2025.02.25更新
審美歯科とは?内容やそれぞれの費用、メリットを解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯の美しさに対する関心が高まり、審美歯科に興味を持つ人が増えています。「歯並びや歯の色が気になる」「より魅力的な笑顔を手に入れたい」などの理由で、審美歯科を検討する人は多いでしょう。
しかし「審美歯科と一般歯科の違いが分からない」「どのような治療が受けられるの?」といった疑問を持つ人も少なくありません。
本記事では、審美歯科の概要や内容、費用、メリット・デメリットについて詳しく解説します。審美歯科に興味がある人や、治療を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは
日本審美歯科協会によると、審美歯科とは歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことと提唱されています。一般的な歯科治療では、虫歯や歯周病の治療を目的としますが、審美歯科では歯の形や色、歯並びを整え、見た目の美しさを向上させることを目指します。
また、審美歯科は見た目を向上するだけでなく、機能面の改善にも貢献します。例えば、歯並びを整えることで噛み合わせが良くなり、発音や咀嚼のしやすさが向上するケースがあります。
口元の見た目だけでなく、歯の健康を維持するためにも役立つ治療といえるでしょう。
審美歯科の治療は基本的に自由診療(保険適用外)となることが多いため、治療費が高額になる傾向があります。長期的に見れば、機能性や審美性の向上により、歯のトラブルを防ぐ効果が期待できます。
審美歯科で行う施術と費用
では、審美歯科ではどのようなことを行うのでしょうか。歯科によって対応している施術やかかる費用は様々ですが、主な種類は以下のとおりです。
ホワイトニング
もっとも身近なのは、ホワイトニングではないでしょうか。ホワイトニングは、歯の表面に付着した汚れや、コーヒーや紅茶、煙草による歯の色素沈着を薬剤を使用して落とし、歯を白くする治療です。
ホワイトニングには、歯医者で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングです。オフィスホワイトニングの費用は2万円~6万円程度、ホームホワイトニングは1万5,000円~7万円程度が相場です。
セラミッククラウン・インレー
クラウンとは、虫歯で歯を大きく削った後に被せる被せ物のことです。虫歯の範囲が小さく、補修する範囲が狭い場合はインレーで治療します。虫歯だけでなく、事故の衝撃で歯を損傷した場合などにも行われます。
通常の治療で使用されるレジン(プラスチック)の被せ物は、時間が経つにつれ変色や劣化の恐れがあります。セラミッククラウンなら耐久性があり、金属を使用していないので、金属アレルギーがある方も安心して使用できます。
詰め物(インレー)は6~8万円程度、被せ物(クラウン)は1本8~22万円程度が相場です。
ラミネートべニア
ラミネートべニアは、歯の表面を薄く削り、歯の表面に薄いセラミックを貼り付けることで、歯の色や形を整える治療です。薄く削るだけなので、見た目も仕上がりも自然で違和感なく生活できます。
ホワイトニングの効果が出にくい歯の神経を抜いた歯や、歯並びの隙間を少し整える目的で行います。費用は、1本8万円~15万円程度です。
ガムピーリング
ガムピーリングは、歯茎の黒ずみや色素沈着を取り除いで色を改善するための治療です。レーザーや薬剤を使用して行われ、痛みも少なく、短時間で効果を感じられます。
費用は、1回5,000円~1万5,000円程度が目安です。
歯列矯正
歯並びを整えて見た目を改善する治療も、審美歯科で対応することがあります。ワイヤー矯正を行うこともありますが、矯正中の見た目にも重きを置くため、マウスピース矯正を選択するケースが多いでしょう。
ワイヤー矯正を行う場合でも、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正や、歯に近い色の装置を提供することがあります。
ワイヤー矯正は30万円〜150万円、マウスピース矯正は60万円~120万円程度が相場です。
クリーニング
通常の歯医者の定期検診でも、クリーニングは実施されることが多いです。審美歯科でも、口内を清潔に保つだけでなく、見た目を整えるためのクリーニングを行っています。
歯科医師や歯科衛生士によって、自分では落としきれない歯の表面の汚れや、歯と歯の間など細かい部分の汚れを専用の器具を使って落とす方法です。費用は3,000円~2万円程度が目安でしょう。
審美歯科のメリット
審美歯科は、単に見た目を美しくするだけでなく、さまざまなメリットをもたらします。歯の色や形、歯並びを整えることで、口元の印象が大きく変わり、自信を持って笑えるようになる方も少なくありません。
ここでは、審美歯科の主なメリットについて解説します。
見た目を改善できる
審美歯科の最大のメリットは、歯の形や色を整えることで、笑顔が更に魅力的になるということです。「歯並びが悪いから」「歯の色が気になるから」と、大きく口を開けることに抵抗を感じる方は多いです。「笑顔で写真を撮るのが嫌だ」とコンプレックスに感じる方もいるでしょう。
審美歯科で口元が整えば、自信をもって笑顔になれる可能性があります。
口内の健康が向上する
歯並びが悪いと、歯の間に食べかすが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。審美歯科の治療を受けて歯並びを整えれば、歯磨きがしやすくなり、口内環境を清潔に保ちやすくなります。
また、ホワイトニングやセラミック治療を受けた後は、歯の美しさを維持するために、自然と口腔ケアへの意識が高まる傾向があります。結果として、歯を大切にする習慣が身につき、長期的な口腔内の健康維持につながります。
歯のトラブルを早期解決できる
審美歯科の治療を行う際には、事前に口内の状態を確認することが多いです。歯や歯茎のトラブルが発生していないかをしっかりと確認するので、痛みや違和感の自覚症状がなくても、虫歯や歯周病を早期発見、治療できます。
審美歯科を受けることは、口内の健康維持にも役立つのです。
審美歯科のデメリット
良いことばかりに見える審美歯科ですが、どのような処置にもデメリットがあります。治療を受ける前に、しっかりと理解しておきましょう。
費用が高額
審美歯科の処置には、基本的に保険が適用されず自由診療となります。一般的な歯科治療に比べて高度な技術や特別な素材を使用するため、費用が高くなる傾向にあります。
治療費用はクリニックによって異なるため、事前に複数の歯科医院で見積もりを取るのも良いでしょう。
効果は永久的ではない
最もわかりやすいのがホワイトニングですが、効果は永久に持続するものではありません。ホワイトニングで得た歯の白さは、時間の経過とともに徐々に失われます。生活習慣や加齢などの影響で、色戻りするのが一般的です。
セラミック治療も、保険診療の治療より耐久性が高いとされていますが、生涯使い続けられるとは限りません。メンテナンス次第では数年で劣化してしまう可能性もあるでしょう。
効果を維持するためには、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。
歯に負担がかかるリスクがある
ラミネートべニアは、歯を削ってセラミック製のシェルを貼り付けて見た目を改善する治療です。削る量はわずかですが、健康な歯を削ることに変わりはありません。治療後に満足いく結果にならなかったり、削って違和感が残ったりする方もいます。
どのような治療もメリットばかりではないので、リスクをしっかり理解してから治療を検討しましょう。
まとめ
審美歯科は、歯の見た目を美しく整えることを目的とした治療です。ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療など、さまざまな方法があります。口元の印象が大きく変わり、自信を持って笑顔を見せることができるようになるでしょう。
また、噛み合わせの改善や口腔内の健康維持にもつながるなど、機能性におけるメリットも期待できます。審美歯科は基本的に自由診療であること、治療費が高額になる傾向があることがデメリットでしょう。
治療内容によっては歯を削る必要があったり、定期的なメンテナンスが必要になったりするため、事前に十分な検討が必要です。また、効果の出方には個人差があるため、期待通りの結果にならない可能性があることも理解しておくべきです。
審美歯科を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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