よくある質問
虫歯治療
虫歯は自然に治りますか?
一度できた虫歯は自然治癒しません。
初期の「脱灰」段階では再石灰化も可能ですが、穴が開いた虫歯は進行するのみで、治療しなければ悪化します。
虫歯の治療は痛いですか?
麻酔を使うので痛みはほとんど感じません。
現代の虫歯治療は麻酔技術が進んでおり、ほとんどの患者様が安心して治療を受けられます。
虫歯の初期症状は何ですか?
食べ物がはさまる、黒ずみが見えるなどです。
初期の虫歯は痛みがなく、気づきにくいため、定期検診での早期発見が重要です。
虫歯の原因は何ですか?
歯垢中の細菌が糖を分解して酸を出すことが原因です。
この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯が進行していきます。甘いものを控えることも予防につながります。
虫歯の進行段階は何段階ありますか?
C0~C4の5段階に分類されます。
C0は初期段階で削らずに経過観察、C4は神経や歯根にまで進んでおり抜歯の可能性もあります。
虫歯が神経まで進んだらどうなりますか?
根管治療(神経の治療)が必要になります。
神経が炎症を起こすと激しい痛みが出るため、神経を取り除いて洗浄・消毒を行う治療になります。
神経を取ると歯は弱くなりますか?
神経を取った歯はもろくなりやすいです。
神経のない歯は感覚がなく、血流もないため、折れたり割れたりしやすく、かぶせ物で補強します。
銀歯と白い詰め物、どちらがいいですか?
審美性と健康面では白い詰め物が優れています。
ただし白い詰め物やかぶせ物にも種類により性能の差が大きくございますのでご相談ください。
詰め物や被せ物はどのくらい持ちますか?
保険では約3~5年が目安で二次虫歯のリスクが高まります。
自由診療では適合精度やボンドの物性による影響で長くご使用いただけます。
治療済みの歯がまた虫歯になることはありますか?
あります。「二次虫歯」と呼ばれます。
詰め物の隙間から菌が侵入すると再発します。保険診療では3~5年でそのリスクが高まります。
虫歯の予防法はありますか?
正しい歯磨きと定期検診が基本です。
フッ素入りの歯磨き粉使用や、糖の摂取頻度を抑えるなどの生活習慣改善も虫歯予防に効果的です。
子どもに虫歯ができやすいのはなぜ?
歯質が弱く、甘いものを好むからです。
乳歯は大人の歯よりも柔らかく、歯が溶けやすいので、親の仕上げ磨きとフッ素の使用、糖の摂取コントロールすることが重要です。
妊娠中でも虫歯治療はできますか?
安定期であれば基本的に可能です。
妊娠初期・後期を避け、安定期に治療を行います。痛みや炎症がある場合は早めの受診が望ましいです。
虫歯治療に何回くらい通いますか?
虫歯の大きさによって1~数回で完了します。
軽度であれば1回、神経治療やかぶせ物が必要な場合は数回かかることがあります。
治療後すぐに食事できますか?
麻酔が効いていて食べにくいのでお気を付けください。
1~2時間程度は感覚が鈍くなっており、頬や舌を噛む危険があるためお気を付けください。
虫歯治療を放置するとどうなりますか?
最終的には抜歯が必要になることがあります。
虫歯が進行すると神経や歯根にまで達し、歯を保存できなくなり、歯を失う結果になります。
抜歯した後はどうなりますか?
入れ歯やインプラントなどで補う必要があります。
歯がないまま放置すると隣の歯が傾き、噛み合わせが悪くなるため、早めに対処が必要です。
治療中に痛みが出たらどうすれば?
我慢せず、すぐに歯科医院へ相談してください。
一時的な痛みの場合もありますが、感染や治療のトラブルもあるため、早めの対応が重要です。
虫歯か知覚過敏かの見分け方は?
持続的な痛みや黒ずみがあれば虫歯の可能性が高いです。
知覚過敏は一過性の痛みが特徴で、冷たいもので痛むがすぐに治まるのが一般的です。
自宅で虫歯チェックはできますか?
明確な判断は難しいため、定期検診が推奨されます。
見た目では判断しにくい虫歯も多く、レントゲンや検査を通じて正確に診断する必要があります。
2次虫歯の予防方法はありますか?
古い銀歯があればすぐに外してやり直すことがお勧めです。
リスクを軽減し歯を長持ちさせるためにセラミックの検討をお勧めします。