2025.09.09更新
歯科矯正にかかる費用について解説|相場・内訳・支払い方法など
こんにちは。東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂です。
歯並びを整えたいけれど、矯正治療の費用がどれくらいかかるのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか。歯の矯正には高額な費用がかかるイメージがあり、費用面で一歩踏み出せずに悩んでいる方も少なくありません。
しかし、矯正治療は見た目だけでなく、噛み合わせや口腔内の健康維持にも大きく関わるため、費用を正しく理解することはとても重要です。
この記事では、歯の矯正にかかる費用や内訳などについて解説します。矯正治療を検討中で費用面に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
歯の矯正にかかる費用
歯科矯正の費用は、選択する治療方法によって金額に幅があり、さらに個々の症例や歯科医院によっても変動します。ここでは、代表的な矯正方法ごとの費用の目安をご紹介します。
ワイヤー矯正の費用
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整える方法です。幅広い症例に対応でき、安定した効果が期待できます。
ワイヤー矯正には主に3つの種類があり、それぞれ費用が異なります。
ブラケットやワイヤーを歯の表側に装着する表側矯正の費用は、全体矯正で60万~130万円程度、部分矯正で30万~60万円程度が目安です。
歯の裏側に装置をつける裏側矯正は目立ちにくい反面、費用はやや高く、全体矯正で100万~170万円程度、部分矯正で40万~70万円程度とされています。
上の歯は裏側、下の歯は表側に装置をつけるハーフリンガル矯正では、全体矯正が80万~150万円程度、部分矯正が30万~70万円程度となります。
治療費は使用する装置の種類や治療計画、歯科医院ごとの料金体系によって異なるため、事前に確認してください。
マウスピース矯正の費用
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを毎日決められた時間装着し、定期的に交換しながら歯を動かす方法です。装置が目立ちにくく、取り外し可能といった利点から人気が高まっていますが、適応範囲に限りがあります。
費用は治療範囲によって大きく異なり、全体矯正で80万から120万円程度、前歯や一部の歯並びを整える部分矯正の場合では約10万〜40万円程度が目安です。
子どもの矯正にかかる費用
子どもの矯正治療は、大人の矯正と異なり成長段階に合わせて段階的に行うことが多いです。
まず、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行う1期治療では、顎の成長をコントロールして、歯が並ぶスペースを確保する目的で矯正を行います。1期治療の費用相場は30万〜50万円程度が目安です。
その後、永久歯が生えそろった時期に行う2期治療では、大人の矯正と同じように歯並び全体を整えていきます。こちらの費用は60万〜100万円程度とされています。
つまり、子どもの矯正は1期治療と2期治療の2段階に分けて行う場合があり、合計すると大人の矯正と同じくらい、あるいはやや高くなることもあるという点が特徴です。
ただし、早期に治療を始めることで将来的に抜歯を避けられたり、治療期間を短縮できたりするケースもあります。そのため、費用面だけでなく、長期的なメリットを考えて治療計画を立てることが大切です。
矯正治療にかかる費用の内訳
矯正治療にかかる費用のそれぞれの内容や金額の目安を理解しておきましょう。
初診・カウンセリングの費用
矯正治療を始める前には、まず初診やカウンセリングを行います。カウンセリングを無料で行っている歯科医院もありますが、5,000円程度かかる場合もあります。
精密検査・診断料
矯正治療を開始する前には精密検査を行います。精密検査では、お口の中の状態を詳しく確認するために、レントゲン検査や口腔内の写真撮影、歯型の採取などが行われます。この結果をもとに、歯科医師が治療計画を立てます。
精密検査や診断にかかる費用は、2万円から5万円程度です。
調整費用
矯正治療中は定期的に歯科医院を受診する必要があります。通院時には、計画どおりに歯が動いているか、虫歯や歯周病になっていないかなどを確認します。必要に応じて、矯正器具の調整も行います。
この通院にかかる費用は、1回あたり3,000円から5,000円程度です。
保定装置の費用
矯正治療が終了したあとは、歯並びが元に戻るのを防ぐためにリテーナー(保定装置)を使います。保定装置を作製する場合には、1万円から5万円程度かかります。
保定期間中の通院費
保定期間とは、矯正治療で整えた歯並びを安定させるための期間です。保定期間中も定期的に歯科医院を受診して、矯正後の歯並びの状態を確認してもらう必要があります。万が一、後戻りが起こっていても、定期的に通院していれば、早期に対処できるでしょう。
保定期間中の通院にかかる費用は、1回あたり3,000円から5,000円程度です。
マウスピースの再作製にかかる費用
マウスピース矯正で使用する装置は取り外しができるため、適切に保管しないと紛失する可能性があります。また、非常に薄く作られているため、強い力で噛んだり落としたりすると破損するケースもあるでしょう。
マウスピースを破損・紛失した場合は、再作製する必要があり、それに伴って費用が発生することがあります。
矯正費用の支払い方法
治療費の支払い方法は、治療開始時に全額をまとめて支払う一括払いのほかにも、治療期間中に複数回に分けて支払う分割払いが用意されていることがあります。
矯正費用は高額になることが多いため、無理なく支払える方法を選ぶことが大切です。ここでは、矯正費用の主な支払い方法について解説します。
デンタルローン
デンタルローンとは、歯科治療専用のローンのことです。矯正費用を金融機関が立て替えて支払い、患者さんは毎月一定額を返済する仕組みです。審査は必要ですが、まとまった資金がなくても治療を始めやすい点が特徴です。
ただし、デンタルローンに対応していない歯科医院もあるため、事前に確認しましょう。
クレジットカード
クレジットカード払いに対応しているクリニックも増えています。クレジットカードで支払うことでポイント還元などのメリットも期待できます。
ただし、分割払いやリボ払いを利用する場合は、金利や手数料が発生するため、返済計画を立てて無理のない範囲で利用しましょう。
クリニック独自の支払い制度
一部の歯科クリニックでは、独自の分割払いや無金利制度を設けている場合があります。例えば、治療費を数回に分けて院内で支払えるシステムや、特定の条件下で手数料がかからないプランなどがあります。
これらの制度はクリニックごとに異なるため、カウンセリング時に詳細を確認し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
矯正費用の保険適用と医療費控除
保険適用の有無や医療費控除について解説します。
保険が適用される矯正治療の条件
矯正治療は基本的に自費診療ですが、特定の条件を満たす場合には健康保険の適用が認められることがあります。
例えば、顎の骨の発育異常や唇顎口蓋裂など、厚生労働省が定める疾患に該当する場合や、外科的な手術を伴う矯正治療が必要な場合です。
これらに該当するかどうかは、歯科医師による専門的な診断が必要です。
医療費控除の対象と申請方法
治療を目的とする矯正治療の費用は医療費控除の対象となることがあります。例えば、噛み合わせや発音などの機能改善を目的とした治療がこれに該当しますが、美容を主な目的とした矯正は対象外です。医療費控除を受けるには、確定申告の際に申請が必要です。
自分に合った矯正方法の選び方
歯の矯正治療を検討する際は、自分のライフスタイルや希望、費用面を総合的に考慮して選択することが大切です。
矯正治療にはワイヤー矯正やマウスピース矯正など複数の方法があり、見た目や装着感、通院頻度などが異なります。例えば、目立ちにくさを重視する方はマウスピース矯正を選ぶことが多い一方、幅広い症例に対応したい場合はワイヤー矯正が候補となります。
自分の生活パターンや治療の目的を明確にし、それに合った方法を選ぶことが重要です。
矯正治療の費用は、治療方法や期間、使う装置によって大きく変わります。
費用だけでなく、治療後のメンテナンスや追加費用の有無、通院回数なども比較して検討しましょう。安価なプランでも治療範囲が限定されている場合があるため、総合的なコストパフォーマンスを確認することが大切です。
まとめ
歯科矯正の費用は、選択する治療方法や使用する装置によって幅があります。歯の矯正は基本的に保険適用の対象にならないため、高額な費用がかかります。そのため、事前にどれくらいの費用がかかるのか歯科医師に確認しておくことが非常に大切です。
また、支払い方法にもいくつか選択肢があるため、事前に確認しておきましょう。
歯列矯正を検討されている方は、東京都世田谷区経堂にある、きたむら歯科経堂にお気軽にご相談ください。
当院は、予防治療に力を入れています。虫歯の原因を根本から改善し、口内を健康に保ちます。マウスピース矯正や審美歯科も実施しているので、ぜひ一度ホームページをご覧ください。Web予約もお受けしています。
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