2023.10.31更新
インビザライン矯正の費用相場は?追加費用が発生するケースも解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
「インビザラインは本当に目立たないの?」 「インビザライン矯正の費用はどれくらい?」 などの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。透明なマウスピースを使用した歯列矯正、インビザラインが近年注目を集めています。
しかし、インビザラインの特徴や治療にかかる費用については、詳しく知らない方もいるでしょう。
今回は、インビザラインの概要や費用相場について解説します。追加費用がかかるケースなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
インビザラインとは?
インビザラインとは、透明な取り外し可能なマウスピースを使用して歯を移動させる歯列矯正です。1日20〜22時間マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換して、徐々に歯並びを整えます。
インビザラインでは透明なマウスピースを使用するので、治療中であることが目立ちません。食事や歯磨きの際に容易に取り外せるので、日常生活の負担が少ないことが大きなメリットでしょう。金属のブラケットやワイヤーを使わないため、違和感や痛みが少ないことも魅力です。
3D技術を活用して治療計画を立てるので、治療前に治療後の歯並びを確認できます。整った歯並びを実際に確認できることは、治療のモチベーション維持に大きな役割を果たすでしょう。
マウスピースは非常に薄いので、口内に痛みや違和感を生じることも少ないです。発音や滑舌にも影響がない場合が多いでしょう。
定期的にご自身でマウスピースを交換して治療を進めるので、通院頻度は2〜3か月に一度程度と、ワイヤー矯正と比較すると少ないです。
インビザラインの種類
インビザラインでは、歯列不正の度合いに応じてパッケージが用意されています。それぞれの特徴を確認しましょう。
インビザライン・エクスプレス
非常に軽微な歯並びの乱れに対応したパッケージです。使用できるマウスピースの枚数は7枚までなので、3〜6か月という短い期間で気になる部分の乱れを整えます。
治療期間が短く使用するマウスピースの枚数も少ないので、最も費用を抑えて受けられるインビザラインです。
しかし、大きく歯を移動させなければならない症例には対応できません。
インビザライン・ライト
軽度の歯並びの乱れに最適なインビザラインです。7〜12か月という短期間での矯正が可能で、比較的費用を抑えて受けられるパッケージといえます。
使用できるマウスピースの枚数は14枚までで、1〜2本の歯の位置を整えたい場合などに適しています。
インビザライン・モデラート
中度の歯並びの乱れに対応したパッケージです。使用できるマウスピースの枚数は26枚までなので、大きく噛み合わせを変える必要のない症例に対応しています。
インビザライン・コンプリヘンシブ
あらゆる歯並びの乱れに対応できるパッケージです。使用できるマウスピースの枚数に制限がなく、抜歯を伴う大きな歯の移動が必要な症例にも対応できることがあります。
治療期間が長くなり、費用も高額になることが多いです。費用は後述しますが、治療期間は1年以上かかることもあるでしょう。
インビザライン矯正の費用相場
インビザラインの費用は、歯列不正の度合いや期間に左右されます。歯科医院や地域によっても費用が異なるので、各医院に問い合わせましょう。
治療の流れと併せて、費用相場をご紹介します。
治療開始前のカウンセリング費用
治療を開始する前に、カウンセリングを行います。理想の歯並びや現状の歯並びについてのお悩みなどを相談しましょう。
初回のカウンセリングの料金は、無料〜5,000円程度です。
検査費用
インビザラインを受けると決めたら、レントゲンやCTなどの詳しい検査を行います。60,000円程度の費用が発生するでしょう。
治療中にかかる費用
カウンセリングと治療前の検査が完了したら、患者様のニーズに合わせてマウスピースが作成されます。矯正する歯の位置や範囲によって、費用は異なります。
特定の箇所や前歯だけを整える部分矯正の場合、100,000〜500,000円程度の費用がかかるでしょう。奥歯も含めた全体を矯正する場合は600,000〜1,000,000円程度の費用が必要になることが多いです。
歯科医院によって異なりますが、2〜3月に一度の調整の際に6,000円程度の費用がかかる場合もあります。
メンテナンス期間にかかる費用
矯正後は、歯の位置がもとに戻る後戻りが起きます。後戻りを防ぐために、リテーナーを装着して過ごさなければなりません。リテーナーの費用相場は、10,000〜60,000円程度でしょう。
後戻りを防ぎ、歯の位置を固定させる期間を保定期間といいますが、保定期間中も定期的に通院する必要があります。保定期間の通院にかかる費用は、2,000〜5,000円程度でしょう。
インビザライン矯正で追加費用が発生することはある?
インビザライン矯正では、初期費用以外にマウスピースの追加や治療の修正で、追加費用が発生することがあります。アフターケアや定期的なチェックの際の費用も考慮する必要があるでしょう。
発生する可能性がある追加費用は、以下のとおりです。
矯正期間の延長に伴う費用
インビザライン矯正で追加費用が発生するのは、主に矯正期間の延長による型取りの再実施や通院回数の増加に起因します。矯正期間が予定よりも伸びると、追加の治療や手続きが求められることがあり、追加の費用が発生するかもしれません。
ただし、追加費用の取り扱いは、歯科医院の方針によって異なります。実際に追加費用が発生するのかどうか、どの程度の費用が発生するのかは、歯科医院に確認しましょう。
治療期間が延長になると、リテーナーの使用期間も延びる場合があります。定期的な歯のチェックの頻度が増えることも予想されますが、追加費用が発生する可能性があるでしょう。
矯正装置の紛失・破損による費用
矯正装置の修理費用は、無料〜10,000円程度かかります。
大きく破損して使用できない場合や、紛失した場合は、装置を作り直す必要があります。作り直しには、10,000〜30,000円程度の費用がかかるでしょう。
初回は無料で、2回目以降は追加の費用が発生する歯科医院もあります。契約内容によって変動するので、事前に確認しましょう。
作り直しには追加の費用が発生するだけでなく、新しい装置が届くまで治療が中断されるリスクも伴います。治療が中断されると治療期間が延びるので、さらに追加費用が発生するでしょう。
インビザライン矯正は保険が適用される?
インビザライン矯正は、美容目的の治療とみなされることが多いです。そのため、健康保険は適用されません。全額自己負担となり、高額な費用がかかるのです。
ただし、以下の条件に該当する場合は、保険が適用されます。
・厚生労働省が定める特定の疾患が原因で噛み合わせに問題がある場合
・永久歯が正常に生えてこない場合
・顎の骨格に問題があって噛み合わせに異常がある場合
先天的な要因で噛み合わせに問題がある場合などは、保険治療でインビザラインを受けられます。顎変形症など、顎の骨の位置が正常でない場合も、保険が適用されることがあるでしょう。
インビザライン矯正の費用を安くする方法はある?
インビザライン矯正の費用を安くする方法として、複数の医院で見積もりを取得して比較することや、分割払いやデンタルローンを利用することなどが考えられます。
複数の医院で見積もりを取得する
インビザライン矯正は自費診療なので、歯科医院が自由に費用を設定できます。歯科医院によって費用が異なるので、複数の医院で見積もりを取得するとよいでしょう。
ただし、安さだけで治療を受ける歯科医院を決めるのは避けてください。アフターケアをしっかり行っていない場合や、追加費用が発生する処置が多いなど、トラブルにつながる可能性があります。
装着時間や交換時期を守る
費用を安くする方法ではありませんが、追加の費用を発生させないためには、インビザラインの装着時間や交換時期を守ることが重要です。
インビザラインを適切に取り扱っていないと、治療期間が延びる原因になるでしょう。治療期間が延びれば、マウスピースの追加や通院回数の増加に伴って追加の費用が発生します。
予定している費用内で治療を終わらせるために、歯科医師に指示を守ってインビザライン矯正を進めましょう。
分割払いやデンタルローンを活用する
クレジットカードの分割払いやデンタルローンを活用すると、一度に支払う費用を抑えられます。
デンタルローンとは、歯科治療専用のローンのことです。さまざまな金融機関から提供されており、一般的なローンと比べて金利が安く設定されていることが多いです。
ただし、クレジットカードやデンタルローンに対応していない歯科医院もあります。カウンセリングの際に、どのような支払い方法を選択できるのか確認してください。
まとめ
インビザライン矯正は、透明で取り外し可能なマウスピースを使用することが大きな特徴です。
健康保険が適用されないため、治療にかかる費用は全額負担する必要があります。複数の医院で見積もりを取得して比較すれば、インビザライン矯正にかかる費用を抑えられるでしょう。マウスピースの装着時間・交換時期を守り、追加費用が発生しないようにすることも重要です。
クレジットカードの分割払いやデンタルローンを活用すると、一度に支払う費用の負担を軽減できます。インビザライン矯正は長期的な治療なので、情報をしっかり収集して、最良の選択をしましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
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2023.10.26更新
インビザラインの治療期間は?治療期間を左右する要因も解説!
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
「インビザライン矯正を検討しているけど、治療が終わるまでにどのくらいの期間がかかるのだろう……」などの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。矯正治療は歯を少しずつ動かすため、年単位の時間がかかります。
今回は、インビザラインの治療期間について解説します。治療期間を左右する5つの要因や、計画どおりに治療を終わらせるためのポイントもご紹介するので、インビザライン矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インビザラインとは?
インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の矯正装置です。歯並びを整える治療方法として、1997年から研究と改良を続けています。
インビザラインは、基本的にこどもから大人まで年齢を問わず使用でき、世界で1,400万人以上の実績があります(2022年9月時点)。少しガタガタしている歯並びから、噛み合わせの調整が必要な歯並びまで、さまざまな症例に対応可能です。
インビザラインには、以下の4つの特徴があります。
・目立ちにくい
・痛みが少ない
・取り外せる
・通院回数が少ない
インビザラインは口の中のトラブルを起こしにくく、矯正する前と変わらない日常生活を送ることが可能です。4つの特徴について、それぞれ詳しく確認しましょう。
目立ちにくい
インビザラインでは透明なマウスピースを使用するので、ワイヤーを使った矯正と比べると目立ちにくいです。人前で話す機会が多いなど、周囲に気づかれたくない方に向いています。
見た目の問題でこれまで矯正をためらっていた方も、インビザラインなら安心して治療に臨めるでしょう。
痛みが少ない
インビザラインは、歯を段階的に動かして矯正します。マウスピースを交換しながら少しずつ歯を移動させるので、痛みが少ないことが特徴です。
また、マウスピースは患者さまの歯にフィットするように作られているので、装着中も快適に過ごせるでしょう。
取り外せる
ワイヤー矯正は、食べ物が詰まる、歯磨きが難しいなどのデメリットがあります。インビザライン矯正では、マウスピースを取り外せるので食事や歯磨きをふだんどおり行えます。
マウスピースを外して歯磨きができるため、虫歯になりにくいことも特徴です。
通院回数が少ない
インビザラインによる矯正は、通常1~2か月に1回程度通院して経過を観察します。ワイヤー矯正の場合は基本的に月に1回は通院します。
インビザライン矯正は、頻繁に通院することが難しい方にも向いているでしょう。
インビザラインの治療期間
インビザラインの一般的な治療期間は、短くて1年半程度、多くの場合2~3年程度かかります。
部分矯正か全体矯正か、そして実際の歯並びの状態などによって異なります。歯科医師の治療方針や治療計画によっても変動するでしょう。
また、保定期間は2年程度必要なので、矯正期間と保定期間を合わせると3~5年程度かかります。
ただし、矯正にかかる期間は患者さまによって異なります。実際の治療期間は、担当の歯科医師に確認しましょう。
インビザライン矯正の流れは、以下のとおりです。
・カウンセリング
・精密検査
・治療開始
・定期診察
・保定期間
それぞれ確認しましょう。
カウンセリング
初診では、問診票をもとに矯正治療についてのカウンセリングを行います。
歯並びや嚙み合わせなどに関する患者さまの悩みを聞き出すだけでなく、シミュレーションツールを用いて歯並びの変化を確認します。矯正後歯並びをイメージできるので、前向きに矯正治療に取り組めるでしょう。
精密検査
治療を希望する場合は、精密検査に進みます。検査の内容は、以下のとおりです。
・口腔内検査
・レントゲン撮影
・口の中や顔の写真撮影
・歯型の採取
検査結果をもとに、治療計画を立案します。
治療開始
治療を開始する際は、まず完成したマウスピースを受け取ります。実際にマウスピースを装着して、フィットしているかしっかりと確認しましょう。
また、着脱やお手入れ方法、注意事項などの説明を受けます。
定期診察
治療開始後は、経過観察のために定期的な通院が必要です。診察では、矯正治療の進行具合や口の中の状態を観察します。
保定期間
歯並びが整ったら矯正治療は終了ですが、もとの歯並びに戻らないように一定期間保定装置を装着します。矯正終了直後は歯並びがもとに戻りやすいので、位置を固定する必要があるのです。
保定期間は矯正期間と同程度とする歯科医院が多いです。
インビザラインの治療期間を左右する要因
インビザラインの治療にかかる期間は、さまざまな要因に左右されます。
特に、以下のようなケースでは、予定より治療が長引く可能性があるので注意してください。
・抜歯した場合
・装着時間が短い場合
・虫歯や歯周病の治療が必要な場合
・治療計画の修正が必要な場合
・マウスピースを紛失した場合
それぞれ解説します。
抜歯した場合
矯正治療を進めるにあたって、スペースを確保するために抜歯が必要となることがあります。例えば、ガタガタしている歯並びや、顎と歯の大きさのバランスが悪い場合は、抜歯することが多いです。
抜歯すると歯を動かす距離が長くなるので、必然的に治療期間も長くなります。
装着時間が短い場合
マウスピースの装着時間が短いと、想定しているよりも治療期間が長引きます。インビザラインの矯正で使用するマウスピースは、最大0.25mmしか歯を動かせません。
食事や歯磨きのときに取り外しができるのはメリットですが、装着時間が短くならないように注意しましょう。
虫歯や歯周病の治療が必要な場合
虫歯や歯周病などのトラブルが起きると、矯正治療よりも虫歯や歯周病の治療を優先する場合が多いです。矯正治療が中断されるので、治療期間が長引くでしょう。
また、虫歯や歯周病の治療によって歯の形が変化すると、マウスピースが合わなくなる可能性もあります。もう一度マウスピースを作ることになり、矯正期間も延びるでしょう。
治療計画の修正が必要な場合
治療計画どおりに歯が移動しなかった場合は、途中で修正します。シミュレーションと実際の経過が異なった場合は、誤差を修正するために追加のマウスピースを作成するリファインメントを行うのです。
マウスピースを紛失した場合
マウスピースは取り外せるので、外食した際に外して置き忘れるケースも少なくありません。紛失した場合は、一段階前のものを使うか、再度作成することになるでしょう。
作り直す場合は時間がかかるので、治療期間の長期化につながります。
インビザラインの治療を計画どおりに終わらせるためのポイント
インビザラインの治療を計画どおりに進めるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
・装着時間を守る
・通院間隔を守る
・口の中を清潔に保つ
・紛失しないように管理する
・きちんと保定する
それぞれ詳しく解説します。
装着時間を守る
マウスピースは、1日20〜22時間装着しなければなりません。装着している時間が短ければ短いほど、歯を動かすのに時間がかかります。
治療を計画どおりに終わらせるためには、食事や歯磨き以外の時間は装着しましょう。
通院間隔を守る
インビザラインによる矯正は、通常1~2か月に1回のペースで通院します。定期的な通院は、矯正治療の進行度を確認するために必要です。
治療計画に遅れがあっても、早い段階で発見できれば大きな修正は必要ないでしょう。忘れずに受診してください。
口の中を清潔に守る
治療中に虫歯になると、矯正を中断して虫歯の治療が必要になることが多いです。そのため、口の中を清潔に保つことは非常に重要です。
また、マウスピースを清潔にすることも忘れないでください。
紛失しないように管理する
マウスピースを紛失すると、新しいものを作成するのに1~2週間ほどかかります。移動した歯がもとの位置に戻ると、治療期間が長引く原因となります。
特に、外出先では紛失しないように注意しましょう。
きちんと保定をする
矯正によって動かした歯は、その場所に安定させるために保定する期間が必要です。歯は矯正することで移動しますが、もと戻ろうとする働きがあります。
歯がもとの位置に戻ろうとすることを後戻りといいますが、適切に保定が行われないと後戻りする可能性があるのです。
まとめ
今回は、インビザラインの概要と治療期間について解説しました。
インビザラインの治療は通常2~3年程度かかり、さらに矯正後の後戻りを防ぐために2年程度の保定期間が必要です。インビザラインは取り外せるので、清潔に保ちやすいことがメリットでしょう。
一方で、取り外せるメリットは紛失につながりやすいため注意してください。通院は1~2か月に1回と少ないので、ご自身で治療を進める必要があります。自己管理が非常に重要な治療といえるでしょう。
決められた装着時間を守るなど、基本的なことに気をつけてインビザライン治療を進めてください。
インビザライン矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
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