2025.03.18更新
虫歯の初期症状とは?見逃しがちなサインと治療法
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
虫歯は、早期に発見すれば進行を防ぐことができますが、初期症状は非常に軽微で見逃されやすいです。どのような症状か現れるのかを知り、早期に受診できるよう努めましょう。
この記事では、虫歯発生のメカニズムや虫歯の初期症状、初期虫歯を治療する方法、虫歯の予防方法について解説します。
虫歯発生のメカニズム
虫歯は、歯の表面にあるエナメル質が酸によって溶かされることで発生します。酸は、食べ物に含まれる糖分が口内の細菌によって分解される過程で作られます。虫歯が発生する具体的なメカニズムは、以下のとおりです。
- 食べ物の摂取
- 細菌の活動
- エナメル質の脱灰
- 再石灰化
- 虫歯の進行
食事を摂って口内に残った糖分を餌に、細菌が酸を作り出します。発生した酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、少しずつ歯を侵食していきます。
エナメル質が酸にさらされると、歯の主成分であるカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出して歯が弱くなります。この現象を脱灰と呼びます。
通常、唾液中のカルシウムやリンが歯に再度補充されて、歯が修復される再石灰化が起こります。脱灰と再石灰化のバランスが保たれていれば、虫歯が発生することはありません。
しかし、酸の影響が長時間続いて再石灰化が追いつかなった場合、エナメル質が完全に溶けてしまいます。この状態を虫歯と呼びます。
虫歯の初期症状
詳しい初期虫歯の治療法は後述しますが、初期段階で治療できれば大がかりな処置は必要ないケースがほとんどです。そのため、初期症状を理解し、早期に受診することが重要といえます。
ここでは、虫歯になると現れる初期症状をご紹介します。
歯の表面に白い斑点が現れる
エナメル質が酸に溶かされると、歯の表面に白い斑点が現れます。脱灰が進んでいるサインで、虫歯が穴を開ける前の状態といえます。
また、酸によって歯のエナメル質が溶け出した部分に色素が沈着すると、歯に黒い点や線が見られるようになることもあります。白い斑点や黒い点が見られた場合は、早期に歯科医師に相談しましょう。
歯がざらざらし始める
虫歯が進行してエナメル質が少しずつ溶け始めると、歯の表面が滑らかでなくなり、ざらついた質感になります。この状態は歯が弱くなっている証拠で、手で触った時に違和感を覚えることもあるでしょう。
そのまま放置すると、さらに進行して歯に穴が開いていきます。
冷たいものを飲んだときにしみる
虫歯によってエナメル質が薄くなると、冷たいものを摂取したときに歯がしみることがあります。歯の内部にある象牙質が露出してくると、より顕著に現れる症状です。
虫歯が悪化しているサインと言えるので、早めに歯科医院を受診する必要があります。
噛むとわずかに痛みを感じる
虫歯の初期症状として、食べ物を噛んだり歯に圧力がかかったりした際にわずかな痛みが発生することも挙げられます。特に、硬い食べ物を噛んだときや、歯に負担がかかったときに痛みを感じやすいです。
歯茎が少し腫れる
歯の根元に虫歯が発生すると、歯茎が腫れたり赤くなったりすることがあります。腫れが気になる場合は早めに歯科医師に診てもらい、虫歯の進行を食い止めることが大切です。
口臭が気になり始める
虫歯が悪化すると、歯の中で細菌が繁殖し嫌な臭いを発生させることがあります。口臭が強くなったと感じたときは、虫歯が進行している可能性があるでしょう。
虫歯は放置すると進行するので、早期に歯科医院でチェックを受けることが推奨されます。
初期虫歯を治療する方法
お伝えしたとおり、虫歯が進行すればするほど治療が複雑化していきます。大がかりな処置が必要になったり、歯を残せなくなったりすることもあるでしょう。
しかし、初期段階で治療を始められれば、患者さまへの負担を大幅に抑えられます。ここでは、初期虫歯の治療方法を詳しく解説します。
フッ素塗布
初期虫歯の治療方法の一つは、フッ素塗布です。フッ素には、歯のエナメル質を強化し再石灰化を促進する効果があります。ごく初期の虫歯であれば、フッ素塗布とブラッシング方法の見直しで改善できる可能性もあります。
特に、歯科医院で行うフッ素塗布は濃度が高いため効果的です。定期的にフッ素塗布を受ければ、初期虫歯を修復できるでしょう。さらに、虫歯予防にもつながります。
ブラッシング指導
初期虫歯の治療において、正しいブラッシングは非常に重要です。歯科医院でのブラッシング指導では、正しい歯磨きの方法を学びます。歯の表面に残るプラークや食べかすを効果的に除去し、虫歯の原因となる細菌の繁殖を防ぎます。
特に、初期虫歯の場合、適切なブラッシングを行うことで再石灰化を促進し、虫歯の進行を抑えることが期待できます。
PMTC
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、歯科医院で行う専門的なクリーニングです。初期虫歯の治療にも効果的でしょう。
PMTCでは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使って、歯の表面に付いたプラークや歯石、着色汚れを丁寧に除去します。専門家による清掃で、歯の表面がきれいになり、細菌の繁殖を防ぐことができます。
また、PMTC後にフッ素塗布を行えば、エナメル質を強化し初期虫歯の進行を防ぐことが期待できます。
虫歯を予防する方法
初期段階で治療すれば、上述した簡単な処置で虫歯の改善が期待できます。
しかし、虫歯は進行性の病気で、歯を削るなどの処置が必要になることも少なくありません。治療すれば進行を止めることはできますが、削った歯質が元の健康な状態に戻ることはありません。
そのため、虫歯は予防することが非常に重要です。ここでは、虫歯を予防する方法について解説します。
適切な歯磨き
毎日の歯磨きは虫歯予防に欠かせません。食後は特に丁寧に磨きましょう。また、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落としきれないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、虫歯予防に効果的です。
フッ素入り歯磨き粉の使用
フッ素入り歯磨き粉の使用も、虫歯予防に非常に有効です。フッ素には、歯のエナメル質を強化し再石灰化を促進する作用があります。
特に、虫歯のリスクが高い場合や、歯の再石灰化を助けたい場合に、積極的に取り入れると効果的です。
食後のうがい
飲食後すぐに歯磨きができないときは、うがいが非常に効果的です。うがいは、口内に残った食べかすや酸を洗い流し、虫歯の原因を減らす役割があります。
可能であれば歯磨きをするのが理想ですが、難しい場合はうがいだけでも行いましょう。
こまめに水分を補給する
口内が乾燥していると細菌が繁殖するリスクが高くなるため、こまめに水分を摂ることも重要です。糖分が入っている飲み物の摂取は虫歯の原因となるため、水やお茶などの糖分を含まない飲み物を選択しましょう。
定期的な歯科検診
定期的に歯科医院での検診を受けることで、虫歯の早期発見が可能です。虫歯は進行する前に発見することが大切で、早期に治療すれば大きな問題を避けることができます。
また、歯のクリーニングを受ければ、日々のセルフケアでは落としきれない汚れを取り除くことができます。定期的な歯科検診は、虫歯を効果的に予防するためには欠かせません。
シーラントの使用
シーラントは、歯の溝を樹脂で埋めて食べかすや細菌が溜まりにくくする予防法です。奥歯の噛む面の溝が深い子どもに効果的で、6〜12歳のお子さまであれば保険が適用されることもあります。
飲酒や喫煙を控える
タバコを吸うと血流が悪化するため、口内の免疫力が低下し虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また、アルコールも口内の乾燥を引き起こし、虫歯を悪化させる原因になります。
タバコやアルコールの摂取を控えることも、虫歯予防につながります。
まとめ
虫歯の初期症状は、歯の表面に現れる白い斑点や軽い痛みなどが特徴です。これらの兆候を見逃すと、虫歯が進行し歯に穴が開いたり痛みが強くなったりすることがあります。
日々の適切な口腔ケアと定期的な歯科検診を受けることで虫歯の進行を防ぎ、健康な歯を維持しましょう。
虫歯の治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.12.24更新
重度の虫歯の症状は?放置リスクと治療方法、治療費用と期間について
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
虫歯は成人した日本人のおよそ9割が経験しているといわれていますが、なかには治療を受けないまま虫歯を放置している方もいるでしょう。虫歯を放置し、重度の状態にまで進行するとさまざまなリスクがあります。
今回は、重度の虫歯の症状や放置するリスク、治療法などについてくわしく解説します。虫歯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
重度の虫歯の症状
軽度の虫歯は、痛みなどの症状がほとんどなく、見た目でもわかりづらいため、発見が遅れやすいです。中等度の状態にまで進行すると冷たいものを口にするとしみたり痛んだりすることもあります。
重度の状態にまで虫歯が進行すると、日常生活に影響を及ぼすことも少なくないでしょう。以下では、重度の虫歯の具体的な症状について解説します。
強い痛みを感じるようになる
虫歯が進行し、歯の内部にある神経にまで達すると強い痛みを感じるようになります。
中等度の虫歯では冷たいものや熱いものを口にしたときに痛みを感じることがありましたが、重度の状態にまで進行すると何もしていなくても痛みを感じるようになるのです。一日中ズキズキと痛むこともあるでしょう。
さらに虫歯が進行し、神経が壊死すると痛みを感じなくなります。痛みがなくなったからといって放置する方がいるかもしれません。
しかし、さらに放置すると顎の骨にまで影響を及ぼす可能性があるため、治療を受ける必要があるのです。
変色する
虫歯が進行すると歯の表面にあるエナメル質に穴が開き、部分的に黒ずんだり茶色く変色したりすることがあります。虫歯が重度の状態にまで進行すると、外側から見ただけでもわかるくらいに大きく黒ずむことがあります。
歯茎や顔が腫れる
虫歯が歯根にまで到達すると、歯茎や顎骨にまで細菌感染が広がることがあります。これによって、歯茎が赤く腫れたり膿が溜まったりする場合もあるでしょう。
さらに進行して体の免疫力が低下すると、顔が腫れることもあり、その部分が熱を持ったり発熱したりする場合もあります。
歯が欠ける・ぐらつく
虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯がもろくなって欠けたりぐらついたりすることもあります。この段階では食べ物を噛むことが難しくなったり会話しにくくなったりする可能性もあるでしょう。
重度の虫歯の放置リスク
重度の虫歯を放置するとさまざまな悪影響があります。ここでは、重度の虫歯を放置するリスクについてくわしく解説します。
歯を失う可能性がある
虫歯が重度の状態にまで進行すると、歯の神経や歯根にまで細菌が到達し、最終的には抜歯が必要になる可能性があります。歯を失うと再生することはありません。
歯を失うと噛み合わせに影響が出るだけでなく、空いたスペースに隣接する歯が移動するなどして歯並びが乱れることもあるでしょう。
歯周病になるリスクが高まる
虫歯を放置すると、歯周病を引き起こすリスクも高まります。虫歯によって細菌が増殖し歯茎や顎骨に炎症が広がると、歯周組織が破壊されます。
歯周病にかかると口臭がひどくなったり口の中がねばついたりといった症状が現れます。さらに悪化すると歯が抜け落ちる可能性もあるでしょう。
全身の健康に影響を及ぼす可能性がある
重度の虫歯を放置すると全身の健康に影響を及ぼす可能性もあります。虫歯菌が血液を介して全身をめぐると、頭痛や発熱などの症状が現れる可能性があるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気を引き起こすリスクもあります。
特に免疫力が低下している方や、基礎疾患を持っている方は通常よりも合併症を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。また、虫歯による炎症が続くと病気に対する抵抗力が弱くなり、生活習慣病の発症リスクが高まることも考えられます。
重度の虫歯の治療方法
では、重度の虫歯はどのように治療するのでしょうか。ここでは、重度の虫歯の代表的な治療方法について解説します。
根管治療
虫歯が歯の神経にまで達した場合は、根管治療が必要になります。根管治療とは、歯の内部にある感染した神経や血管を取り除き、洗浄・消毒する治療のことです。その後、土台を立て、その上に被せ物を装着して歯の機能を回復させます。
根管治療を受けることで、ご自身の歯を残すことができます。
抜歯
虫歯がさらに進行し、歯の根元や周囲の組織に深刻なダメージを与えている場合や、根管治療をしても歯を残せないと判断される場合には抜歯が必要になるケースが多いです。抜歯後は、以下の方法で歯を補うのが一般的です。
入れ歯
入れ歯とは、失った歯を補う取り外し可能な人工歯のことです。保険が適用される入れ歯を選択することで費用を抑えることができます。また、取り外してお手入れができるため、清潔に保ちやすいです。
一方で、食事の際にズレて噛みにくかったり、慣れるまでは違和感を覚えやすかったりする点はデメリットといえるでしょう。また、保険が適用される部分入れ歯の場合は、口をあけたときに金属のバネが目立つ可能性があります。
ブリッジ
ブリッジとは、欠損した歯の両隣の歯を支えにし、橋を架けるように人工歯を装着する治療法です。
固定式のため、食事の際にズレることがありません。また、取り外してお手入れをする必要がなく、天然の歯と同じように歯磨きができます。セラミックなどの審美性の高い素材を選択することで、天然の歯のような見た目になる点もメリットです。
一方で、支えにする両隣の歯を削らなければならない点はデメリットといえるでしょう。
インプラント
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋めこみ、その上に人工歯を装着する治療法です。人工歯根と顎の骨が結合されることでズレることなく、しっかり噛めるようになります。天然の歯のような見た目を再現できるのもメリットです。
一方で、顎の骨に人工歯根を埋め込むためには外科的な手術が必要になります。また、自費診療になるため、費用が高額になる点もデメリットといえるでしょう。
重度の虫歯の治療期間
軽度の虫歯であれば短期間で治療が完了することが多いですが、重度の状態にまで虫歯が進行すると複雑な治療が必要になるため、治療期間が長くなる傾向にあります。ここでは、重度の虫歯の治療期間の目安について解説します。
根管治療の場合
根管治療にかかる期間は1〜2ヶ月程度が目安です。
根管治療は基本的に2〜4回の通院が必要になります。1回あたりの治療にかかる時間は30〜60分程度で、感染状態によっては通院回数が増えることもあるでしょう。また、治療後に装着する被せ物の作製と調整のために1〜2回程度の通院が必要になります。
抜歯の場合
抜歯自体は1回の通院で完了します。抜歯後、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの歯を補う治療を受ける場合にはさらに時間がかかります。
- 部分入れ歯:2週間〜1か月程度(保険診療の場合)
- ブリッジ:1〜2か月程度
- インプラント:半年〜1年程度
インプラントの場合は、埋め込んだ人工歯根と顎の骨が結合するのを待つ必要があるため、入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長いです。また、顎の骨を増やす治療が必要になる場合には、さらに治療期間が延びる可能性があるでしょう。
重度の虫歯の治療費用
虫歯の治療には基本的には健康保険が適用されます。
しかし、使用する素材や治療法によっては保険が適用されず、全額自己負担になることもあります。ここでは、重度の虫歯の治療にかかる費用について解説します。
根管治療の場合
根管治療にかかる費用は保険適用の3割負担の場合、3,000円〜5,000円程度が目安です。根管治療後に装着する被せ物の費用は、選択する素材によって異なります。保険が適用される金属製の被せ物は3,000円〜5,000円程度です。
セラミックやジルコニアなどの審美性の高い素材を選ぶと、保険が適用されず高額になる傾向にあります。例えばセラミックで作られた被せ物は1本あたり8万円〜18万円程度が目安になります。
抜歯の場合
抜歯にも保険が適用されることが多く、かかる費用の目安としては1本あたり3,000円〜7,000円程度です。
抜歯後に部分入れ歯やブリッジ、インプラントで歯を補う場合には、それぞれ費用がかかります。部分入れ歯やブリッジの場合、選択するものによっては保険が適用されます。費用の目安は、以下のとおりです。
- 部分入れ歯:5,000円〜1万5,000円程度(保険診療の場合)
- ブリッジ:1本あたり2万円程度(保険診療の場合)
- インプラント:1本あたり30万円〜50万円程度
インプラントは保険が適用されないため、高額な費用がかかります。自費診療の場合は歯科医院によって金額が異なるので、費用が気になる方は事前に見積もりを取って比較検討しましょう。
まとめ
重度の虫歯を放置すると、歯を失うだけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
虫歯が神経にまで達すると強い痛みが現れ、さらに進行すると神経が壊死して痛みを感じなくなることもあります。痛くなくなったからといって放置してはいけません。他の歯を守るためにも治療を受けましょう。
虫歯が神経にまで達している場合には根管治療を行います。歯を残せないほど進行している場合には抜歯を行い、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯を補います。
虫歯が進行すればするほど複雑な治療が必要になり、その分費用も時間もかかります。そのため、虫歯がある場合は放置せず、違和感があるときは早めに歯科医院を受診してください。
虫歯にお悩みの方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.10.15更新
子どもが虫歯になりやすい理由!進行レベル別の治療方法や防ぐ方法
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
子どもの歯である乳歯は、大人と比較して虫歯になりやすいとされています。乳歯のうちから虫歯になると、永久歯の歯並びの悪化や変色といった悪い影響を及ぼす可能性もあります。
子どもの歯を虫歯から守るためにはどのような対策が必要なのか、疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、子どもが虫歯になりやすい理由や進行別の治療法、虫歯を防ぐ方法について解説します。
子どもが虫歯になりやすい理由
子どもの歯である乳歯は、永久歯と比較して虫歯になりやすいとされています。主な原因として、歯磨きや間食といった習慣や、歯の構造が挙げられます。
子どもの虫歯の原因を理解して適切に対処を行うこと、がむし歯の予防につながります。
エナメル質が薄い
乳歯は、永久歯とよりもエナメル質が薄いです。エナメル質は、歯の内部を保護したり細菌やウイルスから歯を守ったりする役割を持つ組織です。
そのため、エナメル質が薄い乳歯はむし歯になりやすいのです。
歯磨きに慣れていない
歯磨きがうまくできないことで口の中に食べかすが残ると、虫歯のリスクが高まります。特に、小さい子どもは手先があまり器用ではなく、歯磨きを十分にできません。
虫歯菌は食べかすや磨き残しをエサにして増殖していくため、虫歯を予防するためには正しい歯磨きで汚れを取り除かなければなりません。お子様だけで十分に磨けないことが多いので、10〜12歳頃までは仕上げ磨きが必要とされています。
糖分を好む
甘いお菓子や飲料といった、糖分の多い食品を食べると虫歯のリスクが高まります。クッキーやチョコレート、ジュースなど、甘い飲食物を好むお子様が非常に多いことも、子どもが虫歯になりやすい理由と言えるでしょう。
食事の回数が多い
子どもは体が小さく、1日3回の食事では十分な栄養・エネルギーを摂取できないことが少なくありません。特に子どもは成長が著しいため、3回の食事とは別で1日1〜2回、補食が必要とされています。
しかし、長い時間口の中に糖分が留まると、虫歯のリスクが高まるのです。食後は口内が酸性に傾きますが、唾液の働きによって徐々に中和されていきます。食事の回数が多いと中和が間に合わず、酸性の時間が長く続くため虫歯になりやすくなります。
子どもの虫歯の特徴
子どもの虫歯の特徴を確認しましょう。
進行が速い
子どもの虫歯は、大人よりも進行が早いのが大きな特徴です。また、初期段階の場合には痛みが少ないことも多く、進行するまで虫歯に気づかないケースもあります。
虫歯になっても歯が白い
子どもの乳歯が虫歯になった場合、黒く変色するのではなく白く濁ることが多いです。歯の表面のエナメル質が酸によって溶けることで、白く濁った色になります。
虫歯は黒いというイメージを持っている方が多いため、見過ごされる原因になりやすいです。
神経まで達しやすい
乳歯は、大人の歯に比べて虫歯への抵抗力が弱いという特徴があります。エナメル質が薄いため進行しやすく、悪化すると神経まで達するリスクが高いでしょう。
永久歯に影響を及ぼす
乳歯が虫歯になると、永久歯に悪い影響を及ぼす可能性があります。具体的には、歯並びが悪くなったり、永久歯が変色したりするリスクがあります。永久歯の発育が十分に進まない恐れもあるので、いつか抜ける乳歯の虫歯も予防することが重要です。
子どもの虫歯の治療方法[進行レベル別]
子どもの虫歯は、進行度に応じて治療法が変化していきます。
虫歯が進行すればするほど、治療期間が長くなって通院回数が多くなっていきます。最悪の場合には抜歯が必要になる可能性もあります。
虫歯になってしまった場合には、できる限り早期に治療を始めることが重要です。
C0(虫歯になりかけの状態)
C0の虫歯は、感染している部分が浅く特別な治療を必要としません。正しいブラッシングやフロスによって汚れを落としたり、フッ素を塗布して虫歯の進行を止めたりする治療を中心に行います。
また、歯科医院でのケア・治療だけでなく、唾液の分泌量を増やすことも効果的です。よく噛んで食べる必要がある食材を与えるなど、工夫してみましょう。
C1(エナメル質に虫歯がある状態)
エナメル質に虫歯が進行すると、虫歯がある箇所をドリルで削って詰め物をするという治療を行います。レジンを詰めて治療するのが一般的です。
この段階であれば、1日で治療が終了する場合もあります。
C2(虫歯が象牙質に達している状態)
C2の状態でも、基本的には虫歯部分を削って、削った部分を補うという治療を行います。
ただし、虫歯が象牙質まで達している場合、歯を削る量が多くなります。より広範囲を削って詰め物を行うため、治療の負担が増加する可能性があります。
C3(虫歯が神経に達している状態)
虫歯が神経まで達すると、激しい痛みが生じて日常生活に支障をきたすようになります。この場合、根管治療が必要になるでしょう。神経を抜いた後には、被せ物を装着して歯を補います。
子どもの歯の場合、神経の一部を残して子どもの再生力を利用して治療するケースもあります。
C4(歯冠が崩壊した状態)
虫歯が歯の根元まで達すると、神経が死んで痛みを感じなくなります。このまま放置すると、歯茎が膿み強い痛みを感じたり、口内環境が悪化したりします。
虫歯がこの段階まで進行すると、抜歯を行うことが多いです。
子どもの虫歯を防ぐ方法
子どもの虫歯を防ぐためには、日ごろの食生活に気をつけて適切なケアを続けることが重要です。食事管理や正しい歯磨きは小さな子供だけでは徹底できないので、保護者の方の協力が不可欠でしょう。
食生活に気を付ける
子どものむし歯を防ぐためには、間食の内容やタイミングに気を付ける必要があります。特に、砂糖を含んだおやつや飲み物をだらだらと食べていると、口内に長時間糖分が残るので虫歯になりやすいです。
間食をする時間を決めて、だらだら食べないように気をつけましょう。また、寝る前の間食を控えたり、糖分が残りやすい飴やチューイングキャンディなどのお菓子を避けたりすることも重要です。
適切な歯磨きを行う
正しい歯磨きの習慣を身に付けることが、虫歯のリスクを減らすために重要です。口の大きさに合う歯ブラシを使用して、歯の表面だけでなく歯と歯の間や歯茎など隅々まで丁寧にブラッシングしましょう。
小さい子どもが一人で歯磨きを行うのは難しいため、仕上げ磨きを行うことも虫歯予防につながります。
フッ素を塗布する
フッ素を塗布することで、歯のエナメル質を強化できます。生活習慣や口内の状態に合わせて、3ヶ月に1回を目安にフッ素塗布を受けましょう。
また、フッ素入りの歯磨き粉を日常のケアに取り入れることも虫歯予防に効果的です。
定期検診を受ける
定期的に歯科医院を受診することで、セルフケアでは除去できない汚れを除去したり、虫歯の早期発見に繋げられたりします。定期検診では正しい歯磨き方法の指導も行われるので、普段のケアの質を高めることにもつながるでしょう。
まとめ
子どもの歯である乳歯は、永久歯と比較して虫歯になりやすいとされています。主な原因として、永久歯よりもエナメル質が薄いことや歯磨きを上手に行えないこと、栄養補給のために間食の習慣があることが挙げられます。
子どもの虫歯は白く濁るだけで見た目では分かりづらかったり、進行が早いなどの特徴があります。気づかないうちに神経まで達している可能性もあり、最悪の場合には抜歯が必要になることも考えられます。
日ごろから食生活に気を付け、定期検診を受けて虫歯を早期に発見・治療を行うことが重要です。
子どもの虫歯が気になる方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.09.17更新
虫歯になりやすい人の特徴と対処法は?基本的な治療内容と費用
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
「毎日丁寧に歯磨きをしているのに虫歯ができるのはどうして?」といった悩みをもつ方は少なくありません。虫歯のなりやすさは、生まれつきの歯の質や食生活、生活習慣などによって左右されます。
今回は、虫歯になりやすい人の特徴と対処法について解説します。虫歯治療の内容や費用についても言及していますので、虫歯になりやすくてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
虫歯になるメカニズム
そもそも虫歯とは、虫歯菌が出す酸によって、歯が溶かされることで起こる病気です。虫歯菌は、食べ物に含まれる糖分をエサに繁殖するため、甘いものをよく食べる人は虫歯になるリスクが高いといえます。
ただし、虫歯のなりやすさは食生活だけに左右されるものではありません。そこでここでは、虫歯になるメカニズムについて解説します。
虫歯菌
虫歯の原因は、ミュータンス菌を代表とする虫歯菌です。虫歯菌は磨き残しであるプラークに潜み、糖分を摂取した際に出す酸によって歯を溶かし、虫歯を発症させます。
ただし、虫歯菌は多くの人のお口の中に存在しているため、虫歯菌が潜んでいる=虫歯になりやすいというわけではありません。虫歯菌の動きが活発になれば、虫歯になるリスクが高まります。
つまり、餌となる糖分がお口の中に多く、さらに磨き残しが多ければ、虫歯菌にとって住み心地の良い口内環境となり、虫歯になるリスクが高まるのです。甘いものを控え、しっかり歯磨きをしてお口の中を清潔に保っていれば、虫歯を予防できるでしょう。
糖分
虫歯菌は、食べ物に含まれる糖分をエサに繁殖し、酸を作り出します。また、頻繁に間食を摂っているとお口の中が酸性に傾く時間が長くなるため、歯の再石灰化が促されず、虫歯になるリスクが高まるのです。
そのため、規則正しい食生活を心がけ、間食や甘いものを控えるのがよいでしょう。
歯の質
歯の質は一人ひとり異なり、きちんと歯磨きをしていても虫歯になりやすい人もいます。歯の質は遺伝することがあるため、ご家族のなかに虫歯になりやすい人がいる場合はご自身も虫歯になりやすいかもしれません。
虫歯になりやすい人の特徴
ここでは、虫歯になりやすい人の5つの特徴を解説します。
歯質が弱い人
きちんと歯磨きしていても、生まれつき歯の質が弱ければ虫歯になりやすいといえます。歯質とは、歯の硬さや厚さ、性質などのことです。歯の質が弱いと、虫歯菌の出す酸で歯が溶かされる可能性があるため、虫歯になるリスクが高まります。
歯並びが悪い人
歯並びが悪い人は、きちんと歯磨きをしていても磨き残しが生じやすいため、虫歯になりやすいといえます。磨き残しが増えると、虫歯菌が繁殖しやすくなるため、歯並びがよい人に比べると虫歯になるリスクが高まるのです。
そのため、歯並びが悪い人が虫歯予防をしたいなら、しっかり歯磨きをきちんとすることはもちろん、矯正治療を検討するのも選択肢のひとつです。
磨き残しが多い人
磨き残しが多いと虫歯菌が繫殖しやすくなるため、歯磨きが苦手な人や歯磨きする習慣がない人は虫歯になりやすいでしょう。
毎日歯磨きをしていても、プラークなどの汚れを落とせていなければ意味がありません。虫歯を予防するためには、歯磨きの回数よりも正しい方法で歯磨きをすることが大切です。
食生活が乱れている人
虫歯のなりやすさは、不規則な食生活によっても左右されます。以下に当てはまる場合、虫歯になりやすい人といえますので注意が必要です。
・甘いものをよく食べる
・食事の時間が決まっていない
・間食の回数が多い
・水やお茶の代わりにジュースをよく飲む
・よく噛まない・早食い
・アルコールをよく飲む
虫歯菌は糖分をエサにして繁殖するため、甘いものをよく食べる人は虫歯になりやすいといえます。食事の時間が決まっておらずダラダラと食事をする人や間食の回数が多い人、水やお茶のかわりにジュースやスポーツ飲料を飲む人も要注意です。
規則正しい食生活を送っていないことで、お口の中が酸性に傾くことが長くなると、虫歯になるリスクが高まるのです。
ダラダラと食事する人の反対で、よく噛まずに早食いの人も虫歯になりやすいといわれています。これは、よく噛まないことで唾液の分泌量が減り、お口の中に汚れが溜まりやすくなるからです。
また、アルコールには糖分が多く含まれるうえ、口内を乾燥させる作用があるため、アルコールをよく飲む習慣がある人も虫歯になりやすいでしょう。
口呼吸の人
口呼吸の人は、お口の中が乾燥しやすいため、虫歯になるリスクが高いです。また、口呼吸はお口周りの筋肉の衰えを招くことで、歯並びを悪化させる要因です。口呼吸は虫歯菌の繁殖を促し、口内環境の悪化も招くため、早急に対処する必要があるでしょう。
虫歯になりやすい人ができる対処法
ここでは、虫歯になりやすい人ができる5つの対処法を解説します。
規則正しい食生活を心がける
虫歯を予防するためには、規則正しい食生活を心がけることが大切です。具体的には、以下のことを心がけましょう。
・食事の時間を決める
・甘いものを摂りすぎない
・アルコールを控える
・食後は歯磨きもしくはうがいをする
・水分を摂る
ダラダラと食事を摂っていると、お口の中が酸性に傾く時間が長くなるため、虫歯になるリスクが高まります。特に、糖分を含む甘いものやジュースをよく摂る習慣がある人、アルコールをよく摂る人は要注意です。
間食を完全になくす必要はありませんが、食事や間食の時間は決めましょう。
甘いものやアルコールを口にしても、お口の中の汚れを洗い流せば虫歯のリスクを低減させることができます。できれば毎食後歯磨きすることが理想ですが、難しい場合はうがいをしましょう。
また、口内が乾燥すると虫歯になるリスクが高まるため、こまめに水やお茶で水分補給することも重要です。
歯磨きによるケア
虫歯を予防するためには、正しい方法で歯磨きをして磨き残しをできるだけなくすことが大切です。特に、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や歯と歯茎の境目、歯の重なりが大きい部分は磨き残しが生じやすいといわれています。
全体を歯ブラシで磨いたあとに、フロスや歯間ブラシ、タフトブラシを使用するとよいでしょう。
フッ素によるケア
フッ素には、歯の質を強化し、虫歯菌の働きを弱める効果があります。ふだんからフッ素入りの歯磨き粉やうがい薬、ジェルなどを使用することで、効率的に虫歯を予防できるでしょう。
口呼吸の改善
口呼吸の人は、意識的に口を閉じ、鼻で呼吸するように心がけましょう。口内の乾燥が防げると、虫歯リスクを低減できるはずです。
ただし、口呼吸の原因が鼻詰まりやアレルギーなど鼻疾患である場合は治療が必要になります。これらが原因で口呼吸になっている場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
定期的なメンテナンス
虫歯を予防するためには、ご自宅でのケアに加え、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。メンテナンスでは、歯のクリーニングを行います。クリーニングを受けることで、お口の中を清潔に保つことができ、虫歯の予防に効果的です。
お口全体の状態も確認してもらえるため、虫歯の早期発見にもつながります。また、患者様に合わせた歯磨き指導も行いますので、正しい歯磨き方法を習得できます。
虫歯初期の基本的な治療内容と費用
初期の虫歯は、歯の表面のエナメル質のみが溶かされた状態です。神経には達していないため、痛みなどはありません。
この段階の虫歯は範囲が狭いため、虫歯の部分を削り、レジンを詰める治療を行います。1回の治療で終わることが多く、費用は保険適用で1,500円〜3,000円程度です。
しかし、象牙質にまで虫歯が達している場合には、冷たいものがしみたり、噛むと痛みが出たりすることがあります。
象牙質にまで虫歯が進行した場合は、虫歯の部分を削り、詰め物で歯を修復する治療が必要になります。詰め物を詰めるまで2〜3回の通院が必要になり、費用は保険適用で3,000円〜1万円程度かかるのが一般的です。
重度の虫歯の基本的な治療内容と費用
重度の虫歯は、虫歯が神経にまで達している状態です。神経が炎症を起こすと、甘いものがしみたり、何もしなくてもズキズキと強い痛みが出たりします。この状態にまで進行すると、歯の神経を抜かなければ痛みはなくなりません。
麻酔をして虫歯部分を削り、炎症を起こした神経を除去してから根管内を洗浄・消毒する根管治療を行います。根管治療で根管内がきれいになったら、薬剤を詰めて土台を立て、その上に被せ物を装着して歯の機能を回復させます。
歯の根の中は複雑な形をしているため、1回の治療では終わらず、複数回の通院が必要です。平均的には3〜5回ほど通院する必要があるといわれていますが、根管治療を行っても症状が改善しない場合、治療が長期化することがあります。
特に、奥歯は歯根の本数が多いため、前歯よりも治療回数がかかるでしょう。根管治療は複数回の治療が必要になることにくわえ、土台を立てる治療も必要になるため、保険適用で1万〜2万円程度かかるのが一般的です。
まとめ
虫歯のなりやすさは、歯の質や生活習慣などによって左右されます。そのため、食生活が乱れている人や歯磨きが苦手な人、歯並びが悪い人などは虫歯になりやすいといえます。まずは、規則正しい食生活を心がけ、毎日の歯磨きで磨き残しをなくすことを心がけましょう。
また、定期的に歯科医院に通い、メンテナンスを受けることも大切です。仮に虫歯になってしまったとしても、早期に発見できれば簡単な治療で済み、費用も抑えられます。何も症状がなくても、約3〜6ヵ月に1回は検診を受けましょう。
虫歯にお悩みの方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2023.11.07更新
セラミック歯の値段はどれくらい?治療にかかる費用内訳も解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
セラミック歯は高額なイメージがあるため、値段が気になり治療を受けるかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか。
セラミック歯には多くの種類がありますが、基本的には保険が適用されません。歯科医院によって値段が異なるため、治療を検討する際は相場を把握するとよいでしょう。
今回は、セラミック歯の値段を種類ごとに解説します。値段の内訳や保険適用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
セラミック歯とは?
セラミック歯とは、審美性に優れたセラミックを使用した詰め物・被せ物のことです。虫歯治療で歯を削った際は、削った部分の機能を回復するために詰め物・被せ物をします。
詰め物・被せ物といえば銀歯をイメージする方が多いと思いますが、天然歯に近いセラミックを選択することもできます。セラミック歯の特徴は、以下のとおりです。
・透明感があり、天然歯に近い色調に調整できる
・強度がある
・経年劣化しにくく長持ちする
・表面がなめらかで汚れが付着しにくい
・着色・変色しにくい
・虫歯の再発リスクが低い
・生体親和性が高く馴染みやすい
・金属を使用しない場合は、金属アレルギーの心配がない
セラミックは天然歯のような自然な色に調節できるため、本物の歯と見分けがつかないこともあるでしょう。そのため、前歯などの目立ちやすい場所の治療にも適しています。
セラミック歯の値段はどれくらい?
セラミック歯には多くの種類があり、値段がそれぞれ異なります。セラミック歯の種類ごとの値段を詳しく確認しましょう。
オールセラミック
オールセラミックの値段は、詰め物の場合40,000~80,000円、被せ物の場合80,000~220,000円が相場です。オールセラミックは、すべてセラミックでできた詰め物・被せ物のことです。
天然歯と見分けがつかないほどの白さと透明感があり、変色もほとんどしません。歯垢や食べかすなどの汚れが付着しにくいため、虫歯の再発リスクが低いのも特徴です。
ただし、強度はジルコニアセラミックより低く、割れることがあります。
ジルコニアセラミック
ジルコニアセラミックの値段は、詰め物の場合30,000~60,000円、被せ物の場合100,000~200,000円が相場です。ジルコニアセラミックは、審美性と強度を兼ね合わせた詰め物です。
柔軟性があり割れにくいため、噛み合わせが強い奥歯などにも使用できます。また、天然歯に近い色に調整できるため、審美性に優れています。
しかし、非常に硬いため、噛み合う歯を傷めることがあるのがデメリットです。
メタルボンド
メタルボンドの被せ物の値段は、80,000~150,000円が相場です。メタルボンドとは、金属の土台にセラミックを焼き付けた被せ物のことを指します。
表面はセラミックなので天然歯に近く、審美性に優れています。
ただし、オールセラミックと比較すると白さや透明感は劣るでしょう。メタルボンドの土台は金属でできているため強度がありますが、角度によっては金属の土台が見える可能性があります。また、金属を使用しているため、金属アレルギーの方は使用できません。金属イオンが溶け出し、歯茎が黒ずむこともあります。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックの値段は、詰め物の場合は約30,000円、被せ物の場合は40,000~80,000円が相場です。
ハイブリッドセラミックは、適用条件を満たせば保険が適用されますが、自費診療のハイブリッドセラミックのほうが審美性に優れています。また、保険適用のハイブリッドセラミックは、被せ物にしか使用できません。保険が適用された場合は10,000円程度で受けられるでしょう。
ハイブリッドセラミックとは、セラミックにレジンを混ぜた詰め物・被せ物です。レジンが混ざっているため、ほかのセラミック歯よりも値段を抑えられます。時間が経つと変色しますが、保険適用のレジンよりは変色しにくいです。
セラミック歯の治療にかかる費用の内訳
セラミック歯の治療には、セラミック自体の費用のほかに、初診・カウンセリングや虫歯治療、治療後のメンテナンスなどに費用がかかります。費用の内訳を確認しましょう。
初診・カウンセリング
虫歯治療で初めて受診した際は、お口の中の診察やレントゲン撮影などの検査を行って治療方針を決めます。初診料が発生するため、3割負担で3,000~4,000円程度かかるでしょう。
また、セラミック歯の治療に入る前は、治療内容や値段などについてカウンセリングを行います。カウンセリング値段の相場は、無料~5,000円です。
虫歯治療
虫歯治療にかかる値段は、虫歯の進行度によって異なります。虫歯治療には保険が適用されるため、窓口での支払い額は負担割合に応じた金額です。
進行度別の値段の目安は、以下のとおりです。
<進行度に応じた値段の目安>
進行度 | 状態 | 値段の目安 (3割負担の場合) |
---|---|---|
軽度 | エナメル質に留まる虫歯 | 3,000円 |
中等度 | エナメル質だけでなく、象牙質にまで及んでいる虫歯 | 2,000~10,000円 |
神経まで達する | 抜髄(ばつずい)や根管治療が必要な虫歯 | 7,000~20,000円 |
重度 | 歯の上部が完全になくなって神経が壊死し、抜歯が必要な状態 | 3,000~20,000円 |
虫歯が重度まで進行して抜歯が必要な状態になると、ブリッジや入れ歯、インプラントを選択することになります。一般的に、虫歯は進行すればするほど値段が高くなるため、早期治療を心がけましょう。
治療後のメンテナンス
治療後のメンテナンスにかかる値段は、3割負担で1回あたり3,000~4,000円が目安です。メンテナンスの頻度は状態によって異なります。
適切に歯磨きできない方や、虫歯や歯周病になりやすい方は1~2か月に1回、お口の状態に問題がなくしっかりケアできている方は、3~6か月に1回のペースでよいでしょう。
メンテナンスの内容は、以下のとおりです。
・虫歯・歯周病のチェック
・歯垢・歯石の除去
・染め出し
・ブラッシング指導
・生活習慣指導
・フッ素塗布
セラミック歯は、保険治療で使用される素材に比べて長持ちしますが、メンテナンスをしっかり受けていることが前提です。虫歯が再発しにくいセラミックでも、メンテナンスを怠ると虫歯や歯周病にかかり、寿命が短くなる可能性があります。
セラミック歯を長持ちさせるためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、詰め物や被せ物の状態、虫歯や歯周病の有無などを確認することが大切です。また、歯の健康を守るためには、歯科医院でのメンテナンスだけでなく、自宅でのセルフケアも非常に重要です。
メンテナンスの際に歯科医師や歯科衛生士からケア方法の指導・アドバイスを受けると、正しいケアを継続できるでしょう。
セラミック歯の治療は保険が適用される?
セラミック歯の治療は、基本的に保険適用外です。健康保険が適用されるのは、虫歯などで失われた機能の回復を目的とした治療に限られているためです。
セラミック歯は機能の回復に加え、審美的な目的で行われることが多いです。そのため、自由診療で治療費は全額自己負担となります。
ただし、ハイブリッドセラミックは、適用条件を満たす症例であれば保険が適用されます。セラミックと歯科用プラスチックを材料として使用したCAD/CAM冠という被せ物で、日本では2016年4月から保険が適用されるようになりました。
2016年の段階では小臼歯のみの適用でしたが、2023年10月現在、多くの歯を保険適用で治療できるようになっています。CAD/CAM冠の保険適用条件は、以下のとおりです。
・前歯〜第二小臼歯の治療である
・第一大臼歯の場合、上下左右すべての第二大臼歯が残っている
・第二大臼歯の場合、金属アレルギーと診断されている
CAD/CAM冠の治療では、破損を避けるために銀歯やセラミック治療より歯を多く削る必要があります。また、保険治療を行った部分は原則2年間、保険での再治療ができません。破損などのトラブルが起きた場合は、修理するか自費で作り直す必要があります。
また、CAD/CAM冠はどの歯科医院でも治療を受けられるわけではありません。厚生労働省に承認された歯科医院のみ取り扱える治療法です。
CAD/CAM冠での治療を検討している方は、事前に歯科医院に確認しましょう。
まとめ
セラミック歯は、審美性に優れたセラミックを使用した詰め物・被せ物です。保険適用の詰め物・被せ物は見た目が悪く、劣化しやすい、虫歯の再発リスクが高いなどのデメリットがあり、比較的短期間で再治療が必要になるでしょう。
セラミック歯は基本的に保険が適用されないため値段は高額ですが、審美性や機能性、耐久性に優れており、メリットの多い治療です。セラミック歯には多くの種類があるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、ご自身に合った治療法を選択することが大切です。
セラミック歯を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
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2023.10.29更新
ジルコニアの歯とは?メリットや治療の流れを解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯に詰め物や被せ物をするセラミック治療では、陶器で作られた素材を使用するのが一般的でした。
しかし、近年では、審美性の高さや丈夫さからジルコニアを選ぶ方が増加しています。従来のセラミックとジルコニアは、どのように違うのでしょうか。
今回は、ジルコニアの歯の選ぶメリット・デメリットや、セラミックとの違い、治療の流れを解説します。
ジルコニアの歯とは?
歯のセラミック治療とは、白く透明感のあるセラミックという素材を詰め物・被せ物に使用する治療法です。歯科治療におけるジルコニアはセラミックの一種で「ジルコニアセラミック」とも呼ばれています。
ジルコニアという素材は、二酸化ジルコニウムを指します。人工ダイヤモンドとも呼ばれ、宝飾品などにも使用されている素材です。透明度が高く美しい素材であり、強度と耐久性にも優れています。
ジルコニアは加工が難しい素材ですが、技術と研究の進歩によって歯の治療に使用される機会が増加しました。
ジルコニアとセラミックの違い
従来のセラミック治療では、白い陶器で作られた素材を使用することが一般的でした。陶器素材はオールセラミックとも呼ばれています。
ジルコニアと従来のセラミックの違いは、以下のとおりです。
強度
従来のセラミックは陶器素材なので、脆く割れやすいという特徴があります。そのため、噛み合わせが強い奥歯や、歯ぎしり・食いしばりの癖がある人には向きませんでした。
ジルコニアは強度が高く、金属に匹敵するほどの耐久性があります。奥歯の治療にも向いており、適応できる歯が多いといえるでしょう。
見た目
ジルコニアは白く審美性の高い素材ですが、透明感に欠けています。セラミックは白く透明感があり、色調も比較的自由に再現できます。
そのため、前歯の治療では従来のセラミックが使用されることが多いです。
寿命
従来のセラミックは、衝撃を受けることや、歯に力が加わることで、破損するリスクがあります。ジルコニアは強度が高いので、セラミックが破損するような衝撃が加わっても耐えられるでしょう。
従来のセラミックよりも寿命が長いといえます。
ジルコニアのメリット・デメリット
歯の治療にジルコニアを使用するメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
ジルコニアの歯にするメリットは、以下のとおりです。
強度・耐久性が高い
ジルコニアは従来のセラミックの何倍もの強度があり、前歯だけではなく奥歯にも適応できます。
セラミックの場合は転倒する、ボールが顔にぶつかるなど、顔に衝撃を受けると割れることがありました。再治療が必要になり、手間とコストがかかります。
一方で、ジルコニアは顔に衝撃を受けても割れる可能性は低いです。金属と比較されるほど強く、金属よりも劣化しにくいので耐久性も高いといえます。
虫歯になりにくい
詰め物・被せ物治療では、虫歯の再発に注意が必要です。金属の詰め物は天然歯との間にすき間ができやすく、細菌が入り込んで虫歯の再発を引き起こす可能性が高いといえます。
しかし、セラミックの詰め物はすき間ができにくく細菌が入り込みにくいため、虫歯の再発を防止します。ジルコニアはセラミックの一種なので、虫歯の再発予防に最適な素材といえるでしょう。
また、ジルコニアは経年劣化しにくいことも特徴です。時間が経過してももとの歯に密着し続けるので、長期に渡って虫歯を防いでくれます。
審美性が高い
ジルコニアを含め、セラミック素材で作る歯は天然歯のような色調を再現することが可能です。金属のように目立つことはなく、歯茎が変色することもありません。
患者様一人ひとりの歯に合った色調を再現できるため、自然な仕上がりになります。変色しにくい素材なので、長期的に白く美しい見た目を維持できるでしょう。
身体に優しい
ジルコニアを含めたセラミック治療では金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも装着できます。銀歯は数年で口の中で溶け出すといわれており、虫歯の再発や歯周病、歯茎の黒ずみなどを引き起こします。
ジルコニアは口の中で溶け出す心配がないため、安心して使用できるでしょう。
デメリット
ジルコニアはメリットが多いですが、デメリットも存在します。
研磨や調整が難しい
ジルコニアは非常に硬いため、歯科医師や歯科技工士による研磨・調整が難しいことがデメリットです。
詰め物・被せ物では、歯の形にしっかりと合わせることが大切ですが、ジルコニアは歯にぴったり合わせるための研磨や調整に高いレベルを要します。そのため、歯科医師の技術が治療結果を左右するといえるでしょう。
歯を削る量が多くなる可能性がある
ジルコニアは、歯を削る量が多くなることがあるといわれています。
ただし、歯を削る量は歯の状態や歯科医師によって異なるため、一概にはいえません。
自由診療になる
ジルコニアを含むセラミック素材には、保険が適用されません。自由診療になるため、治療費は保険診療に比べると高額になります。
しかし、銀歯に比べると治療後のメンテナンスを行いやすいことや、審美性が高いことなど、メリットは多いです。
ジルコニアの治療の流れ
ジルコニアは、セラミック治療や虫歯治療、インプラント治療などさまざまな治療で用いられます。ジルコニアの歯にする治療の流れは、以下のとおりです。
仮歯に置き換える
虫歯部分の歯を削り、すでに被せ物をしている場合は古い被せ物を除去します。そして、口元に合わせた仮歯を作ります。
噛み合わせや最終的な歯の形を決める大切な段階なので、型取りをして仮歯を作ることもあるでしょう。
歯の根の治療をする
歯の根に炎症が起きている場合は、根幹治療を行います。歯の神経は残せるように治療を進めるのが一般的ですが、歯の神経を取ることもあるでしょう。
歯の土台を作る
ジルコニアを装着するには、歯の土台が必要です。土台を立てることで、被せ物の審美性を高めながら歯の根への負担を軽減します。
型取りをする
シリコンの材料で歯の型取りをします。最終的な被せ物を作るための型取りなので、歯の色などを相談しながら決定してください。型取りをしたあとは、技工所で被せ物が作成されます。
被せ物を装着する
完成した被せ物を装着し、噛み合わせを調整します。問題がなければ、専用の材料で被せ物を接着して治療は完了です。
ジルコニアはどのような人におすすめ?
ジルコニアは、強度が高い、審美性に優れているなどメリットの多い素材です。ジルコニアの治療は、次のような人が向いています。
・嚙む力が強い奥歯を治療する人
・歯ぎしりや食いしばりの癖がある人
・丈夫さを求める人
・金属アレルギーのある人
・身体に安全な素材で治療したい人
歯の治療では、治療する場所や嚙み合わせなどによって素材を慎重に選ぶことが大切です。選んだ素材によって仕上がりが異なるため、治療前は歯科医師としっかり相談しましょう。
まとめ
ジルコニアは、人工ダイヤモンドといわれるほど強度と耐久性に優れており、セラミック治療で注目されている素材です。従来のセラミックよりも割れにくいため、奥歯の治療にも適しています。
費用を抑えたい場合は樹脂や銀歯という選択肢もありますが、審美性や身体への負担という面ではジルコニアに劣ります。歯の治療法は数多くあるので、患者様自身が後悔しない治療を受けることが大切です。
どのような素材がご自身に適しているのか、歯科医師としっかり相談して決めてください。
ジルコニアの歯を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
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2023.10.14更新
歯のセラミック治療とは?種類や費用、銀歯との違いを解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯のセラミック治療は、審美目的で選択されることが多いですが、虫歯治療の際に検討する方もいるのではないでしょうか。
今回は、セラミック治療とはどのような治療なのかを解説します。メリット・デメリットや、セラミック治療の種類、費用などもご紹介するので、セラミック治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
歯のセラミック治療とは?
歯のセラミック治療とは、セラミックという素材を使用した歯科治療のことです。虫歯で歯を削ったあとに詰め物として使用する場合が多いでしょう。
近年では、銀歯で治療した歯をセラミックに変える方や、歯の色をきれいにするためにセラミック治療を検討する方も増加しています。
セラミック治療を受ける理由
セラミック治療を受ける理由は、大きく分けて2つあります。
まずは、審美性です。セラミック治療を行えば、非常にきれいな白い歯を手に入れられます。
定期的にホワイトニングを受けても、歯の黄ばみなどが気になる方は多いです。セラミックに変えることで、もともとの歯の色や質感を維持しながら、透明感のあるきれいな歯を手に入れられるでしょう。
次に、機能性です。セラミックは滑らかな素材なので、細菌や汚れが付着しにくいとされています。虫歯や歯周病を予防する目的で、セラミック治療を受ける方もいるのです。
セラミックと銀歯の違いとは?
セラミック治療を検討したことがある方は、セラミックと銀歯の違いが気になるかもしれません。セラミックと銀歯の違いは、以下のとおりです。
素材
銀歯は、金属を使用する治療です。セラミックは金属を使用しないので、金属に起因するさまざまなリスクを回避できます。
例えば、金属は唾液によって溶け出し、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーがある方は、銀歯の治療を受けられないでしょう。
セラミック治療には、メタルタトゥーの心配もありません。メタルタトゥーとは、金属が溶け出すことで、歯茎が黒ずむことです。一度メタルタトゥーで黒ずんだ歯茎は、銀歯を除去してももとの色には戻りません。
虫歯や歯周病のリスク
銀歯は、経年劣化します。劣化した際にセメントが溶け出すと、歯と銀歯の間にすき間が生まれ、虫歯菌が侵入する可能性があります。歯周病になる可能性もあるでしょう。
セラミックは陶器なので、長期間唾液に晒されても劣化しません。虫歯や歯周病のリスクを回避できるでしょう。
また、銀歯は表面に傷がつきやすく、傷から虫歯菌が入り込んで虫歯になる可能性もあります。セラミックの表面は滑らかで傷がつきにくいので、虫歯になりにくいとされています。
見た目
銀歯は金属なので、非常に目立ちやすいです。前歯付近を銀歯で治療すると、会話の際などに銀歯が目立つかもしれません。
しかし、セラミックは天然歯に近い色調や透明感を再現できます。自然な仕上がりになるため、ほとんど目立ちません。近年では、見た目を気にして銀歯からセラミックに変える方もいます。
セラミック治療のメリット
セラミック治療のメリットは、以下のとおりです。
長くきれいな色を維持できる
セラミックは、時間が経過しても変色することや黒ずむことがありません。そのため、治療を受けたときの白さを長期間維持できます。
二次的な歯のトラブルを回避できる
銀歯は、長期的に使用すると劣化します。劣化して歯と銀歯の間にすき間が生じると、すき間から虫歯菌が侵入して再度虫歯になることがあるでしょう。
セラミックは劣化しないためすき間が生まれにくく、虫歯のリスクを回避できるのです。
金属アレルギーでも治療できる
銀歯は金属なので、金属アレルギーの方は治療を受けられません。治療を受けたときは金属アレルギーがなくても、銀歯から溶け出した金属を長期的に吸収することで金属アレルギーを発症することがあります。
セラミックには金属が使われていないので、金属アレルギーを発症する可能性はありません。
セラミック治療のデメリット
次に、セラミック治療におけるデメリットを解説します。メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで、セラミック治療を受けるかどうか判断しましょう。
自費診療である
銀歯の場合は保険が適用されますが、セラミック治療は自費診療です。詳しい金額は後述しますが、高額な費用がかかることは理解するべきでしょう。
セラミック単体の費用に加えて検査や診察、治療などにも費用がかかるので、金銭的に余裕がない方が治療を受けるのは難しいかもしれません。
割れることがある
セラミックは丈夫ですが、強い力が加われば割れる可能性があります。十分にメンテナンスをしていなければ、長期間使用することはできないでしょう。
割れた場合は再治療が必要になるので、追加で費用がかかります。
セラミック治療の種類
セラミック治療の種類は、主に3つです。それぞれ解説します。
オールセラミック
セラミックのみで作られた冠を被せる治療方法です。
金属やレジンなどを一切使用しないため、変色や劣化が起こりにくいことが特徴でしょう。透明度が高く、天然歯と見分けがつかないほど美しく仕上がります。
オールセラミックは、耐久性が高いことも特徴です。しっかりとケアすれば、長く使い続けられるでしょう。
ラミネートベニア
歯の表面を削り、薄いセラミックを貼り付ける治療です。主に前歯に行われます。つけ爪をイメージするとわかりやすいでしょう。
歯を削る量が少なく神経にも達しないので、短時間で終了します。麻酔は使用しませんが、痛むことはありません。
前歯を白くしたい、すきっ歯を治したい、歯の形が気になるという方に適したセラミック治療です。特に、神経が壊死して黒っぽく変色した歯はホワイトニングをしても白くならないので、神経が壊死した歯を白くするときにも行われます。
メタルボンド
金属にセラミックを焼き付けて作った冠を被せる治療法です。歯を大きく削った場合に有効な治療方法です。
内部が金属でできているので耐久性に優れており、奥歯など強い力がかかる部分にも使用できます。表面に白いセラミックを焼き付けていますが、内部が金属なのでオールセラミックと比較すると透明度や白さはやや劣ります。
セラミック治療の費用
セラミック治療を受ける際に気になるのは、費用でしょう。セラミック治療は保険適用外なので、施術を受ける歯科医院やセラミックの種類によって費用が変動します。
ご紹介したセラミックごとの費用相場は、以下のとおりです。
・オールセラミック:80,000〜180,000円
・メタルボンド:80,000〜150,000円
・ラミネートべニア:50,000〜150,000円
1本あたりの費用なので、施術を受ける本数が増えればさらに費用がかかります。
オールセラミックは、ほかの治療と比べると費用が高い歯科医院が多いです。診察代や検査代、治療の手技の費用も追加されます。
セラミック治療が向いている人
セラミック治療が向いている人は、以下のとおりです。
歯を削る必要がある人
過去に詰めた詰め物が破損・変色した場合や、虫歯になった場合など、これから歯を削る必要がある人は、セラミック治療が向いています。セラミックのためだけに歯を削る必要がなく、治療の過程でセラミックをつけられます。
セラミック治療による大きな負担がないでしょう。
金属アレルギーがある人
金属アレルギーがあって銀歯を入れられない人は、セラミック治療が向いています。セラミック治療は金属を使用していないので、アレルギー反応は出ないでしょう。
丈夫で美しい歯を手に入れることができます。
早く見た目を美しくしたい人
人前に出る仕事をしているなど、歯の治療に時間をかけられない人にも、セラミック治療は適しています。
特に、ラミネートべニアは短期間で前歯の見た目を改善できるでしょう。
まとめ
丈夫で白く美しい歯を作れるセラミック治療は、金属アレルギーのある方や虫歯治療で銀歯を入れたくない方、歯を白く美しく見せたい方から人気の治療です。
しかし、歯を削らなければならない、治療に高額な費用がかかるなど、デメリットがあることも理解しなければなりません。セラミック治療を受けよう思っている方は、まず歯科医院のカウンセリングを受けましょう。自分の歯の状態を調べたうえで、セラミック治療を受けるべきか検討してください。
歯のセラミック治療を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
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