、コーヒーなどです。また、熱いもの・冷たいものを摂ると、歯がしみる場合もあります。そのため、クリーニング当日は刺激のあるものも控えてください。
まとめ
セルフケアがきちんとできている方の場合、歯のクリーニングは約3~6ヵ月に1回でかまいません。歯磨きが苦手な方や歯石が付きやすい方の場合、虫歯や歯周病のリスクが高いため、約1~2ヵ月に1回と頻繁に通う必要があります。
歯石を放置すると、虫歯や歯周病を発症し歯の寿命を縮めるかもしれません。また、口臭の発生や着色により、人に不潔な印象を与えることもあります。
お口の健康を維持するためには、ご自身に合った歯のクリーニングの頻度を知っておくことが大切です。
歯のクリーニングの頻度や内容について詳しく知りたい方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
投稿者:
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
CATEGORY
- CAD/CAM冠
- IPR
- MTM
- インビザライン
- インビザライン・エクスプレス
- インビザライン・コンプリヘンシブ
- インビザライン・モデラート
- インビザライン・ライト
- インビザライン矯正
- インプラント治療
- オールセラミック
- カウンセリング
- ジルコニア
- ジルコニアセラミック
- セラミック
- セラミック歯
- セラミック治療
- デメリット
- デンタルローン
- ハイブリッドセラミック
- ブラケット
- ブリッジ
- ホワイトニング
- マウスピース
- マウスピース型
- マウスピース矯正
- メタルタトゥー
- メタルボンド
- メリット
- メンテナンス
- ラミネートベニア
- リスク
- ワイヤー
- ワイヤー矯正
- 予防歯科
- 二酸化ジルコニウム
- 人工ダイヤモンド
- 仮歯
- 保定期間
- 保険適用
- 健康保険
- 入れ歯
- 全体矯正
- 出っ歯
- 前歯
- 医療費控除
- 受け口
- 口腔外科
- 噛み合わせ
- 噛み合わせ治療
- 外科治療
- 天然歯
- 失敗
- 奥歯
- 定期検診
- 定期診察
- 審美
- 審美性
- 小児歯科
- 抜歯
- 歯ぎしり
- 歯並び
- 歯列矯正
- 歯周病
- 歯周病菌
- 歯型
- 歯科技工士
- 歯科検診
- 歯科矯正
- 歯茎
- 治療期間
- 症例
- 矯正期間
- 矯正装置
- 精密検査
- 自由診療
- 自費診療
- 虫歯
- 虫歯治療
- 虫歯菌
- 被せ物
- 親知らず
- 詰め物
- 費用
- 通院
- 通院頻度
- 部分入れ歯
- 部分矯正
- 金属
- 金属アレルギー
- 銀歯
- 顎関節症
- 食いしばり