よくある質問
口腔外科
口腔外科とは何をするところですか?
歯や顎、口の中の外科的治療を行う診療科です。
親知らずの抜歯や外傷、重度の顎関節症、口腔腫瘍など、通常の歯科治療では対応が難しい症例を専門的に治療します。
親知らずは必ず抜く必要がありますか?
痛みや炎症がある場合や歯磨きが難しい場合は抜歯が推奨されます。
正常に生えている場合は経過観察も可能ですが、横向きや埋まっている場合は周囲の歯に悪影響を与えるため抜歯が勧められます。
抜歯は痛いですか?
麻酔を使用するため、処置中の痛みはほとんどありません。
術後に痛みや腫れが出ることもありますが、鎮痛剤で対処でき、多くの方が我慢できる程度の症状です。
抜歯後に腫れますか?
上あごよりも下あごの抜歯で腫れるリスクがあります。
特に周りの骨を削ったりする場合に腫れやすいです。しっかりと抗生物質を飲みましょう。
顎関節症は治りますか?
多くのケースで症状の改善が可能です。
外科手術が検討される場合は重症であり、一般的にはマウスピースや生活習慣の見直しなど非外科的治療が中心となります。
口の中にできたしこりは放置して大丈夫?
長期間残る場合は診察が必要です。
良性のものもありますが、まれに悪性腫瘍の可能性もあるため、早めに口腔外科で検査を受けることが安心です。
口腔がんの初期症状は?
口内のしこり、出血、治らない傷などが挙げられます。
痛みがないことも多く、気づきにくいため、違和感が続くようなら早期に受診することが重要です。
顎がカクカク鳴るのは異常ですか?
顎関節症の可能性があります。
痛みを伴う、口が開かないなどの症状がある場合は、悪化する前に診察を受けてください。
親知らずを抜くのに入院は必要ですか?
多くの場合、日帰りで対応できます。
埋まっている歯や複雑なケースでは、短期入院が必要な場合もありますが、ほとんどは外来で可能です。
抜歯後、どのくらいで食事できますか?
2~3時間ほど麻酔でしびれていますが注意していただければお食事可能です。
頬っぺたや唇を誤って咬んでしまうことがございます。
出血が止まらない場合はどうすれば?
ガーゼを固く丸めて咬むことでしっかり圧迫し、様子を見てください。
抜歯当日は唾液にわずかに混ざる程度の出血であれば問題ございません。
口内炎と口腔がんの見分け方は?
2週間以上治らなければ検査が必要です。
通常の口内炎は1~2週間で自然治癒しますが、長引く場合や形が不自然な場合は注意が必要です。
顎が痛くて口が開かない時は?
無理に開けず、すぐに受診してください。
再発防止のために原因を究明する必要があります。
舌がしびれるのはなぜ?
舌痛症の可能性があります。
乾燥による細菌の繁殖や栄養不足などが原因で起こりますが、続くようであれば早めの受診をお勧めします。
口の中を切ったらどうすれば?
軽い出血なら清潔にして様子見でOKです。
出血が止まらない、傷が深い、痛みが強い場合は、感染のリスクがあるため診察を受けましょう。
顎の骨が折れたらどうなる?
すぐに救急受診が必要です。
外傷による骨折は、かみ合わせや見た目に影響を及ぼすことがあり、早期の治療が重要です。
舌を噛んで血が止まらない場合は?
清潔なガーゼで圧迫し、止まらなければ受診を。
口の中は血流が多いため出血しやすいですが、30分以上続く場合は縫合が必要なこともあります。
顎関節症で手術が必要になることは?
重度の場合に限り、外科的治療が行われます。
多くは保存的治療で改善しますが、痛みや機能障害が続く場合は手術が検討されます。
口腔外科で行う検査には何がありますか?
レントゲン、CT、触診などがあります。
必要に応じて生検(組織検査)を行い、正確な診断に基づいた治療計画を立てます。
子どもでも口腔外科にかかれますか?
はい、小児の口腔外科も対応可能です。
けがや異常な歯の生え方、先天的な問題など、年齢に応じた治療が可能です。