2025.03.11更新
歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受けるべき?メリットと注意点も
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
虫歯や歯周病などを予防するためには、定期的に歯のクリーニングを受けることが重要です。
しかし、どのくらいの頻度で通えばよいか分からないとお悩みの方は少なくありません。歯のクリーニングの頻度は、お口の状態や生活習慣によって異なります。
この記事では、適切な歯のクリーニングの頻度やメリット、注意点について解説します。
歯のクリーニングを受ける頻度
口内環境や生活習慣によって歯垢や歯石が溜まるスピードが異なるため、歯のクリーニングの頻度については個人差があります。ここでは、一般的な歯のクリーニングを受ける頻度について解説します。
セルフケアが適切な方
セルフケアによる磨き残しが少ない方の場合、虫歯や歯周病のリスクは少ないといえます。例えば、フロスや歯間ブラシも使用している方が挙げられるでしょう。他にも、以下の特徴がある方が挙げられます。
- 歯磨きが上手な方
- 歯並びがよい方
- 毎食後に歯磨きしている方
- フロスや歯間ブラシも使用している方
日々の歯磨きだけでも口内の汚れをしっかり落とせているため、歯のクリーニングは約3~6ヵ月に1回の頻度でかまいません。
歯磨きが苦手な方・歯並びが悪い方
歯磨きが上手にできていない方や歯磨きの頻度が低い方の場合、磨き残しができやすいです。また、歯と歯の重なりが多い方、反対に歯と歯の間に隙間が空いている方の場合、きちんと歯磨きをしていても汚れが溜まることがあります。
- 歯磨きが苦手
- 歯磨きの回数が少ない方
- 歯並びが悪い方
上記のような方の場合、虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、約1~2ヵ月の頻度で歯のクリーニングを受けましょう。定期的な歯のクリーニングにより、虫歯や歯周病のリスクを下げ、口臭の予防にもつながります。
歯周病の方
歯周病がある方も、より頻繁にクリーニングを受けるべきでしょう。
- 歯茎から出血しやすい方
- 歯周病と診断された方
- 歯周病が進行している方
上記の方の場合は、約1~2ヵ月に1回の通院が必要といえます。歯茎から出血する原因は、磨き残しがあり、歯茎が炎症を起こしているからです。放置すると慢性的な歯肉炎になり、いずれは歯周病を発症します。
虫歯になりやすい方
きちんと歯磨きをしていても、口内環境や食生活によって虫歯のリスクは変動します。特に、食生活が乱れている方や口内が乾燥しやすい方の場合、虫歯リスクが高いので注意が必要です。
また、虫歯治療を受けた回数が多い方も、詰め物や被せ物の隙間から虫歯になることがあります。
- 甘いものを好んでよく食べる方
- 間食が多い方
- 口呼吸の方
- 唾液の量が少ない方
- 虫歯治療を受けた回数が多い方
上記に当てはまる方は、約1~2ヵ月に1回のクリーニングが適切でしょう。定期的に歯科に通院すれば虫歯の有無をチェックしてもらえるため、虫歯を未然に防ぐ効果があります。
歯石が付きやすい方
歯石の付きやすい方の場合、約1~2ヵ月に一度の頻度で歯のクリーニングを受けると良いでしょう。歯石の付きやすさは、食生活や口内環境によって左右されます。
- 甘いものを好んでよく食べる方
- 間食が多い方
- 口呼吸の方
- 唾液の少ない方
上記のような方は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けて、口内環境を整える必要があります。
飲食物に含まれる糖分を多く摂取すると、細菌が繁殖し、歯垢の生成が促されます。また、唾液の分泌量が少なければ、汚れが洗い流されません。溜まった歯垢は歯石に変化し、歯ブラシでは取れない汚れへと変化します。
着色が付きやすい方
着色が付きやすい方や着色が気になる方は、約2~3ヵ月に1回のクリーニングが推奨されます。
ただし、審美目的の着色除去の場合、保険が適用されないことがあるため注意が必要です。
喫煙習慣のある方
喫煙習慣のある方は、約1~2ヵ月に一度の頻度で歯のクリーニングを受けると良いでしょう。喫煙習慣がある方は、歯周病の発症リスクが高く、かかった場合は進行しやすいです。また、歯石や着色汚れも付着しやすいので、頻繁にクリーニングを受けるべきです。
歯のクリーニングで行うことと流れ
ここでは、一般的な歯のクリーニングの内容と流れを解説します。
検査
まず、お口の状態を把握するために検査を行います。検査の内容は、レントゲン撮影や歯科医師による視診、歯周病検査などです。歯周病検査では、歯周ポケットの深さ、出血や歯の揺れの有無を確認します。
これらの検査を行うことで、歯周病の進行具合や磨き残しの有無、歯石の付き具合を把握でき、患者様に合った治療内容を定められます。
歯磨き指導
検査で磨き残しをチェックした後は、歯磨き指導を行います。歯ブラシの持ち方や当て方、フロスや歯間ブラシの使用方法について、詳しくアドバイスします。
スケーリング
歯垢はやわらかい汚れのため、歯磨きで取り除くことが可能です。
しかし、歯垢は数日経つと歯石へと変化し、歯ブラシでは取り除けなくなります。そのため、超音波を使用した機械やハンドスケーラーという専用の器具を使用して、除去しなければなりません。
フロッシング
フロッシングとは、フロスや歯間ブラシを使用し、歯と歯の間の汚れを取り除くことです。これらの器具を歯と歯の間に通して、歯石の取り残しがないか確認する目的もあります。
ポリッシング
歯の汚れを取り除いた後は、ポリッシングを行います。ポリッシングとは、専用のペーストを使用し、歯の表面を仕上げ磨きすることです。
歯の表面をツルツルに仕上げることで、着色汚れを除去するだけでなく、新たな歯の汚れを付きにくくする効果があります。
フッ素塗布
歯のクリーニングが終わった後は、全体にフッ素塗布を行います。フッ素には、歯の質を強くし細菌の働きを弱める効果があります。
定期的にフッ素塗布を行うことで、虫歯や歯周病を予防できるのがメリットです。
歯のクリーニングを受けるメリット
歯のクリーニングを受けるメリットは、以下の3点です。
口腔トラブルの予防
口内の汚れをすみずみまで除去することで、虫歯や歯周病を予防できます。また、たとえ虫歯になっていたとしても、早期発見・早期治療に繋げられるでしょう。
着色除去・予防
丁寧に歯磨きをしている方でも、日々の食事により着色が付くことがあります。
しかし、普段の歯磨きでは、なかなか着色汚れは取り除けません。定期的な歯のクリーニングにより、本来持っている歯の白さやツヤを取り戻せます。
口臭改善・予防
歯垢・歯石を除去することで、口臭の改善に効果があります。また、虫歯や歯周病の進行も、口臭の原因の1つです。
歯科治療とクリーニングを併用することで、口内の細菌の繁殖を予防します。虫歯や歯周病だけでなく、口臭の予防に効果があるといえます。
歯のクリーニングを受ける際の注意点
歯のクリーニングを受ける際の注意点は、以下の2点です。
出血や痛み
歯垢や歯石が付いている場合、歯茎の炎症により、クリーニングの際に出血する場合があります。また、歯石が多くついている場合、痛みが出たりクリーニング後に知覚過敏のような症状が出たりする場合があるので注意が必要です。
ただし、歯茎の炎症が治まれば、出血や痛みは自然と治まります。多くの場合、クリーニング当日、長くても2~3日程度で症状は落ち着いてきます。
色の濃い飲食物は避ける
クリーニングを受けた後の歯は、外部からの刺激を受けやすい状態です。着色が付きやすいため、色の濃い飲食物は避けましょう。
具体的には、カレーや赤ワイン、コーヒーなどです。また、熱いもの・冷たいものを摂ると、歯がしみる場合もあります。そのため、クリーニング当日は刺激のあるものも控えてください。
まとめ
セルフケアがきちんとできている方の場合、歯のクリーニングは約3~6ヵ月に1回でかまいません。歯磨きが苦手な方や歯石が付きやすい方の場合、虫歯や歯周病のリスクが高いため、約1~2ヵ月に1回と頻繁に通う必要があります。
歯石を放置すると、虫歯や歯周病を発症し歯の寿命を縮めるかもしれません。また、口臭の発生や着色により、人に不潔な印象を与えることもあります。
お口の健康を維持するためには、ご自身に合った歯のクリーニングの頻度を知っておくことが大切です。
歯のクリーニングの頻度や内容について詳しく知りたい方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.10.22更新
予防歯科とは?何をするの?費用と保険適用についても解説
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
「歯の治療は痛いしお金がかかる」と、通院するのをためらう方もいるのではないでしょうか。
しかし、歯の問題が重症化すると、治療にかかる費用や期間が増えることになります。また、見た目に自信がなくなったり、好きなものが食べにくくなったり、日常生活に支障をきたす場合もあるでしょう。
予防歯科は、虫歯や歯周病の発生を抑え、歯の健康維持のために有効な手段です。
この記事では、予防歯科の内容や費用、保険適用の可否について解説します。メリットやデメリットもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
予防歯科とは
予防歯科とは、虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぎ、歯の健康寿命を長くするための取り組みです。従来の治療は症状が出てから行うのが主流でしたが、予防歯科は普段から歯の健康を保つために積極的に歯科医院を受診します。
海外では予防歯科の考え方が一般的になっており、近年では、日本でも予防歯科に力をいれる歯科医院が増えてきました。
予防歯科では何をするの?
予防歯科では、プロフェッショナルケアとセルフケアの2つを組み合わせることで、虫歯や歯周病を予防します。ここからは、プロフェッショナルケアとセルフケアの内容をご紹介します。
プロフェッショナルケア
以下で、歯科医院で行うプロフェッショナルケアの内容について詳しく解説します。
検査
まず、予防歯科ではお口の中の検査を行います。歯科医師がお口の中を見て、虫歯・歯周病の有無や歯周ポケットの深さ、歯茎や噛み合わせの状態などを確認します。他にも、歯の動揺や割れ・欠けがないかなどの確認も行われるでしょう。
必要に応じて、レントゲン撮影をする場合もあります。健康なときのお口の中の状態を知っておくことで、問題が起こった際にすぐに気づいて対処できるのです。
スケーリング
予防歯科では、歯の表面や歯周ポケットにたまった歯石を専用器機で取り除く、スケーリングと呼ばれる処置が行われます。歯垢を放置すると石灰化して歯石になりますが、セルフケアでは除去できません。
歯石は口内トラブルの原因になるため、歯科医院でしっかり除去してもらうことが重要なのです。スケーリングを定期的に受けることで口腔内の健康を維持し、虫歯や歯周病を防げるでしょう。
PMTC
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、専門的なクリーニングのことです。専用の機器や研磨剤を使用して、セルフケアでは取り除けない汚れや細菌の塊(バイオフィルム)を除去します。
PMTCでは、歯の表面を滑らかにして汚れや細菌が再び付着しにくい状態を保ちます。また、飲食物やタバコによる着色汚れも取り除けるため、審美性の向上も期待できるでしょう。
歯磨き指導
虫歯や歯周病を防ぐためには、歯科衛生士による歯磨き指導も重要です。予防歯科では、歯科衛生士が患者様の歯の状態に合わせて、適切な歯ブラシの選び方や歯磨きのやり方、歯間ブラシやフロスの使い方などを丁寧に指導します。
歯磨き指導を受けるとセルフケアの質が向上し、口腔内の健康を長期にわたって保つことにつながるでしょう。
フッ素塗布
フッ素は、歯質を強化して虫歯になりにくくする作用があります。特に、歯が柔らかい乳歯や生えて間もない永久歯には、フッ素による予防は有効です。
汚れや歯石をしっかり取り除いた歯にフッ素を塗布することで、フッ素の効果を最大限に発揮できます。フッ素の効果は約3~4ヶ月程度持続するため、その期間内に再度歯科医院を受診して塗布してもらうと良いでしょう。
シーラント
シーラントは、歯の溝を歯科用プラスチックで埋めて虫歯を予防する処置です。歯の溝には歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすやプラークが溜まりやすいです。シーラントで溝を埋めれば、歯垢や食べカスがたまりにくくなるのです。
また、歯を強くするフッ化物が含まれている場合が多く、歯の再石灰化を促進するため虫歯予防に高い効果が期待できるでしょう。
特に、生えたばかりの6歳臼歯や乳歯の奥歯は、歯の溝が深く虫歯になりやすいです。シーラントが予防に非常に有効です。
通常は予防のために行う処置は保険適用外ですが、6〜12歳のお子様であれば保険適用でシーラントを受けられます。
セルフケア
予防歯科では、歯科医院でのプロフェッショナルケアに加えて、自宅でのセルフケアもしっかり行うことが大切です。
毎日のケアを疎かにして磨き残しが生じると、汚れや歯垢が蓄積して細菌が繁殖します。虫歯や歯周病の原因になるため、歯の汚れを毎日しっかり落として口腔内を清潔に保つことが重要です。
特に、就寝中は唾液の分泌量が減るので、お口の中が乾き細菌が増えやすい状態になります。寝る前の歯磨きをしっかり行い、細菌の量をできるだけ抑えましょう。
また、食生活の改善も予防歯科には欠かせません。糖分の摂取を控えたり、栄養バランスの取れた食事をしたり、口腔内の健康を保ちましょう。
食生活の改善は、口腔内だけでなく全身の健康にもつながります。バランスの取れた食事を心がけ、適切な食習慣を続けることで長く健康な歯を保てるでしょう。
予防歯科の費用と保険適用について
以前は、予防歯科は基本的には保険適用外の自由診療でした。健康保険の制度は病気の最低限の治療をカバーするもので、予防歯科は病気になる前の診療なので治療ではないと考えられていたからです。
しかし、2020年4月の診療報酬改定によって、虫歯予防も治療の一環という考えに変わり、保険が適用されるケースも出てきました。予防歯科の保険適用の条件は、大きくわけて以下の2つです。
- すでに虫歯や歯周病がある
- 口腔管理体制強化加算の基準を満たしている
虫歯や歯周病は、進行を抑えることが重要です。重症化すると治療の難易度が高くなるため、予防処置が必要と判断された場合は保険が適用されます。
また、治療を行う歯科医院が、口腔管理体制強化加算という基準を満たしていることも予防歯科に保険が適用される条件です。
予防歯科にかかる費用は、保険診療の3割負担の場合、1回3,500円程度が目安とされています。自由診療の場合の目安は、1回5,000円〜2万円程度です。
自由診療は治療費を歯科医院で自由に決めることができ、歯科医院によって費用が異なるため、事前に確認しましょう。
予防歯科のメリット・デメリット
ここからは、予防歯科のメリットとデメリットを解説します。両方をしっかり理解しておきましょう。
メリット
予防歯科のメリットは、以下のとおりです。
虫歯や歯周病を未然に防げる
予防歯科に定期的に通うことで、虫歯や歯周病を未然に防げます。初期の虫歯や歯周病は自覚症状がほとんどなく、気づいた時には進行しているケースも少なくありません。
予防歯科では、虫歯や歯周病になりにくい口内環境を作れます。また、定期的に歯科医院を受診していれば、虫歯や歯周病になった場合でも早期に発見して治療できるのです。
将来の治療費を抑えられる
予防歯科は、将来かかるかもしれない高額な治療費の抑制が期待できるでしょう。虫歯や歯周病は、症状が進行するほど治療が複雑になって通院回数が増え、治療費も高くなります。
しかし、予防歯科で定期的に歯科医院を受診していれば、万が一トラブルが発生しても症状が軽いうちに発見・対処できます。予防歯科で口内の健康を維持することで、将来かかる治療費用の負担を減らせる可能性があるのです。
全身疾患のリスクを軽減できる
予防歯科で虫歯・歯周病予防を行えば、さまざまな病気のリスクを軽減できます。
虫歯や歯周病の細菌が歯茎から血管に入り全身を巡ると、心臓や脳の疾患などを引き起こす可能性があります。そのため、虫歯や歯周病の予防をすることで、全身疾患のリスクの低減につながるのです。
また、近年では歯が残っている本数が多いほど、健康寿命が長くなるということが明らかになってきました。健康な歯があることで食べ物をしっかり噛めて脳の血流が増え、全身の健康につながるのです。
デメリット
予防歯科のデメリットは、定期的に通院する必要があることでしょう。患者さまによって多少異なりますが、一般的に約3ヶ月に1回、年に3〜4回程度の通院が必要とされています。
虫歯や歯周病の予防に不可欠なことを理解していても、通院時間の確保が必要だったり費用の負担が増加したり、通い続けるのが難しいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、虫歯や歯周病になると治療費がかかり、重症化している場合は費用や通院の負担が大幅に増加します。予防歯科を続けることで、結果的に将来的な治療の負担を減らせる可能性が高くなるため、受けたほうが良いでしょう。
まとめ
予防歯科では、虫歯や歯周病にかからないためのケアを行い、健康な歯を維持するためのサポートが行われます。定期的な通院で将来かかるかもしれない治療費を軽減でき、病気のリスクも抑えられるのがメリットです。
ただし、保険適用外になる場合もあるので、事前に歯科医院に相談しましょう。歯の健康を長く保つためにも、予防歯科を検討してみてはいかがでしょうか。
予防歯科を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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2024.08.27更新
MTMとは?歯科で予約する流れ・検査や治療内容・費用・重要性を解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
皆さんはMTM(メディカルトリートメントモデル)という言葉をご存じでしょうか。MTMとは患者さんの口腔内の状態を詳しく確認したうえで将来的なリスクを評価し、予防をおこなうプログラムのことです。
従来の「歯が痛くなったから歯医者に行く」という考えではなく「歯の健康を維持するために歯医者に行く」ことを目的としています。
歯が痛い・歯茎から出血した・歯が欠けたなど何かきっかけがないと歯科医院を受診しないという方がいるかもしれませんが、MTMについて知り、今一度自分の歯の健康について考えてみてはいかがでしょうか。
今回は、MTMの流れや内容、費用、重要性などについて解説します。
MTM(メディカルトリートメントモデル)とは?
MTM(メディカルトリートメントモデル)とは、患者さんの口腔内の状態を確認して初期のリスク評価から予防プログラムの立案、最小限の治療、メンテナンスまでの一連の流れのことをいいます。
従来の歯科医療では、虫歯や歯周病の早期発見や症状のある部分の修復・補綴などを目的としていましたが、近年では「できるだけ欠損しないように」「健康な歯をより長く保てるように」という予防的なアプローチへと変化しています。現在では多くの歯科医院がMTMによるプログラムを作成し、患者さんへの予防的なマネジメントをおこなっているのです。
歯科でMTMを予約する流れ
歯科でMTMを予約するには、まず受診したい歯科医院がMTMに対応しているかを確認する必要があるでしょう。MTMを取り入れているどうかは歯科医院のホームページで確認することもできますし、電話で問い合わせることもできます。
突然来院されてもお時間が確保できない可能性があるため、必ず予約を入れてから受診するようにしてください。また、予約の際に「MTMを希望します」「MTMについて詳しい内容が知りたいです」と伝えていただけるとスムーズにご案内ができるでしょう。
MTMの検査や治療内容
では、MTMではどのような検査や治療がおこなわれるのでしょうか。ここでは、MTMの検査や治療の内容について解説します。
初診
初診では、まず問診票を記入していただきます。年齢や生活習慣、既往歴などを確認し、治療と予防の計画に役立てます。気になる症状などがあれば、初診時にお伝えください。初診の日に検査をおこなうことが一般的です。
初診時は検査時間も含めて60分ほどかかりますので、お時間に余裕のある日に予約を取るとよいでしょう。
検査
問診が終了したあとは、患者さんの口腔内の状態を詳しくチェックするために検査をおこないます。検査では、レントゲン撮影や口腔内写真撮影、唾液検査、歯周検査などがおこなわれることが一般的です。
しかし、具体的な検査の項目については歯科医院によっても異なります。
治療計画の説明
検査のあとには、検査結果をもとに現在の口腔内の状態や将来的なリスクなどについて説明があります。その後、患者さん一人ひとりに合った予防計画を説明し、実際に治療開始となるでしょう。
検査や治療計画の説明終了後には、歯科衛生士から歯磨き指導や歯石除去、PMTC(専用機械を使ったクリーニング)、フッ素塗布などを受けて初診日は終了です。
初期治療
初期治療では、初診日のブラッシング指導のとおりに丁寧にセルフケアができているかを確認し、再度ブラッシング指導がおこなわれます。丁寧に磨いているつもりでも、歯垢や歯石が蓄積している可能性はありますので、歯垢や歯石の除去もおこないます。
その後、専用の機械を用いたクリーニング(PMTC)をおこない、フッ素を塗布して終了です。
評価
初期治療が終了したら、再度虫歯や歯周病の検査をおこない、口腔内の環境が改善されているかどうか評価をおこないます。このとき、再度口腔内写真を撮影し、治療前後の状態をチェックします。これまでの経過を踏まえて、今後のための予防プランを説明します。
治療
初期虫歯であれば適切な歯磨きやメンテナンスで進行を止めることが可能です。
しかし、虫歯治療の必要があると判断した場合には、治療をおこないます。
治療後の再評価
虫歯の治療が完了したら、これまでの治療により口腔内の状態がどの程度改善されたかを再評価します。治療開始前との口腔内の状態を比較するために、レントゲン撮影や口腔内写真撮影、唾液検査をおこなうことが一般的です。
一連の治療が終了したら、これまでの経過を患者さん自身がいつでも確認できるようにデータをお渡しします。
メンテナンス
その後は3か月~6か月に1回の頻度でメンテナンスを受けます。口腔内の状態を確認することはもちろんですが、普段のケアでは落としきれない汚れを歯科医院で定期的に除去してもらうことが重要です。
定期的なメンテナンスではしっかりと歯磨きができているかを確認したり、フッ素の塗布を受けたりすることもできます。普段のケアで気になることや気になる症状などがあれば、定期検診で確認しましょう。
歯科でMTMをするときの費用
MTM(メディカルトリートメントモデル)にかかる費用ですが、検査から評価、予防プログラムの立案、ケアなどを含めて1万5,000円ほどが一般的です。
なお、口腔内の常在菌の状態を検査し、虫歯や歯周病のリスクを確認するための唾液検査(サリバテスト)には別途3,000円程度かかります。それ以外にも、CT検査が必要と判断された場合には、5,000円〜1万5,000円ほどかかるでしょう。
MTMでの検査の項目については歯科医院によって異なるため、事前に確認してください。
MTMの重要性
歯科を受診する目的として、虫歯の予防を挙げる方は少ないかもしれません。多くの場合は「虫歯の治療のため」「早期発見のため」「失った歯を補うため」などではないでしょうか。
しかし、そのように何らかの症状を改善することを目的とした歯科医療では、再発を繰り返すケースが非常に多いのです。そして結果的に健康な歯を失う方が多いのも現状です。
MTMは「悪くなったら治せばいい」という考えではなく「健康な歯を維持していく」という目的から生まれたプログラムです。患者さん自身が自分の口腔内の状態やリスクを理解したうえで自分自身に合った予防をおこなうため、歯の寿命を延ばすことに繋がります。
また、歯科医師や歯科衛生士のサポートのもと、患者さん自身が変化を実感できることにより、セルフケアのモチベーション維持にも役立つでしょう。
歯の定期検診とMTMの違い
虫歯を予防するために定期検診を受けている方もいるかもしれません。もちろん、定期検診も虫歯・歯周病の予防や早期発見・早期治療に役立つものではありますが、個々の将来的なリスクを予防するという観点からいうと物足りない内容であることはいうまでもありません。
生活習慣や口腔内の状態、歯磨きのクセなどは一人ひとり異なるものです。MTMは口腔内の状態やリスクをしっかりと確認したうえで、土台からしっかりと口腔内の健康状態を改善していくことを目的としています。
また、患者さんそれぞれの生活習慣や口腔内の状態に合わせたオーダーメイドのプランを立案できることもMTMの強みといえるでしょう。
定期検診のように、ただ歯垢や歯石を除去し、歯磨き指導を受けるだけでなく、患者さん自身が「自分の歯の健康を維持していこう」と改めて実感できる機会にもなります。
まとめ
MTM(メディカルトリートメントモデル)とは、患者さん一人ひとりに合わせた予防プログラムのことです。MTMでは事前に検査をおこない、現在の口腔内の状態や将来的なリスクを確認したうえで自分に合ったセルフケアを身につけることができます。
虫歯や歯周病を繰り返す方などは、MTMを活用してまずは自分の口腔内の状態をしっかりと確認するとよいでしょう。
歯科医院に対するイメージが「悪い箇所を治す場所」という考えから「お口の健康を維持するために通う場所」という考えに変わるよう、歯科医師や歯科衛生士がサポートいたしますので、ぜひMTMをご活用ください。
予防歯科を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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